Shopify オブジェクトを使用して顧客情報やカート内の商品情報を取得してみました。Shopifyで予め用意されているオブジェクトをLiquidに記載することでこれらの情報を取得、表示できます。一部ではありますが実際に使ってみたオブジェクトをまとめます。
Liquidの構文について
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{{ }}
{{ }}の中に、Shopifyであらかじめ定義されている「オブジェクト」、「オブジェクトのプロパティ」、「文字列」のいずれかを記述することでサイト上に出力される。Shopifyの公式ドキュメントではObjectsと呼ばれている -
{% %}
{% %}の中には、if文やfor文、変数の定義などのロジックを記述できる -
フィルター
オブジェクトの出力結果を変更する機能
{{ <objects> | <フィルター名> }}
オブジェクトについて
Liquidにオブジェクトを埋め込むことで顧客情報やカート情報を取得できる
顧客
customer object
https://shopify.dev/api/liquid/objects/customer
ログインしているユーザーの情報が取得できます。
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顧客ID
{{customer.id}}
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名前
{{customer.first_name}}
,{{customer.last_name}}
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メールアドレス
{{customer.email}}
カート
cart object
https://shopify.dev/api/liquid/objects/cart
- カート内に存在するすべてのアイテム
cart.items
cart.items で返された値を出力するには以下のようにfor文を使う
{% for item in cart.items %}
//処理
{% endfor %}
- カート内の商品
上記で取り出したカート内のitem に対して、以下に記載するproductオブジェクトを使用すると商品についての情報を取得できる
商品
product object
https://shopify.dev/api/liquid/objects/product
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カート内の商品ID
{{item.product.id}}
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カート内の商品タイトル
{{item.product.title}}
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商品金額
{{item.original_price | money }}
money
フィルターを付けないと桁数が正しくならない
その他合計金額なども取得可能