VMware Server で運用していた仮想マシンをKVMに移行して稼働させていたのだが、元のディスク容量が小さく運用に支障をきたす程だし、新しい仮想環境はディスク容量が潤沢なので、仮想ディスクを拡張することにした。
その手順を記録しておく。
前提
仮想ディスクタイプ: raw
仮想マシンのディスク管理タイプ: LVM
拡張する容量: 10GB
仮想ディスクのバックアップ
作業を始める前に、必ず仮想ディスクをバックアップしておくこと。
仮想ディスクの拡張
# 仮想ディスクの容量を確認
qemu-img info virtual-disk.img
# 仮想ディスクの容量を拡張
qemu-img resize virtual-disk.img +10G
# 仮想ディスクの容量を再度確認
qemu-img info virtual-disk.img
gpartedでパーテーションの作成
gpartedのISOをダウンロード
$ wget "http://sourceforge.net/projects/gparted/files/gparted-live-stable/0.13.1-2/gparted-live-0.13.1-2.iso/download"
ダウンロードしたISOで仮想マシンを起動し、パーティションの作成を行う。
仮想マシンにCD-ROMドライブがない場合は、仮想マシンマネージャから追加を行う。
CD-ROM追加時にISOを指定しないとエラーになるので注意。
※ 参考URL: http://opensuse-man-ja.berlios.de/opensuse-html/cha.libvirt.config.html
###fdiskで physical volume を作成
# fdisk /dev/sda3
# n 新たに領域を作成する
n
# p 領域テーブルを表示する
p
# 領域番号 (1-4):
1
# 最初 シリンダ (1-1827, default 1):
Enter
# 終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-1827, default 1827):
Enter
# t 領域のシステム ID を変更する
t
# 16進数コード (L コマンドでコードリスト表示):
8e
# p 領域テーブルを表示する
p
# w テーブルをディスクに書き込み、終了する
w
fdiskが終了するので再起動
# reboot
###LVM物理ボリュームを作成
※ /dev/sda3はマシンやディスクタイプによってことなるので、
pvdisplayやlvdisplay、dfコマンドなどで確認すること。
# pvcreate /dev/sda3
ボリュームグループに物理ボリュームを割り当てる
# vgextend VolGroup00 /dev/sda3
論理ボリュームを増加させる
# lvextend -L +10Gb /dev/VolGroup00/LogVol00
ファイルシステムサイズの再認識
# resize2fs /dev/VolGroup00/LogVol00
容量が増えたか確認
# df -m
※ 参考URL: http://se-suganuma.blogspot.jp/2009/04/centoslvmvmwarehdd.html