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イェヘーイ!ハッピーホリデー!フゥーア↑↑(爆アゲ)

あ、ホリデーじゃないんですか。稼働日ですか。これは失敬。

じゃあ…メリークリスマス!

あ、クリスマスでもない。はい。イブですね。
…いや、「I wish you a merry Christmas」の略記だから別にイブに言っても

🎅

この記事は「NEXTSCAPE Advent Calendar 2020」の24日目です。
ガッツリとしたVue.jsの話をしてやろうかとも思ったのですが、気づいたら文章量が大変なことになりました。アドベントカレンダーには重すぎるので別のことを書きます。

・いつもの

発言は個人の見解であって、所属組織を代表するものではありません。

・はじめに

タイトルに有るように、個別チャット、ひいてはコミュニケーションのはなしをします。

プログラミング/設計/デザインがセンスでは無く技術であるように、対人能力(コミュニケーション)もまたセンスではありません。技術です。
全ては因果応報であり、善因は楽果を、悪因は苦果を生じます。

開発業務になぞらえると、およそ技術力のない人間がデータベースの設計をしたとして、その混迷した、新宿駅ばりの設計はいずれデザインやプログラミングにも悪い影響を及ぼしたでしょう。(新宿駅の名誉の為に言っておくと、あっちは最近リファクタリングされつつあります。)

コーディングめっちゃ大変ですけども、彼の人は技術力を持ち合わせていないワケでありますから、そもそものデータ設計がおかしいってことに気づくなんて出来やしません。「なぜプログラミングやデザインがこうも苦しいのか」「なぜプロジェクトが発火するのか」「なにゆえ保守にこんな工数かかってんの」と、この瞬間にもクリスマスケーキの前で首を捻っているはずです。かわいそうに。

そういう悲しい状況と同じように、コミュニケーションが根本的に間違っている人にはマイナスイベントが発生します。
そして「なんで嫌な気持ちが発生するのだろう。ぴえん🥺。ぴえん通り越してぱおん🐘。ぱおん通り越して死にたい😦。」と悩んでいるわけです。

悪因は様々です。正しいと思っているルールが大した効果を発揮していなかったり、逆に負のループを発生させているかもしれない。変人がやっていることこそ現実解なのかもしれない。わからない。なにもわからない。

取り敢えず、この記事では個別チャット、通称「個チャ」についてその周辺を掘り下げてみます。

・こちゃのある生活

プロジェクトや会社における政治判断をするとき、その会話をオープンなチャットでやるべきでしょうか?
やるべきです。正しいことをしている以上、何も隠す必要はありません。
…嘘です。隠す必要もたまにはあります。

ただ、その「隠す必要」ってなんなんでしょうかね?

機密

犯人はヤスであるだとか、そういう機密情報は隠してください。

ただ、おおっぴらに秘密の会話をしても良いかもしれません。
人間は、情報が少なければ少ないほど不安を覚えます。どんなホラー映画でも、一番恐ろしいのはチャッキーが見えていないシーンです。

見えない状態を回避するため、「秘密の会話」「機密情報用」「機密の刃(激うまギャグ)」という名前でチャットルームを作ってみてもいいかもしれません。
「なんか秘密のチャットルームがあるっぽい」「悪口を言われているのでは」「クビにされるのでは」という無用な疑心を産まずに済みます。

ひとを欺いて自分を守るための秘密

例えば、不倫を働いている人がいたとして、愛人との会話はオープンにはできません。普通は。
それは自分の気持ちを守るためです。家族のためであるとか言い訳を披露することもできますが、どう取り繕おうとつまりは自分のためです。

これは理解し易い例ですが、気づきづらいサイズで私達は同じことをしてしまってはいないでしょうか。

私達の日々の判断には、常に自分を守ろうとする感情バイアスがかかっています。そのバイアスに気づかぬまま判断を重ねれば、意義(本当にやりたかったこと)が捻じ曲がります。出鱈目をしでかすことになります。
出鱈目を生育させるのに適した環境とは密室であり、まさに個別チャットです。

転じて、「何ひとつ隠さない縛り」で人生を運用すると人を傷つけずに済んだりします。あーよかった。

恋バナ

恋バナは秘密にしたほうが盛り上がるので個チャでしましょう。

信念の一致しない人がオープンチャットにいる

正しいことをしようとしても、全体利益のために頑張っても、受け入れてもらえない日だってあります。
それは別になんの問題も無いしリトライすればいいだけなのですが、信念の一致しない人が同じ環境に存在していた場合は話が違ってきます。

例えば自分の案件に聖人がアサインされいて、彼/彼女の言動に揺るぎない善なる動機と深い思慮があったとします。しかし、言動が如何に切実であったとしても、魑魅魍魎の金や昇進に悪影響があれば足を引っ張ってくることでしょう。信念が壊れている人は、金とか地位とか即物的なアレコレの為に働きます。彼らの見ている景色が一致する日は簡単には来ません。

