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環境構築:Cygwin+Emacs+Python(gnupack+Anaconda)

Last updated at Posted at 2018-05-11

色んなところでやりそうな作業なので記録。著者の都合と気分で更新する予定。

  • 2019.05.15 不要な情報を削除&整理

概要

  • ターミナル&シェル
  • エディタ
  • Python環境
  • (ついでにgitとか)

を仕事や勉強で使うWindows機に手っ取り早く揃えたいので、
パッケージ化されているものをインストールして組み合わせつつ少々弄る。

前提

  • Windows10(64ビット)
  • gnupack_devel-13.06-2015.11.08
  • Anaconda3-5.1.0-Windows-x86_64(Python 3.6)

導入 - gnupack と Anaconda

gnupack

Emacs(エディタ)とCygwin(ターミナル&シェル環境)とgvim(宗教的配慮)等が入ったパッケージ。
個人的に良いところを挙げるなら以下のような感じ。

  • 全般:日本語環境・マニュアル・文字コード対策がだいたい整っている。
  • Emacs:外観・フォント等も含めてほぼそのまま使える状態に設定されている。
  • Cygwin:特にない。Cygwin自体が便利。

Anaconda

Python+特定界隈がよく使うパッケージ群。
自分はnumpy, matplotlib, scipy辺りをちょくちょく使うが、この辺が最初から入っている。
Pythonのライブラリは1個ずつ入れると結構メンドイので助かる。

作業

gnupackインストール

インストールというか、ダウンロード&展開。
公式サイトからダウンロードする。
以下の2種類があるが、gitが欲しいのでここではdevel(開発者向け?)を選ぶ。

  • basic - 基本
  • devel - git/svnとかgccとかpython(今回は不要)とかが追加されている

インストーラを起動すると置き場所を聞かれるので、ファイルを展開する。
日本語名フォルダの下とかは避けた方が無難。

プロンプト設定

Cygwinのgnupack初期設定のプロンプトがあまり好きでないので、~/.bashrcを少し修正する。

~/.bashrc(一部)
# コマンドプロンプト
export PS1
PS1="\$(
            echo -ne \"\[\e[0;32m\][\u@\h]\[\e[0;0m\]\"
            echo -ne \"\W% \"
        )"

# 以下初期設定、コメントアウト
# export PS1 PS2
# case $TERM in
#     xterm*|emacs)
(中略)
# esac
変更前
# Host: MY-PC | Time: 2018-05-06 xx:xx:xx | User: noriben
# Path: /desktop
# #
変更後
[noriben@MY-PC]desktop%
apt-cyg差し替え

公式版は更新終了しているのでFork版をダウンロードしてくる。
ファイルapt-cyggnupack_***-***/app/script以下にあるものを置き換える。
Fork版は色々1乱立しているらしいが、上記のものが無難そう。

apt-cygプロキシ設定

学校とか会社とかだと、プロキシ設定しないとmirrorへの接続中に止まる。
pipとかだと--proxy URL:ポート番号みたいにオプションを付ける。
apt-cygは上手く行かない場合があり、だいたい以下のwgetの設定で解決する。
/etc/wgetrcを直接編集するか、~/.wgetrcにコピーして以下の項目を修正する。

.wgetrc
# You can set the default proxies for Wget to use for http, https, and ftp.
# They will override the value in the environment.
https_proxy = URL:ポート番号
http_proxy = URL:ポート番号
ftp_proxy = URL:ポート番号
tmux(お好み、未解決)

tmuxが便利なので使いたいが、そのまま実行すると動かない。

[noriben@MY-PC]desktop% tmux
can't create socket: Permission denied

/tmp/tmux-{UID}のパーミッションを700に変えるのもグループを変えるのも上手く行かず、
結局/var/tmp以下にディレクトリを置く設定に変えたら動く模様。

~/.bashrc
export $TMUX_TMPDIR=/var/tmp/tmux

...と思ったのだが、これが実行こそすれど息をしない。

[noriben@MY-PC]~% tmux
[noriben@MY-PC]~% tmux -V
[noriben@MY-PC]~% tmux -v

他のPC(Win7, Win10)だと動いたので、手元で何かやらかしただけかも?

Cygwin/x(お好み)

sshで開発用のサーバ等に入ってGUI作業をするのに使う。
ここで必要な作業はxinitのインストールのみ。

[noriben@MY-PC]~% apt-cyg install xinit

念のためxclock等で動作確認しておく。

[noriben@MY-PC]~% ssh -Y [適当なサーバ]
[noriben@MY-PC]~% xclock

Anacondaインストール

ダウンロードページからインストーラを落としてきて実行する。
推奨設定から変更が必要な項目は特に見当たらなかった。

gnupack_***-***/home直下の.bashrcに以下を追記する。

.bashrc
# Anaconda
PATH=:/c/Users/noriben/Anaconda3:$PATH
PATH=/c/Users/noriben/Anaconda3/Scripts:$PATH
PATH=/c/Users/noriben/Anaconda3/Library/bin:$PATH

export PATH

gnupack-develを選んでいた場合、Cygwinに元々入っているpythonを追い出す形になることに注意。
よく触るものだと、pythonはAnaconda、pip, conda, easy_installなどはAnaconda/Scriptsに入っている。
Anaconda/Library/binは省いても良い?

注意
対話モードでいくつか使用上の問題あり。

  • pythonで起動しない(Minttyの仕様のせい、-iを付ければ起動)
  • 矢印(C-p等含)が文字入力になる

まとめ

基本的にはインストール+設定ファイルいくつかの修正で動く。
+αで必要な個人設定を各自で実施・管理する。


  1. 「色々」に関してはここにまとめてくださっている。 

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