1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

RubyMineのヘビーユーザーだった私が、Cursorに乗り越えてよかったこと、慣れないこと

Posted at

RubyMineを9年使い続けてきた私が最近Cursorに乗り換えました。正直、RubyMineに慣れすぎていたのもあったので、切り替えを迷っていたのですが、周りのエンジニアの方が「Cursorめっちゃいいよ!」と激推しているので、乗り換えてみました。今回は、Cursorに乗り換えてよかったことと、まだ慣れないことを整理してみました。

Cursorに乗り換えてよかったこと

AIサポートの柔軟性と精度が高い

RubyMineのAI Assistantも便利でしたが、CursorのAIはより優秀でした。ターミナルのエラー出力などからエラーの特定、修正の提案までやってくれるのは非常に助かりました。
また、Claude 3.7がリリースされた直後に対応していた早さにも感動しました。コードを書く際はClaudeがめちゃくちゃいいですね。
あと、複数箇所の類似した修正を一括で提案してくれる機能はめちゃくちゃ助かってます。

VSCodeベースで拡張性が高い

CursorはVSCodeをフォークしているため、拡張機能の導入や設定が非常に簡単です。また、多くの開発者が使い慣れているVSCodeライクなUIのおかげで、直感的に操作できる点も魅力的でした。
RubyMineとショートカットキーを全く同じにすることは難しかったですが、VSCodeならではのショートカットなどもあるので、非常に便利でした。
あと、RubyMineは基本Rubyを書くことに特化していますが、VSCodeなら多言語いけるのも魅力的ですね。(RubyMineもプラグインを入れたらある程度は対応できます)

コード生成・リファクタリングが直感的

コードを選択してCmd+KでAI編集機能を呼び出すと、具体的な指示に基づいてコードを生成・修正できます。差分表示で変更点が明確にわかり、採用するか却下するかを簡単に選べるのも便利です。

まだ慣れないこと・難を感じていること

Docker環境での実装に少し難あり

Docker環境でRuby on Railsの開発を行う際、Cursorではまだ若干難しさを感じています。特にDockerコンテナ内のデバッグや環境依存の設定などは、RubyMineほどスムーズにはいかず工夫が必要です。
RubyMineだとDocker環境内でインストールしているRubyやGemfileを指定できますからね。。。そこは少し不便さを感じました。

コードジャンプ機能はRubyMineが優秀

Railsアプリケーション開発では頻繁に定義元へのジャンプや関連ファイルへの移動をしますが、この点ではRubyMineのほうがかなり優秀です。特に、RubyMineは追加したgemのソースにも飛んでくれるので、「このgemはどんな動作をしてるんだろう」と確認したくなったときにめちゃくちゃ助かってました。
CursorでもRubyLSPプラグインを導入することでコードジャンプができるようになりましたが、精度の部分や利便性ではまだRubyMineには及ばない印象です。

Git操作はRubyMineのほうが細かくできる

Git操作についても、CursorではGit Graphプラグインを使っていますが、ブランチ管理や細かな履歴操作などについてはRubyMineのほうが直感的で使いやすかったと感じています。

Cursorにまだ慣れないこと

  • Docker環境との連携や設定周りで手間取ることがある
  • コードジャンプや定義元への移動などナビゲーション機能はまだ改善余地あり
  • Git周りの細かな操作性には課題あり(特にブランチ切り替えや差分確認)

まとめ

長年愛用したRubyMineからCursorへ乗り換えたことで、AIによるコーディングサポートや拡張性など新しいメリットを享受できています。一方でDocker環境との連携やコードジャンプ・Git操作などではまだ課題も残っています。今後さらにCursor側の改善や自身の習熟度向上によって、このギャップも埋まっていくことを期待しています。同じような境遇の方々にも参考になれば嬉しいです。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?