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【AWS IoT Tips】 MQTT ExplorerとMQTTテストクライアントを使ったMQTT疎通確認手順

Last updated at Posted at 2025-06-29

はじめに

AWS IoT CoreのMQTTトピックの疎通確認方法を紹介する。OSSのGUIツール「MQTT Explorer」とAWS IoT Coreのテストクライアントを用いた送受信の確認手順を紹介する。

動作確認環境

  • Windows 11 x64
  • AWS
    • IoT Core
      • MQTTテストクライアント

方法

MQTT Explorer

インストール

MQTT Explorerを公式サイトのDownloadからインストール方法を選んでインストールする。Windowsでインストールする場合は、Windows欄にある「installer」をクリックしてインストーラをダウンロードしてインストーラの手順に従ってインストールする。MQTT Explorerは、Windows、Mac、Ubuntuに対応している。

image.png

接続設定

MQTT Exploreを起動すると以下のような画面が立ち上がる。最初にAWS IoT MQTTブローカーへ接続するための設定を登録する。

左上の「+ Connections」ボタンを押して接続先を登録する。

image.png

設定項目は以下の通りである。

設定項目 概要 設定値
Name 任意の名前 Test
Validate certificate 認証の有効化 ON
Encryption (tls) 暗号化の有効化(mqtts) ON
Protocol 通信プロトコル mqtt
Host MQTTのエンドポイント※ xxxxxxxxxxxxx-ats.iot.ap-northeast-1.amazonaws.com
Port ポート番号 (TLS有効化の場合:8883) 8883
  • ※MQTTのエンドポイントは、AWSコンソールにログインし
    「AWS IoT > 接続 > ドメイン設定」で確認できる。

    image.png

次に、画面中央下付近にある「ADVANCED」をクリックする。
以下のような画面になるので、「$SYS/#」トピックをゴミ箱ボタンを押して削除する。

「$SYS/#」トピックを削除しないと接続エラーとなるので必ず削除すること。

image.png

次に、画面右下付近にある「CERTIFICATES」をクリックする。
証明書を設定する画面となるので、AWS IoTで設定した証明書を設定する。

image.png

設定項目は以下のとおりである。

設定項目 概要
SERVER CERTIFICATE (CA) AWSのルート証明書(AmazonRootCA1.pem)※
CLIENT CERTIFICATE デバイス証明書(certificate.pem.crt)
CLIENT KEY デバイスの秘密鍵(private.pem.key)
  • ※AWSのルート証明書のダウンロード方法は、公式サイトを参照

「BACK」ボタンで最初の画面に戻り、「SAVE」ボタンをおして保存したら完了。

image.png

疎通確認

MQTT ExplorerとAWSコンソール上の「MQTTテストクライアント」を使って疎通確認を行う。
「MQTTテストクライアント」の詳細は以下の公式ドキュメントを参照。

MQTT Explorerを起動して、登録した接続先を選択した状態で「CONNECT」ボタンを押して接続する。

image.png

右上のアイコンが緑色になっていれば接続が成功している。

送信:MQTT Explorer ⇒ 受信:MQTTテストクライアント

MQTT Explorerから送信してMQTTテストクライアントで受信する疎通確認を行う。

MQTT ExplorerのPublish欄に、トピック名とペイロードを設定して、「PUBLISH」ボタンを押すと送信(Publish)が可能である。

image.png

「PUBLISH」ボタンを押すと、左側の欄に送信メッセージが表示される。

image.png

MQTT Explorerで送信したトピックをMQTTテストクライアントで受信するための設定を行う。
AWSコンソールにログインして、AWS IoT > MQTTテストクライアント に移動する。

受信確認するには、「トピックをサブスクライブする」タブを開いて、トピックフィルターにトピック名を入力する。
右下のトピック受信欄にメッセージが表示されれば受信成功。

image.png

送信:MQTTテストクライアント ⇒ 受信:MQTT Explorer

次に、MQTTテストクライアントから送信してMQTT Explorerで受信する疎通確認を行う。
AWSコンソールにログインして、AWS IoT > MQTTテストクライアント に移動する。

「トピックに公開する」タブを開いて、トピック名とメッセージペイロードを入力して、「発行」ボタンを押すとトピックを送信できる。右下の欄に、送信メッセージが表示される。

image.png

次に、MQTT Explorerで上記のトピックの受信確認を行う。
受信(Subscribe)されたメッセージは、左半分の欄に表示される。

image.png

まとめ

AWS IoT CoreのMQTTトピックの疎通確認方法を紹介した。OSSのGUIツール「MQTT Explorer」とAWS IoT Coreのテストクライアントを用いた送受信の確認手順を紹介した。MQTTトピックのデバッグに有用なので活用してみてほしい。

参考

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