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Miro とは、オンラインホワイトボードツールで、テキストボックスや付箋、ペンなどを用いて会議や説明資料などのまとめに使うことができる優れものです。

その中で、Miro のボードで使われる付箋オブジェクトをよく見ると、微妙に折り目が入っていたり影の位置が違ったりと、個体差があることが分かりました。
そこで、異なる外観の付箋オブジェクトは一体何種類あるか、調べてみました。

sticky_notes1.png

事前準備

ディスプレイの夜間モードをオフにする

普段は目への負担を軽減するため、私の Windows PC では夜間モード(ブルーライトカット)を常時適用していますが、今回の調査に先立って夜間モードをオフにし、本来の付箋を眺められるようにします。

ディスプレイをきれいにする

ディスプレイの汚れによって、付箋の異なる種類と認識されるのを防ぐため、ディスプレイ清掃を行います。
今回は、セブンイレブンでもらってきたお手拭きで水拭きした後、すぐに今治タオルで乾拭きしました。

使用した今治タオルはこちらです。

調査

調査手順は以下の通りです。

  • 付箋を 100 枚配置する
  • 1 枚ずつ目視・カラーピッカーによる検査を行い、今までの付箋のタイプと異なるものなら名前を付けて新たに管理する

付箋を 100 枚配置する

影が認識しやすいよう、明るい色の付箋を配置します。
サイズは M サイズを使用します。

100sticky_notes.png

目視・カラーピッカーによる検査

Miro ボードの倍率を 300 % にして、目視検査を行います。
ボードを上下左右に移動しつつ、ブラウザ拡張機能のカラーピッカーを利用して色の差を読み取ります。
ちなみに 300 % という倍率は、私の PC ディスプレイで付箋の全貌がギリギリ見えるくらいです。

check.png

結果(付箋紹介)

付箋の個体については 4 種類あるということが分かりました。各付箋は外観の違いのみで、文字入力によるフォント調整等の性能は同じです。

独自調査のため、結果間違いはご容赦ください。
ただし、Miro 関係者の方からのご指摘は歓迎いたします。

以下、各付箋の紹介になります。

No.1 右上に折り目&左下にそこそこはっきり影のある子

右上に谷折り部分がはっきりと確認できます。
また、左下に付箋の角と分かるほどの影があります。

sticky1.png

No.2 若干左下にぼんやり影が寄ってる子

形が正方形よりも左上に伸びています。また、左下が若干山折りになっています。

sticky2.png

No.3 左上がちょい折れ?&右下に強めアーチ影な子

目視ではわかりにくいのですが、左上の色が若干濃いめになっており、わずかに折れ曲がっていると考えられます。
また、影はアーチ状になっており、右下は付箋の角が確認できるほど強めです。

sticky3.png

No.4 上部に折り目&若干左下にぼんやり影が寄ってる子

影は No.2 若干左下にぼんやり影が寄ってる子 とほぼ同じで、上部に谷折りが確認できます。

sticky4.png

余談

各個体の枚数は以下のようになりました。
意外と偏りましたが、100 枚くらいだとこんなもんでしょうか。

個体 枚数
No.1 21
No.2 28
No.3 33
No.4 18

運動会みたいに色分けもしてみました。黄組が人気です。

cluster.png

感想

疲れました。その割に種類が少なかったので、100 枚も目視検査した意味よ…となりました。
何枚か検査するうちに検査技能が上達してきて、10 枚を超えたあたりで倍率 50 % くらいでも「あ、これは No.3 のパターンだな」などとすぐわかるようになりました。

今回の調査を通して、Miro は単なるホワイトボードとオブジェクトを提供するだけでなく、ホワイトボードを自然に見せるための粋な工夫をしているということが分かりました。これはひとえに「付箋をよく Miro(見ろ)。」というダジャレへの伏線でもあるように感じました。

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