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HRMOS勤怠by IEYASUにAPI連携するGAS作っていく #3

Last updated at Posted at 2024-07-22

非エンジニアのバックオフィスがAPI連携を頑張るシリーズです。
HARMOS勤怠にAPI連携できるようになりました。

今回のゴール:月次レポートを取得してスプレッドシートに転記する

前回、トークンを利用してユーザー一覧を取得することに成功しました。
今回は月次レポートを取得していきます。前回は苦労して作成しましたが、ちょっと知見も増えましたし、ChatGPTの上手な使いこなしもできるようになってきた気がします。
ということで、最初の目的のひとつである月次レポート一覧をスプレッドシートに転記するGASを作っていきましょう。

プロンプトを練る

何をしたいのか明確にして、プロンプトを考えていきます。
変えて欲しくないgetToken関数はそのまま使用してもらうように指示。
取得対象月をどう指定するかはいろいろやり方があるかと思いますが、ここではダイアログを出してユーザーに毎回入力させる方式とします。現時点ではどんなものになるのか想像がつかないのですが、いったんアバウトにリクエストして、デバッグ時に修正できればと思います。

プロンプト
メンテナンス性を考えて、month_report.gs という新しいスクリプトで作成します。
getToken関数はそのまま使用します。
スクリプト実行後に、取得対象月をユーザーに問い合わせます。カレンダーUIでデフォルトは現在日付の前月が選択されている状態にします。
ユーザーが指定した取得対象月で月次レポート一覧(以下のAPI仕様)で取得します。
https://ieyasu.co/docs/api.html#/paths/~1work_output_months~1monthly~1{month}/get
クエリパラメータで、最大値を100件とし、レスポンスヘッダの全件数と全ページ数を利用してページングして取得してください。
スプレッドシートに転記する際のカラム名は、API仕様書のレスポンススキーマにある日本語の名称を使用してください。
転記する際にユーザーIDから、ユーザー一覧シートを検索して社員の姓と名を取得して、社員番号と稼働月の間に挿入してください。
全件数と転記した数が合っているか確認してコンソールログに出力するようにしてください。

ではさっそくchatGPT 4o に投入していきます

デバッグ作業

初回のプロンプトへの応答は下記です。

新しいスクリプト month_report.gs を作成し、指定された要件に基づいて月次レポート一覧を取得し、スプレッドシートに転記するコードを作成します。

以下のコードは、getToken 関数を使用して月次レポートを取得し、スプレッドシートに転記する処理を行います。

初回応答
/**
 * トークンを取得する関数
 * スクリプトプロパティからAPIキーと会社URLを取得し、トークンを取得します。
 * 
 * @return {string} APIトークン
 */
function getToken() {
  const ps = PropertiesService.getScriptProperties();
  const apiKey = ps.getProperty('HRMOS_API_KEY');
  const endPoint = 'https://ieyasu.co/api/' + ps.getProperty('HRMOS_COMPANY_URL') + '/v1/authentication/token';
  const headerInfo = token => ({
    'Content-Type': 'application/json',
    'Authorization': 'Basic ' + token
  });
  const options = {
    method: 'get',
    headers: headerInfo(apiKey),
    "muteHttpExceptions": true
  };
  const response = UrlFetchApp.fetch(endPoint, options);
  const json = JSON.parse(response.getContentText());
  return json.token;
}

/**
 * ユーザーに取得対象月を問い合わせ、月次レポートを取得してスプレッドシートに転記する関数
 */
function fetchAndSaveMonthlyReports() {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  
  // 取得対象月を問い合わせる
  const month = getMonthFromUser();
  if (!month) {
    ui.alert('取得対象月が選択されていません。');
    return;
  }

  const token = getToken(); // トークンを取得
  const ps = PropertiesService.getScriptProperties();
  const companyUrl = ps.getProperty('HRMOS_COMPANY_URL');
  const url = `https://ieyasu.co/api/${companyUrl}/v1/work_output_months/monthly/${month}`;
  const headers = {
    'Content-Type': 'application/json',
    'Authorization': 'Bearer ' + token
  };

  const options = {
    method: 'get',
    headers: headers,
    'muteHttpExceptions': true
  };

  let reports = [];
  let page = 1;
  let totalPages = 1; // 初期値
  const limit = 100;

