はじめに
WindowsのPowerShellで、Gitコマンドの補完を有効にする方法を紹介する。Visual Studio CodeのターミナルでもGit補完が有効となる。
動作確認環境
- Windows 10 64bit
- PowerShell
方法
Git自体は既に導入されているものとする。Gitは、インストーラから簡単に導入可能。
Git補完するために、posh-gitというツールを利用する。posh-gitは、PowerShellでGit補完を有効にするためのツールである。
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管理者権限でPowerShellを開く
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下記コマンドでposh-gitをインストールする
現在のユーザのみインストールする場合Install-Module posh-git -Scope CurrentUser -Force
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PowerShellのプロファイルに以下をposh-gitを有効にする設定を追加する
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プロファイルの場所を確認する
$PROFILE
以下のようなパスが取得できることを確認する。
C:\Users\{username}\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1
もしプロファイルが存在しないエラーとなる場合は、下記をコピーして現在ユーザのプロファイルを作成する。
if (!(Test-Path -Path $PROFILE)) { New-Item -ItemType File -Path $PROFILE -Force }
PowerShellのプロファイルの詳細は以下を参照。
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メモ帳などで上記プロファイル(Microsoft.PowerShell_profile.ps1)を開いて、下記設定を追記する
Import-Module posh-git
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PowerShellを再起動して、Gitコマンド補完が有効になっていれば成功
まとめ
WindowsでGitコマンド補完を有効にする方法を紹介した。Visual Studio Codeのターミナルでも有効になるため、Windows上でのプログラミング開発の効率化に役立つ。
参考