はじめに
- お前はだれ?
- ネットワーク専門→運用SE 3年→受託開発 1年生
- ユー子
- 何を書いたの?
- 今スグ始める! Node.jsで作るジョブ管理システム(Amazon Kindle版)
- めいあい×へるぷゆー?(紙のみ)
- ざっくりいうと、Node.jsでジョブ管理システムを作ったから皆も使ってみてね!的な本
- サークル参加は?
- 技術書典5が3回目(内2回はコミケ)。お手伝いもカウントするならば5回目
技術書典ってなんですか?
新しい技術に出会えるお祭りです。
技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。
技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。
引用:技術書典|技術書典
執筆環境
- 文章
- 一太郎2018(組版)
- VSCode(文字打ち)
- 図・イラスト・写真
- Photoshop Elements 8(お品書き等)
- 花子2018(表紙)
執筆の流れ
とにかく中身の文章を書きなぐる段階、つまり、アウトラインの段階はVSCode&Markdownでゴリゴリ書くことにしました。バージョン管理はGit。ホスティングはGitLabを採用しました。
初期の段階で、いつでもどこでも文字を書ける&校正できる状態にしています。
とにかくイメージを文字に起こすことに専念しました。
ある程度文章が固まった段階で、一太郎に流していきます。一太郎では段落・文字装飾や、目次・索引の生成、イラストの差し込みを行いました。
巷ではRE:View+CSS組版がトレンドですが、Kindle版も出したいと考えていたので、一太郎で調整を行いました。一発で出せるので楽なんです。
一太郎文書を電子書籍(Kindle/mobi)形式で保存したい
部数決め
入稿タイミング(10/1)で被チェック数は37でした。
今後増加して50前後出るだろうという予測を立てました。(結果的に正解でした)
「50冊売って、印刷費が回収できる冊数を刷る」という判断の元、以下の通りの印刷仕様にしました。印刷は今回もねこのしっぽさまです。
- タイトル
- 今スグ始める! Node.jsで作るジョブ管理システム
- 初版再版
- 初版
- サークル名
- きじのしっぽ
- ぱっく名
- ねこスパーク ハイブリッド
- 本のサイズ:B5
- 申込部数:150部
- 綴じ口:左綴じ
- 製本方法:無線綴じ
- ページ数:40ページ
- 表紙仕様
- エスプリ V エンボス [アラレ]
- オンデマンド フルカラー
- 本文仕様
- スパーク上質 90kg
- オフセット 1色 [スミ]
- 遊び紙:なし
- カラー口絵仕様
- なし
- 納品方法・分納なし
当日
初っ端から売り子が寝坊するというアクシデントはありましたが、終日とくに問題なく無事終了しました。
【悲報】売り子寝坊
— け〔技術書典5:け56@10/8池袋〕 (@nr_ck) 2018年10月8日
ブース設営
今回は底上げ棚(ダイソーでパーツを購入して自前で組み立て)を初めて採用しました。
ジョイントパーツでつなぐだけなので、工具不要で棚が作れます。結構いいです。
外見はこんな感じ。
け56 きじのしっぽ! 設営完了! #技術者典 pic.twitter.com/BbfrSsPNW3
— け〔技術書典5:け56@10/8池袋〕 (@nr_ck) 2018年10月8日
内側はこんな感じ。
今回のブース裏側。ちょっと便利にしてみたら快適すぎる #技術書典 pic.twitter.com/o8q6OlcwQe
— け〔技術書典5:け56@10/8池袋〕 (@nr_ck) 2018年10月8日
棚上に見本誌とレジ用iPadと扇風機(暑い会場では重要)、棚下に在庫と現金、その他雑多のものを置きました。
外側からは中に何があるのかわからないので、現金や缶ジュースなどを置くにはもってこいでした。
会場雰囲気
結構人が多いな~ って思いました。
コミケほどの混雑ではないですが、一部通り抜けが難しい箇所や、列形成されている箇所がありました。
入場列は昼過ぎには解消されていたので、会場の広さの恩恵を受けているようでした。
サークル参加目線でいくと、島サークルは中が狭かったので、外に出るのが大変でした。。。
まぁここは参加者には関係ありませんし、仕方無い部分かもしれませんね。
会計報告
先に結果だけ言うと、赤くはなりませんでした。よかった。。。
支出
項目 | 金額 |
---|---|
印刷費 | ¥38,100 |
サークル参加費 | ¥7,000 |
雑費 | ¥450 |
合計 | ¥45,550 |
収入
Node.js本(技術書典 初出)は45冊、めいあいへるぷゆー?(C94 初出)は17冊でました。
お手に取っていただいた方は誠に有難うございました。
項目 | 金額 |
---|---|
Node.jsで作るry | ¥45,000 |
めいあいへるぷゆー? | ¥8,500 |
合計 | ¥53,500 |
結果、収支¥7,950となりました。
実際のところ、試し刷りやら交通費やらを入れたら焼き肉一回分くらいしか残らなそうです。
統計
簡単にですが、今回の販売統計を以下に載せておきます。あくまで1サークルの実績ですので、参考程度にとどめていただければと思います。
売れ行き/購入時刻
13時ごろまではコンスタントに売れます。
それ以降は一旦波が引いて(多分お昼ご飯かな?)14時前後でまた売れます。
更にそれ以降は昼前に比べると鈍化し、ポツポツと出るレベルに収まりました。
閉会ギリギリにも売れたので、早々に撤収するのはあまりオススメはしません。
購入時間帯別
時間帯別でグラフにしてみました。13時までコンスタントに売れていますね。
既刊(オレンジ)が13時に突出しているのは、人の波が落ち着いたので、ゆっくり見て回る人が多くなったからだと推測しています。立ち読み→面白そう→買うって言う人が一番多かったかと思います。
以後、同様の流れが続きますが、入場者の数に比例して販売は伸びませんでした。
支払い方法
今回対応した支払い方法は技術書典かんたん後払いシステム、と現金です。
総購入者50名に対し、後払いが12件、現金が38件となりました。割合にして後払いが24%、**現金が76%**です。
購入者数/被チェック
総購入者50名、被チェック数91なので、約55%となりました。当然ながらチェックした人全員が買うわけではないので、このような割合になります。
この割合はコミケのサークルお気に入り数ともほぼ同値のため、わりと個人的には当てにしています。次回も被チェック数の5割程度を見込んで頑張りたいと思います。
まとめ
- 売れる見込み数*頒布価格=印刷代 でいけば爆死は免れる
- 完売は次への統計情報が得られないからやめよう(負け惜しみではない)
- 13時まではコンスタントに出る
- やっぱ売れるとうれしい
次回、技術書典6にも当選したらぜひ参加したいですね。
不束者ですが、よろしくおねがいします運営さん。