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Windows 11の付箋アプリのデータ保存場所とバックアップ方法

Last updated at Posted at 2023-01-19

 Officeを使うことになった社員にMicrosoft Apps for Businessライセンスを付与したアカウントでPCにサインインさせたところ、アプリ内でサインインしていなかった(というか未だにサインインできない)はずのMicrosoft謹製付箋アプリのメモ内容が消滅してしまいました。
 幸い、失って困る重要な情報はなかったので損害は出ず。まあ現実でも大事な情報を付箋に書いて貼ったまま利用するというのは常識的にどうかと思うのですが。
 でも常識という言葉があるのは非常識なことが現実にあるからです。実際、画面中が付箋で覆いつくされるほどのヘビースティッカーな従業員はいるわけです。もう付箋の意味ないだろうそれ.......
その方のパソコン入れ替え時などにひとつひとつ付箋の内容を.txtやらに移すのはその方自身が作業するとしても時間がかかり面倒です。
そこで、付箋の内容を付箋の形を維持したままバックアップや移動はできないかと大Go〇gle先生の力を借りることに。

 大体のサイトでは、
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Packages\Microsoft.MicrosoftStickyNotes_8wekyb3d8bbwe/LocalState

の中にある
・plum.sqlite
・plum.sqlite-shm
・plum.sqlite-wal

 この3つのファイルをバックアップし、復元するにはこの3つを上書きして再起動すればよいとしているところが多くありました。
この情報をもとに、適当に付箋を作って該当ファイルをデスクトップにコピー→アプリリセット後にコピーしたファイルを元のディレクトリに上書きペーストしてみるものの、

あれ?

全く

メモが

復活しない????

 日本語サイトのみならず英語圏のサイトやMicrosoft公式フォーラムでも同様の内容が書かれていますが、何回トライしてもそこに現れるのは初回起動時に作られる0文字のメモのみ。
君たち本当に付箋アプリ使ったことあるのかい?

 ウェブの海には情報の屍しかないと見切りをつけ、なんとかバックアップできないかと試行錯誤したところなんとできてしまいました。

先ほど記した階層の1つ上である
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Packages\Microsoft.MicrosoftStickyNotes_8wekyb3d8bbwe

この階層にある
・AC
・LocalState

 この2つのフォルダをバックアップし、アプリリセット→初回起動後に元の保存場所に上書きペーストして再起動。
そして再ログイン後に付箋アプリを起動してみると、なんと神頼みを書き連ねたメモたちがカムバックしているではありませんか。

 画面上の付箋の位置や大きさなどは初期化され中央に重ねて表示されてはしまいますが、それでもメモの形態を保ったままバックアップ/復元をすることに成功しました。
 
 ちなみにWindows10の途中のアップデートから付箋アプリの保存場所が変わっているそうなので、W10ユーザーの方はこの通りにいけるかは知りません。自分の環境以外のWindows11ですらうまくいく保証はできませんけど。

 正直付箋アプリ自体の需要が不明なのでこの記事がどれほど役立つかはわかりませんが、誰かの役にたてたら幸いです。
稚拙な文章で読みづらかったかと思いますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 これからは、そもそも付箋のバックアップをしなくてもいいようにヘビースティッカー達は矯正させていきたいと思います......

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