はじめに
株式会社NTTデータ デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部の@nttd-kashiwabarayです。2022年に引き続き、2023年のDeepRacer Championshipもファイナリストに選出いただき、大会に参加してきました。本日は先日に引き続き、2023年のDeepRacer ChampionshipのRound2以降についてお届けしたいと思います。
DeepRacer Championshipとは
DeepRacerおよびDeepRacer Championshipの概要に関しては先日の以下の記事をご参照ください。
DeepRacer Championship Round2
Round1で予選通過した各地域の30名(Round1については上記記事を参照ください)と、ワイルドカードレースで通過した2名の合計32名でRound2が行われました。Round2のルールは以下の通りとなりますが、Round2の一番難しい点は、3週連続のラップの最速アベレージタイムで競う点となります。他のレースにおいては1周のベストタイムで競うので、2分間の試行のうち一度でも好タイムを出せばよいので、レースでは周回毎に攻めていくことが可能となります。一方で本ルールの場合は連続3週のベストタイムとなるため、この3周をコースアウトせずに、その中でも攻めて好タイムを出す必要があります。
場所:Venetian Expo
日時:11月29日(火)14:30-17:00(現地時間)、11月30日(水)11:00-14:00(現地時間)
トラック:re:Invent2022 Championship Track, 時計回り
ランキング方法:1周のベストラップ
レーススタイル:連続3週のベストアベレージタイム
進出条件:トップ8名のレーサー
コースは昨年に引き続き、re:Invent2022 Championship Trackとなりますが、昨年は反時計回りだったのに対して、今年は時計回りとなります。AWS Summitで利用されたコースより複雑になっていることが特徴となります。
■re:Invent2022 Championship Track(2023年 DeepRacer Championshipのトラック)
■(2023年 AWS Summitのトラック)
Round2のレース模様と結果は以下の通りとなります。毎月のVirtualレースで常にトップを取ってきたross_compさんが貫録の1位となりました。全体的に安定感のある走りを見せたレーサーが勝ち残ったように思います。勝ち残ったレーサーは以下の画像のrosscomp1さん、DBroさん、FiatLuxさん、ILEEさんに加えて、JMPC-SmartAccelerators-HYDさん、nickylさん、jerecさん、LIZHIさんの8名となりました。
(参照元:https://www.twitch.tv/videos/1990540409)
DeepRacer Championship Round3
Round3から2回負けたら終わりのトーナメント形式へと変更となります。ルールは以下に記載の通りとなり、正確なルールは別ブログで記載しましたが、簡単に言うと2回ずつ試行し、1周のベストラップが速いレーサーが勝つというルールとなります。1回負けたら、LAST CHANCE BRACKETに回り、もう一度チャンスが与えられます。
場所:Venetian Expo
日時:11月30日(水)11:00-18:00(現地時間)、
トラック:re:Invent2022 Championship Track, 時計回り
ランキング方法:1周のベストラップ
レーススタイル:2分×2回の試行
進出条件:トップ3名のレーサー
最終的な結果は以下の通りとなります。中でも熱い戦いとなったのは、JPモルガン社同士の戦いとなったMatch7のrosscomp1さんとJMPC-SmartAccelerators-HYDさんで、お互い13秒台での0.039秒差の僅差の戦いでした。JMPC-SmartAccelerators-HYDさん、DBroさん、FiatLuxさんの3名がFinal Championship Raceに進みました。
DeepRacer Championship Final Championship Race
Final Championship Raceは1周の1回勝負となります。コースアウトせずにかついかに攻めてよいタイムが出せるかがポイントになり、メンタルの強さも求められます。LAST CHANCE BRACKETから勝ち上がったFiatLuxさんからのレースとなりましたが、1人目で13秒393という驚異的なタイムを記録し、後続で走るレーサーにプレッシャーをかけました。JMPC-SmartAccelerators-HYDさんとDBroさんは惜しくもコースアウトをしてしまい、FiatLuxさんの優勝となりました。
場所:Venetian Expo
日時:11月30日(水)-18:00(現地時間)
トラック:re:Invent2022 Championship Track, 時計回り
ランキング方法:1周のベストラップ
レーススタイル:シングルローリングラップ(試行回数1回(最大90秒))
DeepRacer5周年パーティー
DeepRacer大会後に5周年のパーティーが開催されたので、参加してきました。大盛り上がりで、いろいろなレーサーの方と会話をさせていただきつつ、写真を撮っていただきました。これも現地で参加する醍醐味の1つですね。
