Processing: 四角形を回転させるサンプルプログラム

四角形をrect()で描画して、(角を中心にして)くるくると回転させるProcessingブログラムです。

void setup() {    
    size(400, 400);    
    frameRate(60);
}

void draw() {    
    background(255);    
    translate(width/2, height/2);    
    rotate(radians(frameCount));    
    rect(0, 0, 60, 60);
}

疑問: 四角形が 1 回転するまでにかかる時間は？

frameCountが360になったときに、丁度360度回転(1回転)となるのだから、draw()が360回呼び出されるのに必要な時間を求めればいいね。いま、frameRate(60) としているから、1秒間に60回draw()が呼ばれることになる。ということは、360(=60*6)回draw()が呼ばれるまでには6秒かかるということなるね。

プログラムを書いて確認してみよう。

int start;

void setup() {    
    size(400, 400);    
    frameRate(30);    
    start = 0;
}

void draw() {    
    background(255);    
    translate(width/2, height/2);    
    rotate(radians(frameCount));    
    rect(0, 0, 60, 60);    
    if (frameCount % 360 == 0) {        
        println(millis() - start);        
        start = millis();    
    }
}

実行結果です。

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6002
6000
6002
6000
6001
6002

1 回転に 6000 ミリ秒かかっている。よし、思った通りだ！

じゃあ、今度は frameRate(30) に変えてみよう。そうすると、今度は何秒かかる？

フレームレートを 60 から 30 に変更したのだから、1 回転するまでの時間は、倍の 12 秒かかるはず。

void setup() {    
    size(400, 400);    
    frameRate(30); // フレームレートを30に変更    
    start = 0;
}

実行結果です。

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12000
12001
12002
12002
12000
12002

考えたとおりの結果となったね。