目次
1. Amazon Location Service とは
そもそも Amazon Location Service とは何かという話なのですが
AWS(Amazon Web Services)の各機能に統合できる地図および位置情報のサービスです
GCP(Google Cloud Platform)におけるGoogle Maps Platformみたいなイメージですね
詳しくは以下ページをご覧いただければと思います
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/location/latest/developerguide/what-is.html
Googleの方は自身がデータプロバイダーであるのに対し、Amazonの方はEsriとHEREの2社から選択するような形式になっております
後述しますが、現状(2021年7月)では日本向けの地図スタイルは提供されておらず、日本の地図を表示しても、地名などが英語表記になってしまいますので、日本向けでの利用はこれからといった感じです
今回は住所検索、経路検索、逆ジオコーディングの3種類の機能について紹介したいと思います
2. 住所検索
あるキーワードを検索対象とし、地図の場所を検索結果として取得できる機能です
レスポンスが非常に良く、テキストボックスのオートコンプリート機能と連携させて、リアルタイムな検索が可能です
© MIERUNE | © OpenStreetMap contributors | © 2021 HERE
3. 経路検索
位置を複数指定すると、その経路情報を取得できる機能です
今回は2点間のみの経路を取得表示させるものを作りましたが、途中経由する位置も追加可能です
経路情報だけではなく、距離や概算所要時間も取得できます
© MIERUNE | © OpenStreetMap contributors | © 2021 HERE
4. 逆ジオコーディング
そもそも逆ジオコーディングとはなんぞやという話なのですが、住所から緯度経度を求めることをジオコーディングと言います
その逆なので、緯度経度の情報から住所を求めることを逆ジオコーディングと言います
この機能は日本語で住所の情報を取得できます
© MIERUNE | © OpenStreetMap contributors | © 2021 HERE
5. 地図の日本語化について
現状でAmazon Location Serviceを日本国内向けに使うにあたって、最大の問題といえるのが、地図スタイルの日本語化です
そこで、私の所属している株式会社MIERUNEにおきまして、日本語化された地図スタイルを絶賛開発しております
現状で進捗は20%ほど。。。という状況なのですが、どのくらい変わるのかをお見せしたいと思います
ベースとしているのはHEREの2.5Dのスタイルです
左がオリジナルで、右が開発中のスタイルになります
© MIERUNE | © OpenStreetMap contributors | © 2021 HERE
日本対応の方法につきましては、以下の記事をご覧ください
6. サンプルサイト
今回紹介した機能を全て体験できるwebサイトを公開しています
(認証にAWSAmplifyを利用しておりますので、サインアップが必要です)
こちらのサンプルサイトは今後も引き続き更新されていく予定です
7. おまけ
今回のサンプルサイトは社内ハッカソンにて制作されたものです
そんな会社風土に憧れるという方、一緒に働いてみませんか?
こちらの記事ですが
「AWSの基礎を学ぼう 特別編 最新サービスをみんなで触ってみる はじめての位置情報サービス」
このイベントのLTの内容を掲載しております