  // ページネーションを使用して全月次レポートを取得
  do {
    const response = UrlFetchApp.fetch(`${url}?limit=${limit}&page=${page}`, options);
    const responseData = JSON.parse(response.getContentText());
    const responseHeaders = response.getAllHeaders();

    // レスポンスヘッダーから全件数と全ページ数を取得
    if (responseHeaders['x-total-count'] && responseHeaders['x-total-page']) {
      const totalCount = parseInt(responseHeaders['x-total-count'], 10);
      totalPages = parseInt(responseHeaders['x-total-page'], 10);
    }

    // レスポンスデータが配列であることを確認
    if (Array.isArray(responseData)) {
      reports = reports.concat(responseData); // レポートデータを追加
      page++;
    } else {
      break;
    }
  } while (page <= totalPages); // 全ページを処理するまでループ

  const sheetName = '月次レポート一覧';
  let sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(sheetName);
  if (!sheet) {
    sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().insertSheet(sheetName); // シートが存在しない場合は新規作成
  } else {
    sheet.clear(); // 既存のシートをクリア
  }

  const userSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('ユーザー一覧');
  const userData = userSheet.getDataRange().getValues();
  const userIndex = {};
  userData.forEach(row => {
    userIndex[row[0]] = { lastName: row[1], firstName: row[2] }; // ユーザーIDをキーにして姓名をマッピング
  });

  // 月次レポートデータをスプレッドシートに転記
  if (reports.length > 0) {
    const headers = ['社員番号', '', '', '稼働月', '出勤日数', '稼働時間']; // 日本語のカラム名
    sheet.appendRow(headers);

    reports.forEach((report, index) => {
      const user = userIndex[report.user_id] || { lastName: '', firstName: '' };
      const row = [
        report.user_number,
        user.lastName,
        user.firstName,
        report.month,
        report.working_days,
        report.working_hours
      ];
      sheet.appendRow(row);
    });
  }

  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  ui.alert(`全件数: ${totalCount}, 転記件数: ${reports.length}`);
}

/**
 * ユーザーに取得対象月を問い合わせる関数
 * カレンダーUIを表示し、デフォルトは現在日付の前月に設定
 * 
 * @return {string} 取得対象月 (YYYY-MM形式)
 */
function getMonthFromUser() {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  const now = new Date();
  const lastMonth = new Date(now.getFullYear(), now.getMonth() - 1, 1);
  const defaultDate = Utilities.formatDate(lastMonth, Session.getScriptTimeZone(), 'yyyy-MM');

  const response = ui.prompt('取得対象月を選択してください (YYYY-MM形式)', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);
  if (response.getSelectedButton() == ui.Button.OK) {
    return response.getResponseText();
  } else {
    return null;
  }
}

コードの概要
getToken 関数:

スクリプトプロパティからAPIキーと会社URLを取得し、トークンを取得します。
fetchAndSaveMonthlyReports 関数:

ユーザーに取得対象月を問い合わせるカレンダーUIを表示し、デフォルトは現在日付の前月に設定します。
取得したトークンを使用して、指定した月の月次レポートをAPIから取得します。
ページネーションを使用して全ての月次レポートを取得します。
ユーザー一覧シートを検索して社員の姓と名を取得し、月次レポートデータをスプレッドシートに転記します。
全件数と転記した数を確認し、コンソールログに出力します。
このコードを新しいスクリプトファイル month_report.gs に追加し、実行してください。他に質問や追加の指示がありましたら、お知らせください。

コードの概要を教えてくれるのはいいですね。
さっそくGASのエディタに転記して実行させてみます。
しかし構文エラーでそもそも保存ができません

構文エラー: SyntaxError: Identifier 'ui' has already been declared 行: 113 ファイル: monthly_report.gs

ということで、このエラーをそのままプロンプトに投入します。(特にエラーが出た、というようなお知らせ文は記述せず、エラー文そのまま投入します)

構文エラーは、ui変数が2回宣言されているために発生しています。これを修正するために、fetchAndSaveMonthlyReports関数内のui変数の重複宣言を削除します。

以下は修正されたコードです:

修正されたようです。実際に保存も問題なくできました。さっそく実行してみます。
すると実行ログにエラーが出ます

エラー
ReferenceError: totalCount is not defined
fetchAndSaveMonthlyReports @ monthly_report.gs:113

こちらもそのままプロンプトに投入しちゃいます。すると…

totalCount 変数が定義されていないため、エラーが発生しています。totalCount 変数を定義し、レポート数を正確にカウントできるように修正します。

以下に修正したコードを示します:

修正されたコード
省略

修正点
totalCount 変数を fetchAndSaveMonthlyReports 関数の先頭で初期化しました。
レポートの取得件数と転記した件数を表示するアラートメッセージに totalCount を含めました。
これで totalCount が正しく定義され、エラーが解消されるはずです。このコードを新しいスクリプトファイル month_report.gs に追加し、実行してください。他に質問や追加の指示がありましたら、お知らせください。

いやいや、なかなかすんなり合格点のコードは書いてくれませんね。
しかもスキーマにある項目がなぜか端折られて4項目しか出力されません。こんどはエラー文があるわけではないので、起きている事象を説明するプロンプトを投入します。あと、全件数の表示はアラートになっていたので、コンソールログのほうに出すようにお願いしています。

プロンプト
取得して転記されているのが以下の項目だけになっています。
社員番号	姓	名	稼働月	出勤日数	稼働時間
レスポンススキーマにあるすべての項目+姓名が転記されるようにしてください。
全件数と転記した件数はアラートメッセージではなく、コンソールログに出力してください

こんな感じでお願いしていたのですが、何度依頼しても出力項目が全然足らないのです。なのに毎回「出力項目が全項目になるようにロジックを見直しました」とかのたまう。
ですので、これが足りない、あれが足りないとお願いをすること5回。
それでもうまくいきません。
なるほど。
ならばこうするまで。スキーマをコピペして投入します。

プロンプト
全部書きますね

user_id
required
integer <int64>
ユーザーID

number	
string Nullable
社員番号

month
required
string^\d{4}\d{2}$
稼働月

prescribed_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
所定時間

hours_in_prescribed_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
所定内労働時間

hours_in_statutory_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定内時間外労働時間

excess_of_statutory_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定時間外労働時間

excess_of_statutory_working_hours_in_holidays	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定外休日労働時間

working_hours_in_statutory_holidays	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定休日労働時間

late_night_overtime_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
深夜労働時間

total_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
総労働時間

actual_working_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
実働時間

total_late_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
遅刻時間

total_leave_early_hours	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
早退時間

lack_prescribed_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
所定不足時間

over_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
残業時間

over_work_time_36	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
残業時間36

prescribed_working_days	
string Nullable
所定日数

working_days	
string Nullable
出勤日数

working_days_in_non_statutory_holidays	
string Nullable
法定外休日出勤日数

working_days_in_statutory_holidays	
string Nullable
法定休日出勤日数

absence_days	
string Nullable
欠勤日数

tardy_days	
string Nullable
遅刻日数

learve_early_days	
string Nullable
早退日数

public_holidays	
string Nullable
公休日数

paid_holidays	
string Nullable
有給休暇日数

remain_paid_holidays	
string Nullable
有給休暇残数

paid_holiday_with_time_paid	
numberfloat
有給休暇日数

time_paid_holiday	
numberfloat
時間有給休暇

time_paid_holiday_zansu	
numberfloat
本日までの時間有給休暇残時間

kango_days	
numberfloat
子の看護休暇日数

kango_remain	
numberfloat
本日までの子の看護休暇残数

kango_time_paid_holiday	
numberfloat
子の看護休暇 時間休暇

kango_time_paid_holiday_zansu	
numberfloat
本日までの子の看護休暇 時間休暇残時間

kango_paid_holiday_with_time_paid	
numberfloat
子の看護休暇 休暇日数

kaigo_days	
numberfloat
介護休暇日数

kaigo_remain	
numberfloat
本日までの介護休暇残数

kaigo_time_paid_holiday	
numberfloat
介護休暇 時間休暇

kaigo_time_paid_holiday_zansu	
numberfloat
本日までの介護休暇 時間休暇残時間

kaigo_paid_holiday_with_time_paid	
numberfloat
介護休暇 休暇日数

expense	
string Nullable
経費

created_at	
string <date-time>
作成日時

updated_at	
string <date-time>
更新日時

daytime_prescribed_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
所定内労働時間(日中)

