#環境
- macOS 10.12.6
- MacBook pro 2016
- VirtualBox 5.2.18
- CentOS 7.6-1810
#yumでインストール
yumコマンドでインストールします。
CentOS 7では公式のyumリポジトリにhttpd2.4があるので、そちらをインストール。
###yumとは
パッケージ管理システムです。rpmというパッケージ管理システムを内包しています。
rpmの足りないところを、yumが補っています。
###rpmとは
rpm(Red Hat Package Manager)の名前の通り、RedHat系のディストリビューションのパッケージ管理システムです。よって、yumもRedHat系用になります。(ちなみにDebian系はapt)
yum = rpm + α
って感じです!
###rpmにはなくてyumにはある機能
rpmではインストールするパッケージの依存関係を検知することはできても、その依存関係にあるパッケージを自動で一緒にインストールまでしてくれません。ですが、yumは依存関係にあるパッケージまで全部一緒にインストールしてくれます。なので、yumを使ってパッケージを入れれば、そこらへんの配慮をしなくても、コマンド1つでやってくれちゃうわけです!
あと、もう一つリポジトリの自動更新も行なってくれます。
###リポジトリ
リポジトリは、複数のパッケージを格納している場所のことです。
ここには、複数のパッケージのメタ情報も一緒に置いてあります。
yumは、 /etc/yum.repos.d/
配下の.repo
拡張子のファイルの中身を見て、その中にあるリポジトリの中のパッケージをrpm経由でインストールします。
よって、ここに記載のないものはインストールできません。
最新のものをインストールしたいときには、ここに追加しなくてはなりません。
今回は、Apache httpd 2.4がデフォルトで存在するので、インストール可能というわけです!
インストール可能かどうかは、以下のコマンドでわかります。
# yum info [パッケージ名]
パッケージの詳細情報を出してくれます。
###インストール
インストール自体は先ほども言いましたが、コマンド1つです。
# yum -y install httpd // -yは、すべての問いに「yes」と回答したものとして実行するオプションです。
#Apacheの起動と停止
###起動
# systemctl start httpd
CentOS 6 以下は、service
コマンドを使ってください。
###起動の確認
# systemctl status httpd
たくさん文字が出てきますが、Active: active (running)
とどこかにあれば動いている証しです。
###停止
# systemctl stop httpd
#自動起動の設定
これは、CentOSの起動・再起動の際に一緒にApache httpdも起動するようにする設定です。
以下のコマンドでOK
# systemctl enable httpd.service
CentOS 6 以下は、chkconfig
コマンドを使ってください。
#ブラウザ確認
まずは、CentOSがデフォルトでfirewalldが動いていてアクセス制御されているので、httpdを許容するように設定します。
これも、コマンドでできちゃいます。
# firewall-cmd --add-service=http --zone=public --permanent
# firewall-cmd --reload //反映