おわりに
3日間を通じて、DeepRacerの熱い戦いが開催されました。Virtualレース、実機レースともに全体的にハイレベルな戦いとなりました。レース期間中にはレーサーの皆様と交流させていただき、とても刺激を受けました。来年も参加できるように、これから頑張っていきたいと思います。
仲間募集
NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業本部 では、以下の職種を募集しています。
1. クラウド技術を活用したデータ分析プラットフォームの開発・構築(ITアーキテクト/クラウドエンジニア)
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2. データサイエンス領域(データサイエンティスト/データアナリスト)
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Trusted Data Foundationについて
~データ資産を分析活用するための環境をオールインワンで提供するソリューション~
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/tdf/
最新のクラウド技術を採用して弊社が独自に設計したリファレンスアーキテクチャ(Datalake+DWH+AI/BI)を顧客要件に合わせてカスタマイズして提供します。
可視化、機械学習、DeepLearningなどデータ資産を分析活用するための環境がオールインワンで用意されており、これまでとは別次元の量と質のデータを用いてアジリティ高くDX推進を実現できます。
TDF-AM(Trusted Data FoundationⓇ - Analytics Managed Service)について
~データ活用基盤の段階的な拡張支援(Quick Start) と保守運用のマネジメント(Analytics Managed)をご提供することでお客様のDXを成功に導く、データ活用プラットフォームサービス~
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tdf/tdf_am
TDFⓇ-AMは、データ活用をQuickに始めることができ、データ活用の成熟度に応じて段階的に環境を拡張します。プラットフォームの保守運用はNTTデータが一括で実施し、お客様は成果創出に専念することが可能です。また、日々最新のテクノロジーをキャッチアップし、常に活用しやすい環境を提供します。なお、ご要望に応じて上流のコンサルティングフェーズからAI/BIなどのデータ活用支援に至るまで、End to Endで課題解決に向けて伴走することも可能です。
NTTデータとTableauについて
ビジュアル分析プラットフォームのTableauと2014年にパートナー契約を締結し、自社の経営ダッシュボード基盤への採用や独自のコンピテンシーセンターの設置などの取り組みを進めてきました。さらに2019年度にはSalesforceとワンストップでのサービスを提供開始するなど、積極的にビジネスを展開しています。
これまでPartner of the Year, Japanを4年連続で受賞しており、2021年にはアジア太平洋地域で最もビジネスに貢献したパートナーとして表彰されました。
また、2020年度からは、Tableauを活用したデータ活用促進のコンサルティングや導入サービスの他、AI活用やデータマネジメント整備など、お客さまの企業全体のデータ活用民主化を成功させるためのノウハウ・方法論を体系化した「デジタルサクセス」プログラムを提供開始しています。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tableau
NTTデータとAlteryxについて
Alteryx導入の豊富な実績を持つNTTデータは、最高位にあたるAlteryx Premiumパートナーとしてお客さまをご支援します。
導入時のプロフェッショナル支援など独自メニューを整備し、特定の業種によらない多くのお客さまに、Alteryxを活用したサービスの強化・拡充を提供します。
NTTデータとDataRobotについて
NTTデータはDataRobot社と戦略的資本業務提携を行い、経験豊富なデータサイエンティストがAI・データ活用を起点にお客様のビジネスにおける価値創出をご支援します。
NTTデータとInformaticaについて
データ連携や処理方式を専門領域として10年以上取り組んできたプロ集団であるNTTデータは、データマネジメント領域でグローバルでの高い評価を得ているInformatica社とパートナーシップを結び、サービス強化を推進しています。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/informatica
NTTデータとSnowflakeについて
NTTデータではこれまでも、独自ノウハウに基づき、ビッグデータ・AIなど領域に係る市場競争力のあるさまざまなソリューションパートナーとともにエコシステムを形成し、お客さまのビジネス変革を導いてきました。
Snowflakeは、これら先端テクノロジーとのエコシステムの形成に強みがあり、NTTデータはこれらを組み合わせることでお客さまに最適なインテグレーションをご提供いたします。