今回はLinuxのファイルのパーミッションについての説明です。
えー、もうそんなこと知ってるよ～。という方、意外に知られてないことですのでご一読ください。
1. パーミッションを外してもrootはファイル操作できる。
ご存知のようにrootはパーミッションを無視してファイル操作が可能です。この例ではパーミッションのない"testfile.txt"に書き込みがされています。
[root@srv1 test]# ls -l
total 0
-rw-r--r--. 1 root root 0 Nov 22 19:09 testfile.txt
[root@srv1 test]# chmod 000 testfile.txt
[root@srv1 test]# ls -l
total 0
----------. 1 root root 0 Nov 22 19:09 testfile.txt
[root@srv1 test]# echo "HELLO" > testfile.txt
[root@srv1 test]# ls -l
total 4
----------. 1 root root 6 Nov 22 19:11 testfile.txt
2. 通常ユーザーでもパーミッションなくともファイルは削除可能。
ご存知のように通常ユーザーでもパーミッションがなくともファイルの削除は可能です。この例ではパーミッションのない"myfile.txt"が通常ユーザmikeにサクッと消されます。
[mike@srv1 test]$ ls -la
total 8
drwxrwxrwx. 2 root root 4096 Nov 22 19:18 .
dr-xr-xr-x. 28 root root 4096 Nov 22 19:03 ..
----------. 1 mike mike 0 Nov 22 19:18 myfile.txt
[mike@srv1 test]$ rm -f myfile.txt
[mike@srv1 test]$ ls -l
total 0
[mike@srv1 test]$
このため、ファイルを削除させる/させないには以下のコマンドを使います。(必要に応じでsudoを付けてください。)
ファイル "myfile.txt"を削除不可にする場合。
[mike@srv1 test]$ chattr +i /test/myfile.txt
**ファイル "myfile.txt"を削除可にする場合。**
[mike@srv1 test]$ chattr -i /test/myfile.txt
いかがでしたでしょうか～。(^_^)