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Power Automate for desktop の Picture-in-Picture でエラーが出る時の対処法

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こんにちわ、 のりじ です。

デスクトップフロー(Power Automate for desktop)の実行方法に「Picture-in-Picture」を選択できるようになっています。

1. Picture-in-Picture とは

202407-01.jpg

Picture-in-Pictureは、デスクトップを複製する仮想ウィンドウ内でフローを実行する機能です。
この機能を活用すると、PADを実行する時にユーザーは作業を止める必要が無くなります。

2. 個人PCで「Picture-in-Picture」が実行できない・・・

とても便利な機能なのですが、個人PCでクラウドフローからデスクトップフローを「Picture-in-Picture」でフロー実行させようとしたらうまくいかず、以下のエラーが出ました。

001.jpg

これを解消するのに結構ハマってしまったので、方法を記載しておきます。

3. 「Picture-in-Picture」利用時の前提条件

「Picture-in-Picture」を利用したい場合、以下の条件が必須になります。

  • デスクトップ用 Power Automateが、使用しているマシンにインストールされている
  • Power Automateを使用するには、ユーザーがサインインしている必要がある
  • ユーザーは、従量課金環境へのアクセスか、Power Automate Premiumプランが必要

また今回、エラーが出た私のPCやライセンスは以下の内容でした。

  • 個人PCである
    • 管理権限などすべて触れる状況
    • ローカルアカウントを利用
    • PC起動時、Windows HelloのPIN認証ではなくパスワードを利用
  • 環境は「既定の環境」を利用
  • PADのバージョンは「2.45」
  • Windowsのバージョンは「Windows11 pro」
  • Power Automate Premiumプランあり

4. グループポリシーの設定

「フローが実行できません」のエラーが表示された場合、Windowsの「グループポリシーの設定」を見直すことでエラーが解消される場合があります。(自分のPCはコレだった)
以下、設定方法を記載します。

社用PCなど管理されているPCの場合は、個人判断せず社内のルールや管理者の指示に従ってください。

コントロールパネルを開きます。

pad01.jpg

検索窓に「グループ」と入力して検索し、「グループポリシーの編集」をクリック。

pad02.jpg

「ローカル グループ ポリシー エディター」が開くので「コンピューターの構成」をクリック。

pad03.jpg

「管理用テンプレート」をクリック。

pad04.jpg

「システム」をクリック。

pad05.jpg

下の方にスクロールすると表示される「資格情報の委任」をクリック。

pad06.jpg

「既定の資格情報の委任を許可する」をクリック。

「値」に以下の内容を入力。

TERMSRV/*

最後に「適用」ボタン⇒「OK」ボタンをクリック。
「グループポリシーの設定」が完了しました。

PCを再起動後、デスクトップフローの実行方法で「Picture-in-Picture」を選択するとエラーが出ずに実行できようになります。

さいごに

現時点では「プレビュー」の機能なので今後設定など変わってくるかもしれませんが、現時点ではこの方法で対応できました。
エラー解消方法の一つということで読んでいただければ!

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