2017年新しい機能追加
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・起動ボリュームの暗号化をサポート
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スループット最適化HDD
高スループットを必要とするワークロード(MapReduce、Kafka、ETL処理、ログ処理、データウェアハウスなど)向けのタイプ; 1GBあたり月額0.054ドル
・コールドHDD
同様のワークロードでアクセス頻度が低いユースケース向け; 1GBあたり月額0.03ドル
プロビジョンドIOPS SSD
I/O性能に依存するNoSQLデータベースやリレーショナルデータベース
汎用SSD
起動ボリューム、低レイテンシを要求するアプリケーション、開発・テスト環境
マグネティック
アクセス頻度の低いデータ
参考URL:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-ebs-update-new-cold-storage-and-throughput-options/
・汎用SSDボリュームのバーストクレジットの残高がCloudWatchで確認可能(残高はパーセンテージ)
・稼働中のEBSをオンラインのまま、ダウンタイムなく、変更することを可能にするエラスティックボリューム機能をリリース
・現行世代のインスタンスに関しては下記可能
①容量の拡張
②IOPS値の変更(PIOPSボリュームのみ)
③ボリュームタイプの変更(汎用SSD→コールドHDDなど)
→CloudWatchとCloudFormationやAWS Lambdaなどで自動化も可能
参考URL:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-ebs-update-new-elastic-volumes-change-everything/
・EBSスナップショットにコスト配分タグをサポート
→コスト集計ができるようになった
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・EBSスナップショットはS3に保存
・AZごとに独立。同一AZのインスタンスのみから利用可能
→しかし、Snapshotから任意のAZに復元可能
・EC2に複数のEBSを接続可能だが、反対は不可
・EBSはレプリケートされているので、冗長化は不要
・セキュリティグループによる制御の対象外。全ポートを閉じてもEBSは利用できる
・インスタンスストアVSEBS
インスタンスストア
:揮発性。EC2のローカルディスク。仮想マシンが止まるとデータ消去。一時的なデータの置き場所などに利用。
EBS
:永続化ストレージ。OSやDBのデータなど永続化のデータ用。
・スペックは下記の順
プロビジョンドIOPS→汎用SSD→スループット最適化HDD→コールドHDD→マグネティック
SSDの種類は下記2種類
①汎用SSD
I/O機能を一時的に3000IOPSまで上げるバースト機能付き
→I/O Creditが必要。CloudWatchで監視可能。上限(540万I/Oクレジット)に対するパーセント
容量:1GB~16TB
IOPS:ベースは100IOPS。最大10000IOPS
スループット:128MB/秒~160MB/秒
②プロビジョンドIOPS
容量:4GB~16TB
IOPS:50IOPS/1GB。最大20000IOPS
スループット:最大320MB/秒
HDDの種類は下記2種類
→小さいデータのランダムアクセスになりがちな処理、起動ボリューム、データベース、ファイルサーバー等への利用は非推奨
→ログ処理などのシーケンシャルアクセス用途。アクセス頻度が低いもの
①スループット最適化HDD
容量:500GB~16TB
IOPS:最大500IOPS
スループット:40MB/秒がベース
②コールドHDD
容量:500GB~16TB
IOPS:最大250IOPS
スループット:12MB/秒がベース
マグネティック
磁気ディスクタイプ
容量:1GB~1TB
IOPS:100IOPS
スループット:40MB/秒~90MB/秒
I/Oリクエスト回数による課金が唯一ある
EBS最適化インスタンス
EC2とEBSの独立した帯域を確保し、I/O性能の安定化
事前ウォーミング
Snapshotから復元したボリュームへの初回アクセス時に設定
・EBSのパフォーマンス改善
①EC2インスタンス側のスループット
EBS最適化を有効にする
EBSからのスループットの上限値に到達していないかをCloudWatchのVolume Read/Write Bytesの合計値で確認
②EBSが処理できるIOPS
CloudWatchのVolume Read/Write Opsを参照
③各EBSボリュームのスループット
CloudWatchのVolume Read/Write Bytesの合計値で確認
・Snapshot
EBSのバックアップ機能
S3に保管。2世代目以降は増分バックアップ。1世代目を削除しても復元可能
ブロックレベルで圧縮して保管するため、圧縮後の容量に対して課金
データ整合性を保つため、静止点を設けることを推奨
別AZに移動したい場合や、容量変更などもSnapshot経由で行う
・バックアップと静止点
EBSへのI/O停止→Snapshot作成指示→作成指示レスポンス→EBSへのI/O再開
※Snapshotの作成完了前にEBSへのI/O再開してよい
・Snapshotの削除
1世代目を削除しても、1世代目にしかないデータは削除されない
・リージョン間コピーをサポート
リージョン間でのコピーも可能