この世界では時に、人を助けようと頑張っても邪魔されることがあるのです。邪魔だけされるんです。
そういう環境にいるのであれば、オープンチャットで大義について話すべきではありません。
別の手が必要です。でも別の手については別の話なので別にここでは話しません別に。

【補足】正論

大義と正論は違います。オープンチャットで正論だけ言えば戦争になりがちですし、思ったほど伝わらないものです。
正論だけ言う時は、何が起きうるのかを自覚し、覚悟でもってぶつけなければなりません。

【補足】お金のため

お金のために働いても良いのですけども、まず悲しいことが起こります。
その悲しいことを「しょうがない」で許容せねばならない世界になるんです。

  • ラーメンを注文したらスープがヌルい。
  • 企業と政治家が汚職をしたり、不適切な天下りを強行したりする。税金が無駄遣いされる。
  • 地震が起きたらテキトウに作った建物が壊れて人が死ぬ。
  • 人が過剰に労働して鬱になる。
  • 企業がリコールを隠して人が死ぬ。
  • 欲しい物が転売ヤーに買い占められちゃって手に入らない。

こういう事象を容易に引き起こします。だって、お金を稼げれば良いわけですから。
さっき言及したように出鱈目が発生し、時に人が死にます。

逆に言えば、私達の安全で悪くない生活は、誰かが真摯に仕事をしてくれているから成り立っているんです。
危険で悲しい生活をしているひとがいたんだとしたら、私達の働きっぷりによって救うことが出来るはずです原理的に。

「仕事をする人」がお金や地位に引きずり回されている限り世界は良くなりません。
お金には量の限度があるので、奪い合いです。そういう遊戯に興じている間に誰かの大切な人が傷つきます。

うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる

相田みつを

臆病虫

批判を恐れるが故に、言いたいこと言えない日もあります。
ただ、その言えないことを個チャでやりとりするのは負け犬です。びしょ濡れの負け犬です。
チャレンジが無い限り下降の一途を辿ってしまいます。

言葉の通じないひとがオープンチャットにいる

本当に言葉が通じない人というのが稀にいます。そんなときに言葉を使うべきであろうか(いや、使うべきではない)。
どう曲解されるかなんて静的解析できないので、なんであれ文字を読ませるべきではありません。とはいえ、個別チャットを駆使して仲間はずれにするのも違います。妙な状態に陥ります。観念して会話しましょう。

そもそも、言葉が通じなかったとき、その理由は自分に求めるべきです。
読み取る努力をしないと読み取れないように、伝える努力をしないと伝わりません。
そして練りに練った言葉が10%も伝わらないのであれば…その時は逃げてください。

どうでもいい会話

どうでもいい会話は公開する必要の無いノイズです。ただ、個チャでやる必要もそんなにないかもしれません。
使っているチャットツールや社内の空気によって個チャでやるかどうかが変わってくるはずです。

また、オープンであるからと言ってずけずけとモノを言ってしまうと失敗するでしょう。
例えばTwitterで「FF外から邪魔すんでぇ👨‍💼」「邪魔すんねやったら帰って~👩‍🍳」「あいよ~😉」と言った風なやりとりがありますよね。
「FF外であるから」を理由として排外的な態度を取る人もいます。自分の身内と馴れ合いたいだけっていう人も居ますし、村社会を好む人もいます。(なぜTwitterを使っているのかは知らない。)
空気を知るためにROMることも必要です。

・意外と個チャはいらない

個チャに書く意味ないことが、とても多いんです。
議論を開き、弱点をさらけ出し、自分にとって不都合な事実でも公開してみればいいのでは。間違っているものを見たら「間違ってる」と言ってみてもいいのでは。

オープンチャットを使って嫌われることはしょうがないというか回避しようもないので、諦めるという手もあります。とにかく私心で人を操ろうとするのを辞め、コミュニティの幸福を考えて発信し続ければ、いつか助けてくれる人が現れるはずです。たぶん。おそらく。

自分のことだけ考えた末にコミュニティから叩かれている人もいます。そういう人も世間にはいましたが、それを自分に当てはめ、個チャで無難にヌクヌクやるのは話が違います。誰かを思いやった言動であれば、批判されてもわりかし無事です。オープンな議論に繰り出してほしい。

個チャとは、不透明性そのものです。
どんな小さなものでも嘘と秘密はいずれ連鎖し、その規模を増しながら捻じ曲がって滞留して黴になって組織を毒します。
自分のせいで誰かの気持ちが台無しになるその前に、「個チャ慣れ」から脱却するのが無難です。
影でされた議論と決定を粉々にし、表舞台に引っ張り出し、切実な気持ちで話し合えば良いんです。

当然ながら上手くいくとも限りません。失敗することはあります。
でも、正しいことを探して動き続けなければそれは、生きるだけの人生です。

・密室からの上意下達(トップダウン)

劇場版名探偵コナンみたいな見出しになっていますが、それはともかくトップダウンは嫌われがちですね。
とはいえ、トップダウンそのものが問題の本質ではないはずです。経営判断をするのは経営者です。