midnight_prescribed_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
所定内労働時間(深夜)

daytime_statutory_work_overtime	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定内時間外労働時間(日中)

midnight_statutory_work_overtime	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定内時間外労働時間(深夜)

daytime_out_statutory_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定時間外労働時間(日中)

midnight_out_statutory_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定時間外労働時間(深夜)

daytime_out_statutory_holiday_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定外休日労働時間(日中)

midnight_out_statutory_holiday_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定外休日労働時間(深夜)

daytime_statutory_holiday_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定休日労働時間(日中)

midnight_statutory_holiday_work_time	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定休日労働時間(深夜)

jikangai_under_45	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定時間外+法定外休日労働時間(45時間以下)

jikangai_45_to_60	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定時間外+法定外休日労働時間(45~60時間以下)

jikangai_over_60	
string Nullable ^\d{1,3}:\d{2}$
法定時間外+法定外休日労働時間(60時間超過)

やっとできましたよ!
現時点ではプロンプトエンジニアリングってまだまだ重要なんだなと感じます。
とはいえ「全部書きますね」だけで「以下に書いた項目全部を網羅して修正せよ」に理解できるのはすごいですね。

ありがとうございます。仕様書に従い、すべてのカラムを正しく並べ替え、漏れなく転記するようにコードを修正します。

以下が修正されたコードです:

修正されたコード
省略

修正点
すべてのカラムを仕様書に従って正しく並べ替えました。
姓と名を適切な位置に挿入しました。
すべてのカラムを漏れなく転記するようにしました。
このコードを新しいスクリプトファイル month_report.gs に追加し、実行してください。他に質問や追加の指示がありましたら、お知らせください。

ということで、なんとか完成しました。
姓名の転記はなぜかうまくいかなかったり、手元のユーザー一覧のシートからでなく毎回APIに取りにいっていたので、ユーザー一覧シートのほうから情報を取るようにするのに3往復くらいの修正をしました。

さらに、最初の取得対象月の指定で入力がない場合は前月をデフォルトにすることなどを修正して、今回の完成版ができました。

完成したコード
/**
 * トークンを取得する関数
 * スクリプトプロパティからAPIキーと会社URLを取得し、トークンを取得します。
 * 
 * @return {string} APIトークン
 */
function getToken() {
  const ps = PropertiesService.getScriptProperties();
  const apiKey = ps.getProperty('HRMOS_API_KEY');
  const endPoint = 'https://ieyasu.co/api/' + ps.getProperty('HRMOS_COMPANY_URL') + '/v1/authentication/token';
  const headerInfo = token => ({
    'Content-Type': 'application/json',
    'Authorization': 'Basic ' + token
  });
  const options = {
    method: 'get',
    headers: headerInfo(apiKey),
    "muteHttpExceptions": true
  };
  const response = UrlFetchApp.fetch(endPoint, options);
  const json = JSON.parse(response.getContentText());
  return json.token;
}

/**
 * ユーザーに取得対象月を問い合わせ、月次レポートを取得してスプレッドシートに転記する関数
 */
function fetchAndSaveMonthlyReports() {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  
  // 取得対象月を問い合わせる
  const month = getMonthFromUser();
  if (!month) {
    ui.alert('取得対象月が選択されていません。');
    return;
  }

  const token = getToken(); // トークンを取得
  const ps = PropertiesService.getScriptProperties();
  const companyUrl = ps.getProperty('HRMOS_COMPANY_URL');
  const url = `https://ieyasu.co/api/${companyUrl}/v1/work_output_months/monthly/${month}`;
  const headers = {
    'Content-Type': 'application/json',
    'Authorization': 'Bearer ' + token
  };

  const options = {
    method: 'get',
    headers: headers,
    'muteHttpExceptions': true
  };

  let reports = [];
  let page = 1;
  let totalPages = 1; // 初期値
  const limit = 100;
  let totalCount = 0;

  // ページネーションを使用して全月次レポートを取得
  do {
    const response = UrlFetchApp.fetch(`${url}?limit=${limit}&page=${page}`, options);
    const responseData = JSON.parse(response.getContentText());
    const responseHeaders = response.getAllHeaders();

