vscode+TypeScript F5キー押して実行する際、自動的にトランスパイルを行う
前提
vscodeでF5キー押してTypeScriptデバッグ実行 できる状態であること
- tscでtsファイルをトランスパイルして、jsファイルを出力できること
- トランスパイル時、js.mapを出力してtsファイルのデバッグ実行ができること
すること
vscodeでF5キーを押して(デバッグ)実行を行う際に、自動的にトランスパイルを行いたい
=「コマンドラインでトランスパイルした後にデバッグ実行を行う」のは面倒なので、なんとかしたい
しないこと
- tsconfig.jsonカスタマイズ
- packages.jsonカスタマイズ
1. 手順
1-1. tasks.json作成
コマンドパレット (shift+ctrl+p) を開き、「タスクの構成」を選ぶ
プロジェクトのフォルダ以下に、.vscode/tasks.json が作成されたことを確認
1-2. tasks.json編集
- commandにtscのパスを指定
- lavelに分かり易い名前 (ここではtypescript_build) に変更
tasks.json
{
// See https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=733558
// for the documentation about the tasks.json format
"version": "2.0.0",
"tasks": [
{
"label": "typescript_build",
"type": "shell",
"command": "node_modules/.bin/tsc"
}
]
}
1-3. launch.json作成
実行とデバッグを開き、「launch.jsonファイルを作成します。」を押す
.vscode/launch.jsonファイルが作成されたことを確認
1-4. launch.json変更
launch.jsonにpreLaunchTaskを追加。値には、tasks.jsonでlavelに記載したものを記載。
launch.json
{
// IntelliSense を使用して利用可能な属性を学べます。
// 既存の属性の説明をホバーして表示します。
// 詳細情報は次を確認してください: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=830387
"version": "0.2.0",
"configurations": [
{
"type": "pwa-node",
"request": "launch",
"name": "Launch Program",
"skipFiles": ["<node_internals>/**"],
"program": "${file}",
"outFiles": ["${workspaceFolder}/**/*.js"], //末尾にカンマ追加
"preLaunchTask": "typescript_build" //追加
}
]
}
1-5. デバッグ実行
tsファイルを開いてブレイクポイントを設定後、F5キーを押してデバッグ実行開始
js、js.mapファイルが作成された後、デバッグ実行が開始されることを確認