人間は心で動く生き物でありますからして、人の動機を駆り立て、行動させるのは納得感です。
それなのに、密室で議論した挙げ句「拒否権はありません🤗」と言って差し出しても、相手は「知るかよ」といった気持ちにしかならないでしょう。当然です。

どんなに人のことを想った采配であっても、どんなにフェアな判断であったとしても、気持ちが通じないのはそういう理由です。下から批判が噴出したときにやおら「これこれこういう経緯で…」と言ったところで、後出しジャンケンに過ぎません。後出しジャンケンを開始すると、相手も後出しジャンケンをし始めます。

情報を公開していなかった時点で負けていたんです。
理由の説明を怠ったり、自分は信頼されていると理由もなく勘違いしたら、それは禍根として残ってしまいます。

・個チャに誘いし者たち

最後に「人を個チャに閉じ込めてしまう」という特殊能力を持った人々について紹介します。
「こういうひとがいたよ」とか「俺はコイツらとは違う」という話ではなく、誰しもその要素を少しずつ持ち合わせています。

人の失敗を責めたいだけの人たち

失敗した人が苦しんでいる時、「どうすれば」を一緒に考えてくれない人です。
文句だけ言って気が済んだらどっかに行ってしまう人です。建設的なことを何ひとつ言えない人です。一切の失敗を許さない人です。

逆パターンとして「建設的な批判を一切聞き入れず、自分の保身だけ考え、言い訳をし続ける人たち」もいます。「すまんかった」と言いたがらない人です。批判を食らったときに自分の殻に閉じこもって愚痴を言い続け、似たパーソナリティを持った人々と徒党を組み、傷を舐め合います。
それはそれで「あ、言葉通じない人がいる。」という負の経験を人に与えてしまうのために、活発な議論を抑制します。

頑張って失敗して批判されたんなら謝ればいいし、次のアクションは 進む or その場にうずくまる 以外にありません。「俺は悪くない」「あいつが悪い」なんてゴネても心証悪くするだけです。

妬み人

「ねたみんちゅ」と読みます。「ひがみんちゅ」「そねみんちゅ」もいます。
妬み嫉みを理由に人の足を引っ張り、人の気持ちを傷つけようと試みます。トゥーシューズに画鋲を入れるがごとく、いらんトゲを言葉に混ぜつつ自分の心も傷つけます。

現状に留まり続けたい人たち

向上心に欠け、知らないことについてアレルギー反応を起こす人たちです。永遠に定常業務をし続けたい人たちです。
(それが悪いとも嫌いとも言っていません。オープンな気持ちに対する反勢力であるというだけです。)

ありとあらゆる刺激、つまり人が意見を言ってくることに拒否反応を示します。極めてナチュラルに、当然の権利のように人の意見を拒否します。とはいえ、仕事をしていれば否応なしに改善のフェーズが発生します。改善しなくてもいい仕事であればコンピューターやロボットに任せればいいんですから。

改善に怯え、自分の生活が侵されると誤解してしまう人も時にいます。オープンチャットに芽生える改善の芽を、育つ前に摘み取ります。

曲解師

人の文章から謎の行間を創り出し、自己が否定されていると勘違いする人です。
あるいは誰かが否定されていると勘違いし、正義感を燃やす人もいます。

・以上

そんな感じです。
予想以上の長文になってしまいました。果たして読みきった人はいたのだろうか。

言いたかったことは「個チャを増やせば増やすほどコミュニティの風通しは悪くなっていく」という一点だけでした。なのになぜこんな文章になってしまったんでしょうか。私にもわかりません。

とにかく、チャットですら運用について自覚的でなければなりません。
技術としてのコミュニケーションがあります。コミュニケーションは技術です。

  • 設計して運用。
  • 日次リリース。君子豹変す。
  • バグがあったら取り除かなければならない。
  • 計画、実行、振り返り。

うわぁ…これは技術ですね。(無理矢理)
技術ではないにせよ、プロジェクトですね。

設計が甘ければバグを生みますし、バグを放置していれば当然、バグはバグとして在り続けます。バグって言ってるのは「なぜか案件が苦しい」「なぜか人が助けてくれない」「モテない」「クリスマスぼっち」みたいな話です。不具合です。助けて。

というので、余計なお世話であること甚だしいという自覚はありますが、ときには自分に実装されているコミュニケーション・インターフェースを更改してみてはいかがでしょうか。

現場からは以上です!よいクリスマスを!🎅

・余談

CSVとJSONとYAMLが嫌い(…でも捨てられない。ホントは今すぐ抱きしめたい。)なので、テキストデータ・フォーマットを考えたりしています。
書くべきことを半分も書ききってないし清書もできてないし日本語訳も途中だしグダグダです。
https://github.com/senzry/sen
来年の自分が「なんとか書ききる!」と言っているのですが本当でしょうか。不思議と一切のやる気が湧きません。

読んで、どんな形でも意見してもらえればテンション上がります。

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