Data Lakeの方が新しくて自由そう…なのに、なんで企業はわざわざData Warehouseを使うのでしょうか🤔🤔
実務で考える「LakeとDWHの違い」と、使い分けのポイントをやさしくまとめてみました。
Data LakeとData Warehouseの違いと、DWHを選ぶメリットとは?
✅ ざっくり特徴の比較
特徴 | Data Lake | Data Warehouse |
---|---|---|
データの種類 | 構造化/非構造化なんでもOK | 構造化データが中心(表形式) |
柔軟性 | 高い(加工前でも保存OK) | 低め(事前に設計が必要) |
処理コスト | 安い(容量あたり) | 高め(高性能なSQLエンジン) |
ユースケース | 分析前の「データの貯め場所」 | 集計やレポートなど「整った情報の配信元」 |
主な利用者 | データサイエンティスト/エンジニア | BIユーザー/ビジネス部門 |
☝️ Data Warehouseを使うメリット!
1. 「分析・可視化」に強い!
DWHは整った構造のデータに特化していて、Power BI や Tableau などのBIツールと相性バツグン。
「経営会議用のグラフ」「営業部向けレポート配信」などに最適。
2. パフォーマンスが安定する!
SQLでの検索やJOINが高速&安定。Data Lakeは処理が重くなることも…。
→ 決まった形式のレポートを高速で配信したいときに強い!
3. 権限管理・セキュリティ面がしっかり
「この列は役職者のみ」など、アクセス制御がしやすい。
→ 情シスや管理部門の“安心できる選択肢”。
4. ユーザーにやさしい
加工済データを使う前提なので、非エンジニアでも扱いやすい。
→ 「いいデータを、ラクに使ってもらいたい」ならDWH!
💡 実際の使い分け例
Data Lake → 加工 → Data Warehouse → Power BIで可視化
🧠 たとえで覚えるなら?
- Data Lake:押し入れ(とりあえず何でも入れる)
- Data Warehouse:整頓された本棚(すぐ使える形で並んでる)
まとめ
Data Lakeは柔軟で拡張性が高い反面、整備された状態ではない。
一方、Data Warehouseは“使う人”のために整えられた場所。
データを貯めたいのか、届けたいのか?
その目的で選び分けるのが大事!