昔のMac mini活用ということでようやくたどりついたantiX。その軽妙な挙動に喜ぶのもつかの間。オンボードの無線LANデバイスが不調のため、放置していたGW-USmicroNというUSBデバイスを指したのだけれど、wifi接続できない。その試行錯誤。
lsusbコマンドで確認すると、ハードウェア的にはUSBを認識しているのがわかった。
Bus 001 Device 004: ID 2019:ed14 PLANEX GW-USMicroN
ただ、この段階でifconfigコマンドでネットワークインタフェースを確認しても、
USB無線LANアダプタを使った接続はできていなかった。
さて、GW-USmicroNの中に使われているのはRalinkTechnologyのRT2870というチップ。
antiXインストーラはRT2700USB関連モジュールもインストールしていたようだが、
それをOSが使えるようにするにはひと手間が必要だった。
(1) Ralinkファームウェアのインストール
Ralinkのファームウェアが入っているパッケージを調べたところ、
https://packages.debian.org/search?suite=bullseye§ion=all&arch=any&searchon=names&keywords=Ralink
「firmware-misc-nonfree」だった。
$ sudo apt intall firmware-misc-nonfree
(2) RT2700USB関連モジュールを読み込むための定義ファイルを作る。
ファイル名「/etc/modprobe.d/gw-usmicron.conf」
ファイルの内容
install rt2800usb /sbin/modprobe --ignore-install rt2800usb; /bin/echo "2019 ed14" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id
「2019 ed14」は(1)のlsusbコマンドで調べたハードウェアID。
(3) モジュールをロード
$ modprobe rt2800usb
これによって、ようやくifconfigでネットワークインタフェースが追加されているのが確認できた。
(4)起動時にモジュールをロードするように設定
/etc/modulesに「rt2800usb」行を追加。
...とはいったけど、linuxインストーラに入っているフリーウェアの?rt2800usbはいまいちらしい。
https://stejp.blogspot.com/2010/10/ralink-rt2870.html