- ターミナル
- コマンドライン
- シェル
- プロンプト
- コマンドプロンプト
- PowerShell
このそっくりさん達について、それぞれ内容を再確認していきます。
ターミナル
システムを操作できるグラフィックウィンドウと考えてください。
基本的には、デフォルトでシェルを実行するアプリケーションです。
ターミナルエミュレータの例として、Tarminator、Konsoleなどがあります。
シェル
ターミナルが実行するプログラムであり、コマンドを実行する場所です。
プロンプト
コマンドを入力する前に、多くの場合、何らかのテキストが表示されます。これがプロンプトです。これは、システムが入力の準備ができていることを示す方法です。
多くの場合、ユーザー名、マシン名、現在のディレクトリなどの役立つ情報が表示されます。
コマンドライン
ユーザーがコマンドを実行できるインターフェースを表す用語。
コマンドプロンプト
Windowsのコマンドラインインターフェイスです。
コマンド構文:
シンプルなMS-DOSスタイルの構文で、基本的なコマンド(dir,copy,delなど)が中心。
スクリプト機能:
基本的なバッチスクリプト(.batや.cmd)のみサポートしており、構文も限定的。
管理機能:
基本的なファイル操作やネットワーク管理、システム設定の操作など限られた範囲の管理が可能。
※主にシンプルで軽量な作業向け
PowerShell
Windowsのコマンドラインインターフェイスです。
コマンド構文:
Get-, Set-, Remove- などの動詞-名詞形式のコマンド(コマンドレットと呼ばれる)を採用しており、システムの各種設定にアクセスしやすく、わかりやすい構文。
スクリプト機能:
より高度なスクリプト言語として機能し、条件分岐、ループ、関数、例外処理など、プログラムに近い構造を持つスクリプト(.ps1ファイル)を作成できる。また、外部モジュールもインポートできるため、拡張性も高い。
管理機能:
サーバーやクラウド環境(Azureなど)の管理、Active Directory、レジストリ操作など幅広い管理機能が含まれており、Windows管理だけでなく、LinuxやmacOSなど異なるプラットフォームにも対応している。
※強力なスクリプト機能と管理機能が必要な作業向け
まとめ
- ターミナル ・・・ シェル実行アプリ
- コマンドライン ・・・ コマンド実行できるインターフェース全般の通称名
- シェル ・・・ 入力されたコマンドを処理するプログラム
- プロンプト ・・・ コマンド入力準備完了通知
- コマンドプロンプト ・・・ 軽量なWindowsコマンドインターフェイス
- PowerShell ・・・ 高機能なWindowsコマンドインターフェイス
ターミナルを開いて、プロンプトを表示し、コマンドを入力するとシェルがそのコマンドを処理するという流れになります。