はじめに
教える側の心得はよくきいたりするけど、教わる側の心得が少なく思えたのでメモ
ここでは、以下の心得を書いています。
- 教えるのが下手な人から、うまく教わる方法
- 教えるのが上手い人から、もっと効果的に教わる方法
教えるのが下手な人から、うまく教わる方法
① 前提の確認を自分からする
- 聞くべきこと:「これは何についての話ですか?」「前提となる知識や背景はありますか?」
- ポイント:分からない単語や前提があいまいなまま進めると迷子になるので、まず確認。
- 例:「そもそも〇〇って、どういうことなんでしょうか?」
② 範囲を自分で明確にする
- 聞くべきこと:「今日は何をゴールに話してくれるんですか?」
- ポイント:説明があちこち飛ぶ人は多いので、自分から「どこからどこまでの話?」と範囲を区切ってもらう。
- 例:「今日は基本のはなしでしょうか?」
③ 自分で話の構成を整理しながら聞く
- やるべきこと:メモをとる、構成をまとめる
- ポイント:相手が話の順番を飛ばしてしまっても、自分の中で構成を作る。
- 例:「今の話は、手順でいうと環境構築のことですよね?」と確認する。
④ 例え話を求める
- 聞くべきこと:「たとえば、どんなケースですか?」
- ポイント:具体例や自分が知っているものに置き換えてイメージしやすくする。
- 例:「野球に例えるとどうなりますか?」とか、自分の知っているものに引き寄せると◎。
⑤ 情報量をコントロールする
- 伝えるべきこと:「ちょっと情報量が多いので、1つずつにしてください!」
- ポイント:分からなくなったら遠慮せずストップをかける。
- 例:「整理するのでちょっといいですか?」
⑥ 話すスピードを自分で調整する
- 伝えるべきこと:「もう一度、ゆっくり説明してもらえますか?」
- ポイント:速すぎたら聞き直す、ペースを取り戻す。
- 例:「今のところ、こう理解してるんですが合ってますか?」と確認する。
⑦ 分からない言葉はすぐ質問する
- 聞くべきこと:「その言葉の意味をもう少し説明してもらえますか?」
- ポイント:そのままスルーすると、後でついていけなくなる。
- 例:「〇〇って、つまりどういうことですか?」
⑧ 自分で「ケア」してペースを作る
- やるべきこと:疲れたら「少し整理させてください」と区切る。
- ポイント:相手はペース配分が苦手なので、自分で「休憩」「確認」のタイミングを作る。
- 例:「ここまでのまとめを言ってみますね。合ってるか確認してもらえますか?」
教えるのが上手い人から、もっと効果的に教わる方法
① 前提の確認に積極的に参加する
- やるべきこと:「自分はこういう知識があります!」を最初に伝える
- ポイント:前提確認をしてくれる人には、こちらも「知っていること」「知らないこと」をハッキリ伝えることで、話がもっとピンポイントに!
- 例:「○○は分かりますが、△△は初めて聞きます」
② 範囲を意識してゴールを共有する
- やるべきこと:「この部分を重点的に知りたい」と希望を伝える
- ポイント:相手は範囲を提示してくれるけど、こっちから「今はざっくりでいい」「細かいところを知りたい」などニーズを伝えると◎
- 例:「今日は概要だけ掴みたいです」「次回は実務の例をお願いします」
③ 構成を一緒に意識しながら学ぶ
- やるべきこと:「いまどのフェーズ?」を意識する
- ポイント:うまい人は段階を踏んでくれるので、「いま全体のどの部分か」を意識しながら聞くと理解が深まる
- 例:「これが全体の流れの中の、どこに当たる話か」を確認しながらメモする
④ 例え話をどんどん自分の世界に置き換える
- やるべきこと:相手が出した例を、自分に合うものに言い換えて理解を深める
- ポイント:「それって、自分の○○に似てるかも!」と置き換えると、定着しやすい
- 例:「この説明、仕事の○○にも応用できそうです!」
⑤ 情報量を自分で整理・復習する
- やるべきこと:その場で「理解したこと」をまとめて話す
- ポイント:情報が整理された状態で届くから、そのまま吸収するのではなく、自分の言葉に置き換えてアウトプットする
- 例:「今の話を整理すると、A→B→Cですね!」
⑥ 理解スピードは自分で調整・フィードバック
- やるべきこと:「ここは大丈夫」「ここは少し難しい」などを伝える
- ポイント:ペース調整は相手がしてくれるけど、自分の状態を伝えればもっと最適化される
- 例:「そこはすんなり分かりました」「そこはもう少し時間をかけたいです」
⑦ 言葉を自分の中で定義し直す
- やるべきこと:キーワードや専門用語を、自分なりの言葉で再定義する
- ポイント:分かりやすい語彙で話してくれるので、その言葉をどう自分の言語に変換するかがカギ
- 例:「この“○○”は、自分の中では“□□”と似てるイメージで覚えます」
⑧ 自分の状態を観察して「ケア」する
- やるべきこと:疲れたら休憩を提案する、質問タイムを自分で作る
- ポイント:相手が気遣ってくれるけど、自分も「今、何が分からないか」「どこがあいまいか」を見つめて、適宜立ち止まる
- 例:「いったんここまでで理解度を確認したいです」「質問してもいいですか?」
おまけ:気楽に聞く心構え
-
下手な説明はあくまで材料
→「材料さえ手に入れば、あとは自分で調理できる!」くらいの気持ちでOK -
フィードバックをあげる
→「さっきの説明、すごく分かりやすかったです!」と伝えると、相手もやりがいUP! -
「相手をトレーニングしてる」つもりで
→「どう伝えたらわかりやすいか」を一緒に考えるゲームだと思えば気楽です -
学んだことをすぐ誰かに教える
→ 学んだことは、そのまま別の人に「伝え方」として実践すると、理解が深まる!
さいごに
かんたんでしたね