この記事は、Nextremerアドベントカレンダー20日目の記事です。
はじめに
この記事では、kubectl でよく使う便利なコマンドライン引数について紹介します。
ログレベルの変更
kubectl に -v
オプションを渡すことで、ログレベルを変更できる。
$ kubectl get po -v=9
レベルは 0 ~ 10 まで指定できる。0 ~ 4 はデバッグレベル、5 ~ 10 はトレースレベルのログを表示できる。
-v=9
はよく使う。
バージョンの表示をわかりやすくする
Kubernetes の API Server と Client のバージョンを確認するときに便利なオプション。
--short
引数をつけることで、バージョンだけの表示ができる。
$ kubectl version --short
Client Version: v1.13.1
Server Version: v1.13.1
変更を watch する
-w
引数をつけることで、変更を監視してくれる。 Get Pod や Event などで使えるオプション。
$ kubectl get po -w
NAME READY STATUS RESTARTS AGE
getting-started-6b5fb85c86-mrm5f 1/1 Running 0 63m
getting-started-6b5fb85c86-qtm5r 0/1 Pending 0 1s
getting-started-6b5fb85c86-qtm5r 0/1 Pending 0 1s
getting-started-6b5fb85c86-qtm5r 0/1 ContainerCreating 0 1s
getting-started-6b5fb85c86-qtm5r 1/1 Running 0 6s
表示が崩れるのがいまひとつですが、外部のツールなしでサクッと変更を監視したいときに便利。
ログを特定の時間から取得する
--since-time
引数をつけて logs
を実行すると、特定の時間からログを取得できる。
$ kubectl logs --since-time='2018-12-18T09:00:00.000000000Z' hello-node-64c578bdf8-5vlmn
対応している日時の指定は RFC3339 フォーマットのみ。
おわりに
リファレンスとか、help を読みましょうぜってことですが、ついつい忘れがちで読み飛ばすことが多いので、メモとして。
参考