はじめに
AsciiDocで、PlantUMLとMermaidのUMLファイル参照する方法を紹介する。個別にUMLファイルを管理することで、ファイルの重複管理を避けることができる。また、単独のUMLファイルとUMLを参照したAsciiDocの両方でUML表示ができるような構成とする。
動作確認完了
- GitLab.com
- Visual Studio Code(以下、VSCode)
方法
ポイント
- 参照されるUMLファイルは、単体でGitLabやVSCodeでUML表示を可能とするためMarkdownにする
- 上記UMLファイルを参照するAsciiDocでは、マークダウン書式を除外するために行数を指定してincludeする
詳細は以下を参照。
PlantUML
例: PlantUMLファイルの相対パス(./resources/plantuml_test_class_diagram.md)の場合
[plantuml, align="center"]
----
include::./resources/plantuml_test_class_diagram.md[lines=2..3]
----
[lines=a..b]
で、a行目からb行目までを読み込む。マークダウンのヘッダー(```plantuml)とフッター(```)を除くUML本体の行数を指定する。
注意点
- -1で最終行を指定できるが、最終行から2行目などは指定できないため(-2としても最終行となる)、inlucdeするUMLファイルを確認して行数を直接指定する必要がある
Mermaid
例: Mermaid UMLファイルの相対パス(./resources/mermaid_test_class_diagram.md)の場合
[mermaid, align="center"]
----
include::./resources/mermaid_test_class_diagram.md[lines=2..3]
----
行数の指定方法などは、PlantUMLの場合と同様。
まとめ
AsciiDocでPlantUMLやMermaidのUMLファイルを参照(include)する方法を紹介した。単独のUMLファイルでもGitLabやVSCodeでUML表示が働くようにMarkdownファイルとし、参照するAsciiDocでincludeする行数を指定することで、AsciiDocでの表示も可能とすることができた。
参考