【2024年05月版】LinuxでTCP通信を強制的に切断する方法、ただしプロセスは殺さない

はじめに

LinuxでSocket通信してるプログラムのデバッグをしてるときに、
プロセスを殺さずに指定のポートの通信だけ切断したい。。。さてどうするか。。。

を ChatGPT と解決したときのメモ

Amazon Linux 2023 の場合を追加しました。
公式の EPEL がないので、Fedora の EPEL から rpm をとってきてインストールするのが楽。

ゴール

通信が ESTAB になっている通信を一時的に通信断にさせる

$ ss -ant 
State  Recv-Q  Send-Q Local Address:Port Peer Address:Port 
  :
  :
ESTAB  0       0      [10.0.0.1]:41880   [10.0.0.2]:33333  ← この接続を一時的に通信断にする

インストール

UBUNTU22.04 の場合

sudo apt install dsniff

RHEL9.2 の場合

sudo yum install dsniff

amazon linux 2022 の場合

sudo amazon-linux-extras install epel -y
sudo yum install dsniff

amazon linux 2023 の場合

• fedora の epel から rpm をダウンロードする
  • https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/9/Everything/x86_64/Packages/
• dnf で libXmu, libnet をインストールする
• rpm で libnids をインストールする
• rpm で dsniff をインストールする

ダウンロード

wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/9/Everything/x86_64/Packages/l/libnids-1.24-23.el9.x86_64.rpm
wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/9/Everything/x86_64/Packages/d/dsniff-2.4-0.37.b1.el9.x86_64.rpm

インストール

sudo dnf install libXmu
sudo dnf install libnet
sudo rpm -ivh libnids-1.24-23.el9.x86_64.rpm
sudo rpm -ivh dsniff-2.4-0.37.b1.el9.x86_64.rpm

通信断手順

ここでは eth0 の 33333 ポートで接続しているプログラム

ポートの確認

sudo ss -antp | grep :33333
ESTAB  0      0      [10.0.0.1]:57684 [10.0.0.2]:33333 users:(("java",pid=18771,fd=21))  

通信断

Ctrl+c をするまで切断される

sudo tcpkill -i eth0 port 33333
tcpkill: listening on eth0 [port 33333]
10.0.0.2:33333 > 10.0.0.1:57684: R 458329705:458329705(0) win 0
10.0.0.2:33333 > 10.0.0.1:57684: R 458330194:458330194(0) win 0
10.0.0.2:33333 > 10.0.0.1:57684: R 458331172:458331172(0) win 0
  :
  :

さいごに

かんたんでしたね。