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オープンソースを改変する場合の著作権表示について

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はじめに

BSD ライセンスで公開されているオープンソースを改変して公開する機会があったのだが、その際の著作権表示をどのようにすれば良いのか、調べたことを備忘録として残しておく。

なお、この記事では BSD ライセンスを例に挙げるが、原著作者の著作権表示が必要な、他のライセンスを適用する場合も参考になるはず。

改変した場合の著作権表示の書き方

2 条項 BSD ライセンスの利用条件一覧を見ると、次のように書かれている。

ソースコードを再頒布する場合、上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。

引用元: https://licenses.opensource.jp/BSD-2-Clause/BSD-2-Clause.html

改変せずに公開または再頒布するのであれば、著作権表示の箇所は原著作者の名前だけを書けば良い。しかし、改変した場合はどうすれば良いのだろうか。

公開されているソースコードに記載されているライセンスの条文をそのまま記載すると、原著作者のみが記載されることになる。では、改変した場合の自分の著作権はどうなるのだろうか。まさか、改変した人には著作権がないのだろうか。

もちろんそんなことはなかった。これに関して、わかりやすく解説されている記事を見つけた。

ライセンス(2) - allbsd.org

改変した場合は、著作権表示 (Copyright) の行に自分の名前を追加すれば良いらしい。いくつかのソフトウェアの例を見ると、著作権表示の行が 2 行になっており、それぞれの著作者の名前が書かれている。このような表記方法でも良いらしい。

まとめると次の通り。以下は例であり、正しい表記方法については各ライセンスの条文を参考にすること。

Copyright <年> <原著作権者>, <他の改変者 (存在する場合)>, <あなたの名前>

または

Copyright <年> <原著作権者>
Copyright <年> <他の改変者 (存在する場合)>
Copyright <年> <あなたの名前>

ちなみに、原著作者が適用しているライセンスとは異なるライセンスを適用して改変したい場合は、OpenSSH の例のように、原著作者が記載したライセンス条文に続く形で、自分が適用したいライセンス条文を記載すれば良いらしい。

ただし、これはライセンスが変更できる場合に限る。たとえば、GPL ライセンスなどは、改変した場合でも、改変した部分、改変していない部分を含め元のライセンスと同じライセンスにする必要がある点には注意すること。

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