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【初心者向け】CPU のベンチマーク【5分で読める】

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CPU のベンチマーク

理解のために小咄形式でまとめました。

登場人物

  • 太郎(後輩):入社1年目の若手エンジニア。
  • 花子(先輩):システムエンジニア歴3年の先輩。

場面:社内の開発ルーム
太郎が CPU のパフォーマンステストについて調べている。花子に質問をする。

太郎:「花子先輩、CPU のベンチマーク測定や、パフォーマンステスト ってどうやるんでしょうか? 普段の監視ツールと何が違う のか、いまいち分からなくて。」

花子:「いい質問ね! CPU のパフォーマンスを評価する方法 には、大きく 監視ツール実験ツール の 2 つのアプローチがあるの。」


CPU のベンチマーク

花子:「CPU のパフォーマンスを積極的にテストする方法 は、大きく 2 つあるわ。」

  1. アドホックテスト
  2. SysBench を使った CPU ベンチマーク

1. アドホックテスト

花子:「アドホックテスト っていうのは、 簡単なスクリプト で CPU の負荷を意図的に作り出して、 システムの監視ツールが正しく動作しているか確認する方法 よ。」

  • 例として、以下のコマンドを実行する
    while :; do :; done &
    
  • このコマンドは、 無限ループ を作り出し、CPU を 1 つのスレッドで 100% 使用 させる
  • topmpstat を見れば、この負荷がどのように CPU に影響するか確認できる

「これは 負荷を意図的に発生させて、監視ツールの精度を確かめる手法 よ。」

太郎:「ってことは、 監視ツールが期待通りに CPU の負荷を表示できるか を確かめるんですね!」


2. SysBench を使った CPU ベンチマーク

花子:「SysBench は、 CPU の計算能力を評価するためのベンチマークツール よ。」

  • 例として、以下のコマンドを実行する
    sysbench --num-threads=8 --test=cpu --cpu-max-prime=100000 run
    
  • このコマンドは CPU に素数を計算させる負荷をかける
  • スレッド数を増やすことで、マルチスレッドのパフォーマンスを測定 できる
  • 結果として、CPU の処理速度やスケジューリングの影響 を評価可能

「これは CPU にとって実際の負荷がどれくらいの影響を与えるか を測る 本格的なベンチマーク ね。」

太郎:「なるほど! アドホックテストは監視ツールの確認SysBench は CPU のパフォーマンス計測 に使うんですね!」


花子:「これを 車の性能評価 に例えると、こんな感じね。」

  1. アドホックテスト → アイドリングテスト

    • エンジンをかけっぱなしにして、計器類(監視ツール)が正しく動いているかを確認する
    • 問題があれば、計器の調整や修理を行う
  2. SysBench → 実際の走行テスト

    • 高速道路で最高速度テストを行い、どこまで加速できるか測る
    • 坂道を登らせて、負荷がかかった時の性能を測る

太郎:「めちゃくちゃ分かりやすいです! 監視ツールの確認と、CPU の本格的なベンチマークを使い分ける のが重要なんですね!」


まとめ

花子:「CPU の実験的なテスト は、 可観測性ツールの検証CPU の本格的なベンチマーク の 2 つの目的で行うのよ。」

太郎:「ありがとうございます! `まずはアドホックテストで監視ツールを確認し、それから SysBench で CPU の本格的な測定を試してみます!」

参考リンク

システムパフォーマンス関連記事の目次

システムパフォーマンス関連記事は、以下の書籍を参考に記述しています。

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