    // レスポンスヘッダーから全件数と全ページ数を取得
    if (responseHeaders['x-total-count'] && responseHeaders['x-total-page']) {
      totalCount = parseInt(responseHeaders['x-total-count'], 10);
      totalPages = parseInt(responseHeaders['x-total-page'], 10);
    }

    // レスポンスデータが配列であることを確認
    if (Array.isArray(responseData)) {
      reports = reports.concat(responseData); // レポートデータを追加
      page++;
    } else {
      break;
    }
  } while (page <= totalPages); // 全ページを処理するまでループ

  const sheetName = '月次レポート一覧';
  let sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(sheetName);
  if (!sheet) {
    sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().insertSheet(sheetName); // シートが存在しない場合は新規作成
  } else {
    sheet.clear(); // 既存のシートをクリア
  }

  const userSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('ユーザー一覧');
  const userData = userSheet.getDataRange().getValues();
  const userIndex = {};
  userData.forEach(row => {
    userIndex[row[0]] = { lastName: row[2], firstName: row[3] }; // ユーザーIDをキーにして姓名をマッピング
  });

  // 月次レポートデータをスプレッドシートに転記
  if (reports.length > 0) {
    const headers = [
      'ユーザーID', '社員番号', '', '', '稼働月', '所定労働時間', '所定内労働時間', 
      '法定内時間外労働時間', '法定時間外労働時間', '法定外休日労働時間', '法定休日労働時間', 
      '深夜労働時間', '総労働時間', '実働時間', '遅刻時間', '早退時間', '所定不足時間', 
      '残業時間', '残業時間36', '所定日数', '出勤日数', '法定外休日出勤日数', 
      '法定休日出勤日数', '欠勤日数', '遅刻日数', '早退日数', '公休日数', '有給休暇日数', 
      '有給休暇残数', '有給休暇日数(時間休)', '時間有給休暇', '時間有給休暇残時間', 
      '子の看護休暇日数', '子の看護休暇残数', '子の看護休暇(時間休暇)', '子の看護休暇(時間休暇残時間)', 
      '子の看護休暇(休暇日数)', '介護休暇日数', '介護休暇残数', '介護休暇(時間休暇)', 
      '介護休暇(時間休暇残時間)', '介護休暇(休暇日数)', '経費', '作成日時', '更新日時', 
      '所定内労働時間(日中)', '所定内労働時間(深夜)', '法定内時間外労働時間(日中)', 
      '法定内時間外労働時間(深夜)', '法定時間外労働時間(日中)', '法定時間外労働時間(深夜)', 
      '法定外休日労働時間(日中)', '法定外休日労働時間(深夜)', '法定休日労働時間(日中)', 
      '法定休日労働時間(深夜)', '法定時間外+法定外休日労働時間(45時間以下)', 
      '法定時間外+法定外休日労働時間(45~60時間以下)', '法定時間外+法定外休日労働時間(60時間超過)'
    ]; // 日本語のカラム名
    sheet.appendRow(headers);

