この記事について
2022/02/12にAWS認定SAP(ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル)試験(以下SAP試験)を受験し、なんとか合格することができました。
この記事ではSAP試験合格に至るまでどのような試験対策を行ったかを紹介します。
AWS認定試験の規約により試験内容に関することを公開するのはNGとなっているため、試験内容については一切触れません
前提
前提として、SAP受験前の私は以下のような感じでした。
- 2012年頃からAWSにさわり始めた
- アーキテクトとして5年以上AWSを業務で使用している
- 過去にオンプレミス環境も構築したことがある(CentOS, Debian)
- 自宅でもUbuntuサーバーを構築している
- EC2やECS、Lambda、S3、RDS関連は業務でよく触っている
- オンプレミスとAWSを組み合わせたハイブリッド環境構築に関する業務経験はほぼ無し
- SAA(ソリューションアーキテクト-アソシエイト)とDVA(デベロッパー-アソシエイト)の認定を取得済み
スケジュール
今回は以下のようなスケジュール感でSAP試験を受験しました。
- 2022/1/14 SAA試験有効期限1ヶ月前メールが届く
- 2022/1/XX SAP試験の模擬試験受験
- 2022/1/23 SAP試験申し込み
- 2022/1/23-2022/2/11 SAP試験対策
- 2022/2/12 SAP試験受験、合格
SAP試験対策
試験対策として以下の3つを行いました。
1. AWS Skill BuilderでSAPの模擬試験を実施
以前は有料だった模擬試験が2021年11月18日から無料で受けられるようになったので、現在の自分の実力を測るためにまずは模擬試験にチャレンジしました。
- 参考: 無料のクラウドスキルトレーニングを拡大。2025 年までに 2,900 万人のクラウドスキル育成支援に向けて
- 参考: ななななんと!AWS認定の模擬試験が無料になりました!! | DevelopersIO
模擬試験の結果は、20問中13問正解(65%)という状態でした。
これなら少し頑張ればいけそうかな?と思ったのでSAP試験の申し込みすることにしました。
2. SAP試験対策本に目を通す
闇雲に学習すると時間がいくらあっても足りなさそうな感じがしたので、Amazonで評判が良かった以下の電子書籍を購入し、一通り目を通すことにしました。
1〜3章までは試験の範囲や用語の説明だったので、軽く目を通しました。
4章〜8章は実際の試験のような問題文と選択肢があり、その後解説が書かれていたので、ここはしっかりと読み込み、解説でわからない部分がでたら都度Google検索で調べたり、YouTubeでAWSのオンラインセミナー等の動画を視聴したりしました。
また、実際にAWSマネジメントコンソールでAWSリソースを触りながら学習を進めていきました。
(なお、今回は時間が足りず9章の模擬試験部分はほとんど手を付けられませんでした)
3. YouTubeでひたすらAWS関連のセミナー動画を視聴する
文章だけだとなかなか入ってこない部分に関しては、YouTubeのAmazon Web Services Japan公式チャンネルで公開されているAWS関連のセミナー動画を活用しました。
AWSのセミナー動画は、1本辺り数十分と長めなので、再生速度を2倍速にして視聴することで多くの動画を観ていきました。
ちなみに、広告に邪魔されると集中力が途切れるため、YouTube Premiumに入ることをオススメします。
(YouTubeの回し者ではありません😎)
試験当日
試験会場は、テストセンターと自宅のどちらかを選べましたが、何かトラブルが起きるのが嫌だったので今回は自宅から近いテストセンターで試験を受けることにしました。
試験当日、会場には30分前には到着し受付を済ませた後は、時間までは試験対策をしていました。
そして試験開始。
SAP試験は180分で75問解く必要があります(1問あたり約2.4分)。
即答できる問題は全くなく、苦戦しながら75問回答入力し終わった時点で、残り時間20分。
見直しフラグも半分程ついていたので、これはなかなか厳しいかな〜、と思いつつ時間いっぱいまで見直しをしました。
そして、時間が来たので最後にアンケートを記入したあと、ドキドキしながら試験終了のボタンを押したところ、
合格
の文字が画面上に表示されました。
(正直自信は無かったので、これは本当に嬉しかったですね)
試験終了後は、内心テンションMAX状態で、試験会場を後にしました。
その後はTwitterでつぶやいたり、会社Slackで報告したりと、いろいろ過ごしながらスコアレポートが届くのを待ちました。
そして、当日の夜にスコアレポートも送られてきてきました(届くの早い!)。
内容を確認すると、点数は750点合格ラインで、1000点満点中798点でした(ギリギリセーフ!)。
しっかりと合格していることを確認してやっと一安心できました。
AWS認定取得まとめ
これまで取得したAWS認定は以下の通りです。今回のSAPは3つ目となりました。
名称 | 取得日 | スコア |
---|---|---|
SAA (ソリューションアーキテクト-アソシエイト) | 2019-02-13 | 816 / 1000 |
DVA (デベロッパー-アソシエイト) | 2019-10-31 | 831 / 1000 |
SAP (ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル) | 2022-02-12 | 798 / 1000 |
さいごに
今回はだいぶ運が良かったと思います。
75問解き終わった時点で見直しフラグが半分程ついており、正直合格できる自信はありませんでした。
それでも、合格ラインを超えられたのは、本当にラッキーでした。
また、日常的にAWSを触る機会が多かったのも活きていたように思います。
今回初めてプロフェッショナル系のAWS認定試験を受験しましたが、試験の雰囲気をつかむことができたので、また時間を見つけて他のAWS認定試験もチャレンジしていきたいと思います。