Application Insights や Log Analytics ワークスペースで Kusto クエリ (KQL) 経由で、全テーブル一覧と各データ数を出力する方法を紹介します。

Application Insights の Logs

Application Insights の [Logs] ブレードの KQL 実行にて、以下の Kusto クエリを用いて、指定期間内のデータ数が 1 つ以上存在する各テーブル名一覧と、その各データ数を出力できます。棒グラフを直表示するための render 部分は任意です。render なしでも Chart タブでも見れます。

union withsource=TName *
| summarize RecordCount = count() by TName
| order by TName asc
| render barchart

なお、例えば Log Analytics ワークスペース依存でない一部の Application Insights は、Application Insights の [使用量と推定コスト] のブレードでも各データ量は確認できます。

Log Analytics ワークスペースの Logs

Log Analytics の [Logs] ブレードの KQL 実行にて、上記の Application と同様の方法で指定期間内のデータ数が 1 つ以上存在する各テーブル名一覧とそのデータ数を出力できます。

union withsource=TName *
| summarize RecordCount = count() by TName
| order by TName asc
| render barchart

Log Analytics ワークスペースの [Insights] ブレードでも同じような情報が確認ができます。また、テーブル名の一覧は [Tables] ブレードでも見れます。

補足 : Log Analytics ワークスペースの Usage テーブル

加えて、Log Analytics ワークスペースの Usage テーブルでは指定期間内に送信されたデータインジェスト量などをクエリで確認できます。以下の公式ドキュメントが参考になります。IsBillable カラムでインジェスト料金が発生する課金対象のデータインジェストかを判別することもできます。

KQL 例)

Usage
| where IsBillable == true
| summarize sum(Quantity) by DataType