【2025年01月版】macOSで、偽装された容量のデバイスかどうかのチェック【容量偽装、SDカード、USBメモリ、SSD】

はじめに

最近、USBメモリや、SDカード、SSDの容量偽装多すぎ。。。

f3write / f3read でチェクしても時間かかるし。。。

そうだ、dd で、指定位置に書き込みできるかどうかでチェックしよう

f3write / f3read によるチェックの方法は以下の記事を参照

【2023年8月版】macOS で f3 によるSDカードの容量偽装チェック【f3write/f3read】

確認方法

前提条件

• デバイスは、64Gだと公証されているとします。
• デバイスは、/dev/disk4 にマウントされているものとします。
• デバイスがどこにマウントされているかは、以下のコマンドで確認します。

  % diskutil list
  

概要

• 指定の位置に文字列を書き込み
• デバイスを抜く
• デバイスを指す
• 指定の位置の文字列を読み込んで書き込み内容をチェック

指定の位置に文字列を書き込み

• ポジションは、seek=$((63*1024*1024*1024)) で指定しますが、適当に1-2Gぐらい抜いておくと良いでしょう

% diskutil umountDisk /dev/disk4
% echo -n "hello" | sudo dd of=/dev/disk4 bs=1 seek=$(((63-1)*1024*1024*1024)) count=5
5+0 records in
5+0 records out
5 bytes transferred in 0.075170 secs (67 bytes/sec)

• 一旦書き込み内容を確認

% sudo dd if=/dev/disk4 skip=$(((63-1)*1024*1024*1024)) bs=1 count=5 | hexdump -C
5+0 records in
5+0 records out
5 bytes transferred in 0.002430 secs (2058 bytes/sec)
00000000  68 65 6c 6c 6f                                    |hello|
00000005

デバイスを抜く

• 以下のコマンドを実行した後にデバイスを抜きましょう

$ diskutil umountDisk /dev/disk4

デバイスを指す

• ふたたびデバイスを差し込んでください。

指定の位置の文字列を読み込んで書き込み内容をチェック

• 再び書き込み内容を確認

$ sudo dd if=/dev/disk4 skip=$((63*1024*1024*1024)) bs=1 count=5 | hexdump -C

容量が偽装されていない場合

• 書き込み内容が確認できます。

% sudo dd if=/dev/disk4 skip=$(((63-1)*1024*1024*1024)) bs=1 count=5 | hexdump -C
5+0 records in
5+0 records out
5 bytes transferred in 0.002430 secs (2058 bytes/sec)
00000000  68 65 6c 6c 6f                                    |hello|
00000005

容量が偽装されている場合

• 書き込み内容が確認できず、0 になります。

% sudo dd if=/dev/disk4 skip=$(((63-1)*1024*1024*1024)) bs=1 count=5 | hexdump -C
5+0 records in
5+0 records out
5 bytes transferred in 0.062127 secs (80 bytes/sec)
00000000  00 00 00 00 00                                    |.....|
00000005

さいごに

かんたんでしたね