    reports.forEach((report, index) => {
      const user = userIndex[report.user_id] || { lastName: '', firstName: '' };
      const row = [
        report.user_id, // ユーザーID
        report.number, // 社員番号
        user.lastName, // 姓
        user.firstName, // 名
        report.month, // 稼働月
        report.prescribed_working_hours, // 所定労働時間
        report.hours_in_prescribed_working_hours, // 所定内労働時間
        report.hours_in_statutory_working_hours, // 法定内時間外労働時間
        report.excess_of_statutory_working_hours, // 法定時間外労働時間
        report.excess_of_statutory_working_hours_in_holidays, // 法定外休日労働時間
        report.working_hours_in_statutory_holidays, // 法定休日労働時間
        report.late_night_overtime_working_hours, // 深夜労働時間
        report.total_working_hours, // 総労働時間
        report.actual_working_hours, // 実働時間
        report.total_late_hours, // 遅刻時間
        report.total_leave_early_hours, // 早退時間
        report.lack_prescribed_work_time, // 所定不足時間
        report.over_work_time, // 残業時間
        report.over_work_time_36, // 残業時間36
        report.prescribed_working_days, // 所定日数
        report.working_days, // 出勤日数
        report.working_days_in_non_statutory_holidays, // 法定外休日出勤日数
        report.working_days_in_statutory_holidays, // 法定休日出勤日数
        report.absence_days, // 欠勤日数
        report.tardy_days, // 遅刻日数
        report.learve_early_days, // 早退日数
        report.public_holidays, // 公休日数
        report.paid_holidays, // 有給休暇日数
        report.remain_paid_holidays, // 有給休暇残数
        report.paid_holiday_with_time_paid, // 有給休暇日数(時間休)
        report.time_paid_holiday, // 時間有給休暇
        report.time_paid_holiday_zansu, // 時間有給休暇残時間
        report.kango_days, // 子の看護休暇日数
        report.kango_remain, // 子の看護休暇残数
        report.kango_time_paid_holiday, // 子の看護休暇(時間休暇)
        report.kango_time_paid_holiday_zansu, // 子の看護休暇(時間休暇残時間)
        report.kango_paid_holiday_with_time_paid, // 子の看護休暇(休暇日数)
        report.kaigo_days, // 介護休暇日数
        report.kaigo_remain, // 介護休暇残数
        report.kaigo_time_paid_holiday, // 介護休暇(時間休暇)
        report.kaigo_time_paid_holiday_zansu, // 介護休暇(時間休暇残時間)
        report.kaigo_paid_holiday_with_time_paid, // 介護休暇(休暇日数)
        report.expense, // 経費
        report.created_at, // 作成日時
        report.updated_at, // 更新日時
        report.daytime_prescribed_work_time, // 所定内労働時間(日中)
        report.midnight_prescribed_work_time, // 所定内労働時間(深夜)
        report.daytime_statutory_work_overtime, // 法定内時間外労働時間(日中)
        report.midnight_statutory_work_overtime, // 法定内時間外労働時間(深夜)
        report.daytime_out_statutory_work_time, // 法定時間外労働時間(日中)
        report.midnight_out_statutory_work_time, // 法定時間外労働時間(深夜)
        report.daytime_out_statutory_holiday_work_time, // 法定外休日労働時間(日中)
        report.midnight_out_statutory_holiday_work_time, // 法定外休日労働時間(深夜)
        report.daytime_statutory_holiday_work_time, // 法定休日労働時間(日中)
        report.midnight_statutory_holiday_work_time, // 法定休日労働時間(深夜)
        report.jikangai_under_45, // 法定時間外+法定外休日労働時間(45時間以下)
        report.jikangai_45_to_60, // 法定時間外+法定外休日労働時間(45~60時間以下)
        report.jikangai_over_60 // 法定時間外+法定外休日労働時間(60時間超過)
      ];
      sheet.appendRow(row);
    });
  }

  Logger.log(`全件数: ${totalCount}, 転記件数: ${reports.length}`);
}

/**
 * ユーザーに取得対象月を問い合わせる関数
 * カレンダーUIを表示し、デフォルトは現在日付の前月に設定
 * 
 * @return {string} 取得対象月 (YYYY-MM形式)
 */
function getMonthFromUser() {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  const now = new Date();
  const lastMonth = new Date(now.getFullYear(), now.getMonth() - 1, 1);
  const defaultDate = Utilities.formatDate(lastMonth, Session.getScriptTimeZone(), 'yyyy-MM');

  const response = ui.prompt('取得対象月を選択してください (YYYY-MM形式)', defaultDate, ui.ButtonSet.OK_CANCEL);
  if (response.getSelectedButton() == ui.Button.OK) {
    const userInput = response.getResponseText();
    return userInput || defaultDate; // ユーザー入力がない場合、デフォルト値を返す
  } else {
    return null;
  }
}

まとめ

  • ChatGPT 4o を使用してAPI連携をさせるGASを書くのは可能
  • API仕様書を読ませることはできるが、理解は薄い
  • ざっくり指示するりも、プロンプトが長くなっても明示するほうがよい(今回のような表に転記するような場合であれば、全カラムを明記するのがはやい)
  • このようなことを前提とすると、まるきりGASのことがわからなかったり、プログラミングに全く明るくない人がChatGPTだけを頼りにGASでの自動処理を作っていくのは難易度高そう

ということで次回は取得ができたデータから、長時間労働のかたのリストを作成することにチャレンジします。

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