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【初心者向け】CPU 関連の用語【5分で読める】

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CPU 関連の用語

理解のために小咄形式でまとめました。

登場人物

  • 太郎(後輩):入社1年目の若手エンジニア。
  • 花子(先輩):システムエンジニア歴3年の先輩。

場面:オフィスの開発ルーム
太郎が CPU 関連の用語 に関する資料を見ながら、花子に質問する。

太郎:「花子先輩、CPU 関連の用語 について整理したいんですが、プロセッサ、コア、スレッドの違い って何ですか?」

花子:「いい質問ね! CPUの基本概念 を理解することで、 マルチコアやスレッディングの仕組み が分かるわ。6 つの主要な用語 を説明するわね。」


CPU 関連の用語

花子:「CPU に関連する 6 つの重要な用語 を解説するわね。」

  1. プロセッサ(Processor)
  2. コア(Core)
  3. ハードウェアスレッド(Hardware Thread)
  4. CPU命令(Instruction)
  5. 論理CPU(Logical CPU)
  6. 命令セット(Instruction Set)

1. プロセッサ(Processor)

花子:「プロセッサ は、 物理的なチップ のことよ。」

  • CPU とは 中央処理装置(Central Processing Unit) の略で、計算処理を行うハードウェア。
  • 物理プロセッサ(Physical Processor) は システムに搭載されるチップ全体 のこと。
  • 1 つのプロセッサには 1 つ以上のコア を持つことができる。

「これは 工場全体 みたいなもので、 工場(プロセッサ)が製品(データ)を加工する のよ。」

太郎:「ってことは、 プロセッサ自体はチップ全体 を指すんですね!」


2. コア(Core)

花子:「コア は、 プロセッサ内の個々の演算ユニット よ。」

  • シングルコア CPU1 つのコアだけを持つ古いタイプの CPU。
  • マルチコア CPU複数のコアを持ち、並列処理が可能。
  • 現代のプロセッサは、2 ~ 64 コア以上 を搭載することが一般的。

「例えば キッチンのコンロ みたいなもので、 1 つのコンロ(コア) しかなければ 1 つの料理しか作れない けど、 複数のコンロ(マルチコア) があれば 同時に複数の料理を作れる のよ。」

太郎:「なるほど、 コアが増えるほど並列処理ができる んですね!」


3. ハードウェアスレッド(Hardware Thread)

花子:「ハードウェアスレッド は、 1 つのコアが同時に処理できるスレッド数 のことよ。」

  • Intel の ハイパースレッディング(Hyper-Threading, HT) 技術は、 1 つのコアで 2 つのスレッドを同時実行可能。
  • AMD の SMT(Simultaneous Multi-Threading) も 同様に 1 コアで複数のスレッドを並列処理。
  • 例えば、 8 コアの CPU で SMT を有効にすると、 16 論理 CPU(8 × 2 スレッド)` が使用可能になる。

「これは 飲食店のレジ みたいなもので、 1 つのレジ(コア)に 2 つの店員(スレッド)がついて交互にお客さんをさばく仕組み よ。」

太郎:「つまり、 1 つのコアが複数のスレッドを処理できる ことで、 リソースを効率的に使える んですね!」


4. CPU命令(Instruction)

花子:「CPU命令 は、 CPU が実行できる基本的なオペレーション のことよ。」

  • 算術演算(加算、減算、乗算など)
  • メモリアクセス(データの読み書き)
  • 制御命令(分岐やループ処理)

「これは レシピの指示 みたいなもので、 料理(プログラム)を作るために、手順(命令)を実行する のと同じよ。」

太郎:「CPU の 命令セット によって、 どんな計算ができるか決まる んですね!」


5. 論理CPU(Logical CPU)

花子:「論理CPU は、 OS から見える仮想的な CPU 数 のことよ。」

  • 物理 CPU8 コア でも、 SMT によって 16 論理 CPU に見えることがある。
  • OS は論理 CPU を単位としてスケジューリングを行う。
  • cat /proc/cpuinfo を実行すると、 OS が認識している論理 CPU の数を確認できる。

「これは デジタル時計とアナログ時計 みたいなもので、 中身は同じだけど見え方が違う のと同じね。」

太郎:「なるほど! OS の視点では、論理 CPU が処理単位 なんですね!」


6. 命令セット(Instruction Set)

花子:「命令セット は、 CPU が理解できる命令の集合 よ。」

  • x86, ARM, RISC-V など、CPU のアーキテクチャごとに異なる命令セット がある。
  • x86 は デスクトップ PC やサーバー に多い。
  • ARM は 近年のMacスマホやタブレット、組み込み機器 で広く使われている。
  • RISC-V は オープンソースの命令セット で、新しい技術として注目されている。

「これは 言語の違い みたいなもので、 日本語しか話せない人に英語の指示を出しても理解できない のと同じよ。」

太郎:「ってことは、 CPU の種類によって動かせるプログラムが違う んですね!」


まとめ

花子:「CPU の 基本用語 を理解すると、 パフォーマンス分析や最適化の基礎 が分かるわ。」

太郎:「ありがとうございます! CPU のコア数と SMT の影響htop コマンド で確認してみます!」

参考リンク

システムパフォーマンス関連記事の目次

システムパフォーマンス関連記事は、以下の書籍を参考に記述しています。

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