概要
Amazon Location Serviceのジオコーディングでは、以下のオプションが用意されています
- 近くの場所のジオコーディング
- 境界ボックス内のジオコーディング
- 国内のジオコーディング
これらのオプションを、デモサイトに実装しましたので、紹介したいと思います
近くの場所のジオコーディング
位置の近くの場所のジオコーディングを行います
デモサイトでは、表示されている箇所の中心位置に近い場所に対して行っています
// 中心から近い箇所の検索設定
// 中心位置オプションのチェックボックスが入っていた場合
if (this.search.selectedBiasCenterSearch === true) {
// 中心座標の取得
const center = this.mapObject.getCenter();
// ポストパラメーターの設定
params.BiasPosition = [center.lng, center.lat];
}
BiasPosition
というオプションに、位置を設定すると、その位置から近い場所のデータが優先されて返ってきます
境界ボックス内のジオコーディング
指定した範囲の場所のジオコーディングを行います
デモサイトでは、表示されている範囲の場所に対して行っています
// 範囲の検索設定
// 範囲位置オプションのチェックボックスが入っていた場合
if (this.search.selectedBboxSearch === true) {
//現在表示されている範囲のBBOXを取得
const bounds = this.mapObject.getBounds();
// ポストパラメーターの設定
params.FilterBBox = [
bounds._sw.lng,
bounds._sw.lat,
bounds._ne.lng,
bounds._ne.lat,
];
}
FilterBBox
というオプションに、バウンディングボックスを設定すると、その範囲でジオコーディングしてくれます
国内のジオコーディング
FilterCountries
というオプションに ISO3166 の3桁の国コードを指定すると、指定した国の中だけでジオコーディング可能となります
デモサイトでは日本を指定してジオコーディングしています
パラメーターの値は配列で、複数の国を指定可能です
FilterCountries: ['JPN'],
以上、Amazon Location Serviceのジオコーディングのオプションの紹介でした
これらを実装したデモサイトはこちらになります