SREディレクター の @ntakaaki です。フォトクリエイトではAWS・社内両方のインフラを担当してるチームのリーダーをしています。
この記事は Photocreate Advent Calendar 2018 の 15日目 の記事です。
はじめに
11月26日から開催されていたAWSのre:Invent2018に参加してました。
現地でないとできないことをと事前説明会でも煽られたこともあり、ワークショップをいくつか受けてみたので、その感想を書いてみたいと思います。
re:Invent でのワークショップとは
- 用意された課題(モノリシックなアプリのコンテナ化など)を実際に手を動かしながらこなしていきます。
- 大まかな内容はアプリやサイトのカタログからみて選びます。
- ワークショップ自体は2から3時間くらいで枠を取られてます。 流れとしては
- 最初の20分位でこれからやることの説明と作業を進めるためのドキュメントのURLを教えてもらう
- そのドキュメントに書かれてる内容に沿って各自のPCで作業を進めていく。
- 作業に詰まった場合や質問がある時は周りにいるAWSのエンジニアに質問するか、一緒のテーブルの人同士で助け合うなど。
- 英語で質問したら日本語で返されてしまうなんて事もありましたorz
- AWSアカウントは自分のものを使うことを前提にしてます。
- re:inventの期間中に使える$20のクーポンをもらえるので、実費が発生することはほぼ無いはず。
- 各自のPCの差異による問題を避けるためか、作業環境としてCloud9を指定されることが多い。
- 普段触ることがないのでなんだか新鮮でした。
- ワークショップは各テーブル席に6人位で作業していく感じです。
参加したワークショップ
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Mythical Mysfits: Monolith to Microservice with Docker and AWS Fargate
- 全部で3回のワークショップ。
- Pythonで書かれたモノリスなWebアプリをFargateベースのマイクロサービスに置き換えていく。(アプリ自体のコードにはほとんど手を入れない)
- 作ったDockerにInspectorをかけて脆弱性診断をする
- ECS上に展開しX-RAYなどを利用する
- 自分はコンテナの経験がそれほどないので参考になる部分が多かったです
- 他の回の予約が取れなかったため1回目しか参加できてませんが、全部通しでやってみたいと思います。
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UnicornTrivia - Building a Live Trivia Mobile App Using AWS AppSync, AWS Amplify, and AWS Media Services
- 簡単なゲームアプリケーションにライブストリームを組み込んだサービスをサーバーレスで構築する
- 最近アプリケーション開発から離れているので、どんなものだろうと興味のあったAppSync、Amplifyを触ってみました。
- Amplify部分がブラックボックス過ぎて作業はこなしたものの、何が起きたのか理解できず。
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AWS DevOps Essentials: An Introductory Workshop on CI/CD Best Practices
- CI/CDのベストプラクティスとのことでしたが、まっとうなCodeシリーズの使い方をなぞっていく感じで、難易度的にはちょっと物足りなかったです。
- スライド
- DAT311-R - [REPEAT] Building Serverless Applications with Amazon DynamoDB & AWS Lambda - Workshop
- https://www.qwiklabs.com/ のAWS Advanced Serverless Design Workshop
- StaticHostingから始めたサービスをServerlessアプリケーションに改修していき、GlueやAthenaを使って分析環境も立ち上げるというものでした。
- DynamoDBのTriggerやGlueはあまり触ってなかったのでいい機会でした。
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AIM206-R1 - [NEW LAUNCH!] [REPEAT 1] AWS DeepRacer Workshops –a new, fun way to learn reinforcement learning
- DeepRacerのワークショップ
- ハード目当てに参加してしまいました。
- スピード上げたらReward多めなどやってみたものの、そんな程度ではシミュレーター上ですらコースを完走できず。
- Keynoteで表彰されてた人たちすごっ!
ワークショップに参加してみて
- リリースされたばかりのサービスが絡むワークショップはどれも人気ですぐ埋まってしまいます。
- DeepRacerのワークショップは最初予約取れなかったんですが、何度もチェックしてたらたまたま取れてしまいました。
- 実際に使うことを意識した構成になっているので、他のサービスの利用など参考になる部分は多いと思います。
- ワークショップの資料はほぼこちらに置いてあるようです。
- 参加してなくても気になるサービスや技術を使ってるものはやってみると良いと思います。
Hands-on Lab
隙間の時間があったのでHands-on Labも覗いてみました。
Hands-on Labもワークショップと同様に課題をひたすらこなしていくスタイルです。
ただ、こちらで出てくる課題はqwikilabsのコースになります。
qwikilabsは個人で契約すると月額55ドルらしいので、そのコースが無料でできるというのは
得といえば得なのかもしれません。
Hands-on Labですが以下のような雰囲気です。
- Hands-on Labの会場に専用のPCが置いてあるのでPCに空きでるまで並んで待ちます。
- PCに空きが出たらqwikilabsのクーポンチケットを渡されて席に案内されます。
- PCにはディスプレイが2台つないであって、一つは縦長のディスプレイです。
- qwikilabsから好きなコースを一つ選んでクーポンを適用してスタートします。
- 一つのコースが終わったら部屋から退出します。
- もらったクーポンだと一つのコースしかできないようになってるようで、出ざる負えない。
- 短いやつだと15分とかで終わるが、長いのだと4,5時間かかる模様。
- 入り口におやつや飲み物が用意されてる。
- わからなかったらAWSのエンジニアに質問できたりする。
まとめ
ワークショップは様々なテーマが用意されていて、時間をとって取り組めるのでセッションを見て回るよりは自分の性にはあっていました。
自分の仕事に直接関連のあるところを回るもよし、知見の無いところに敢えてチャレンジして見てもよしだと思います。
より実践的な場だとGameDayやSecurityJam、BuildersSessionなどになるのでしょうが、英語のコミュ力を要しそうなものは見送ってしまいました。
次回があれば是非トライしたいと思います。
ここで得たインプットを今後の仕事に活かしていきたいと思います。
フォトクリエイトではAWSなど、世の中で進化しているサービスを取り込みながら、ともにプロダクト・エンジニアとして進化していきたい方からの ご応募をお待ちしております。