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360度全天球でVR表示&ちょこっとAR

Last updated at Posted at 2019-10-14

スクリーンショット 2019-10-15 1.07.11.png

アジェンダ

360 度全天球は、360度カメラで撮影された写真やイラストを上下左右360度空間を全方位に見渡す事ができます。
スマートフォンを介してWebのサービスに簡単にアップできて、とても綺麗なVR空間を楽しむ事ができます。
では、今回、実際に、とても綺麗なVR空間を一緒に体験してみましょう。

  1. 360 度全天球カメラ
    360度カメラで撮影された写真を見てみよう!

  2. 360度全天球の画像
    360度カメラで撮影された写真をVRで見てみよう!

  3. 360度全天球イラスト
    360度全天球のイラストをVRで見てみよう!

  4. 360度全天球の実装(A-frame)
    360度全天球の実装はとても簡単♪♪

  5. VRで3Dモデルアニメーション表示
    360度全天球のVR空間の中に3Dモデルアニメーション表示を見てみよう。

  6. ARからのVR3Dモデルアニメーション表示
    ARとVRの融合

1. 360 度全天球カメラ

360 度全天球カメラは、上下左右全方位の360度ぐるっと全て見えるものを1枚の写真や動画が撮れる撮影カメラです。

360度カメラで撮影された写真は「360度カメラTHETA(シータ)」のサイトで見ることができます。

THETA(シータ)のサイト
THETA site
https://theta360.com/ja/
pic027-001.png

pic027-002.png

2. 360度全天球の画像

360度全天球は「全天球イメージ」としてVR空間で再生します。

VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティー)」の略で、「仮想現実」とも言われます。
VRの特徴は「目の前にある現実とは違う現実を体験できる」ということです。

VRアプリケーション開発はゲームエンジンの使用が基本で、VRゲームやVRアプリケーションの大多数が、ゲームエンジンのUnityやUnreal Engineを使用して作られています。

今回は「WebVR」というA-FrameというカスタムHTMLを使って、ブラウザ上で360度全天球を表示してみます。

まずは、実際に体験してみましょう。

360度全天球の画像は、「360度パノラマ写真」という検索キーワードで、見つける事ができます。

今回は、「slBL Archive」というサイトから無料でダウンロードしてみました。

slBL Archive
http://www.hdrlabs.com/sibl/archive.html
pic027-003-1.png

pic027-003-2.png

pic027-003-3.png

この画像を、VR表示できるようにA-Frameで実装します。(実装方法は後ほど)
pic027-005-10.png

まず、事前準備として、上下左右全方位の360度ぐるっと移動できる為には、「モーションと画面の向きのアクセス」をONにします。

後ほど、AR表示でも使用するので「使用するブラウザのカメラのアクセス」をONにします。
ここでは、iPhoneのSafariで説明します。
pic027-012.png

pic027-013.png

事前準備は、これで完了です。
パソコンで見る場合は、マウスドラッグでぐりぐり動かせます。
pic027-005-2.png
pic027-005-3.png

IOS(iPhone、iPad、Mac)のブラウザはSafariのみ。
Android、WindowsPCのブラウザはGoogleとFireFoxで見る事ができます。

スクリーンショット 2019-10-15 1.23.44.png

では360度全天球を実際に見てみましょう。
表示するのに少し時間がかかります。

WebVRで表示:https://beach.netlify.com
QRコード
qrcode_beach.png

↓↓実際に動かした動画はこちらになります。
https://youtu.be/nHAu6dYhaQw

トロピカルビーチが見えましたでしょうか?

3. 360度全天球イラスト

今度は、360度全天球のイラストを表示してみます。

360度全天球のイラスト お城
pic027-006.png

360度全天球を実際に見てみましょう。
表示するのに少し時間がかかります。

WebVRで表示 https://noncastle.netlify.com

QRコード
qrcode_noncastle.png

4つのお城が見えましたでしょうか?

↓↓実際に動かした動画はこちらになります。
https://twitter.com/nonnonkapibara/status/1181247388872130560

右端にVRゴーグルボタンのマークが出ています。スマホの場合、このボタンを押し、横に傾けると、VRゴーグルで見れるように2眼表示となります。
スクリーンショット 2019-10-15 1.31.19.png

360度全天球のイラストは、テンプレートや「360度パノラマ写真」をベースにお絵かきしました。

テンプレート
template.png

テンプレートに沿って、イラストを描きます。

テンプレートとイラストを重ねた図
pic027-007.png

道が長く続くような感じにしたい場合は、「360度パノラマ写真」をベースに、絵を描いていきます。
slBL Archive
http://www.hdrlabs.com/sibl/archive.html

pic027-008-2.png

「360度パノラマ写真」道が長く続く写真
pic027-008.png

では360度全天球を実際に見てみましょう。

WebVRで表示 https://load.netlify.com

QRコード
qrcode_load.png

↓↓実際に動かした動画はこちらになります。
https://youtu.be/Aomyq3sCKtY

道が見えましたか?

「360度パノラマ写真」をベースに、ステンドグラスが続くような絵を描いてみました。

360度全天球のイラスト ステンドグラス
pic027-009.png

では実際に見てみましょう。

WebVRで表示 https://skystainedglass.netlify.com

QRコード
qrcode_ stainedglass.png

↓↓実際に動かした動画はこちらになります。
https://youtu.be/hpQVIfsZCXY

4. 360度全天球の実装(A-frame)

360度全天球の実装は、CDN経由でA-frameのjsを読み込みます。
表示する画像をa-ceneに実装して、終わりです。
これだけで、360度全天球の表示ができます。
pic027-010.png

5. VRで3Dモデルアニメーション表示

A-frameは、3Dモデルも表示する事ができます。
ここでは、「ジンジャーブレッドマン」の3Dアニメーション表示をVRの中で表示してみました。

スクリーンショット 2019-10-15 1.40.09.png

「ジンジャーブレッドマン」をVRの中で表示
pic027-011-3.png

では、実際に見てみましょう。

WebVRで表示 https://noncookie.netlify.com

QRコード
qrcode_noncookie.png

↓↓実際に動かした動画はこちらになります。
https://youtu.be/Neb_kDYua9E

6. ARからのVR3Dモデルアニメーション表示

ARとは「Augmented Reality」オーグメンテッド・リアリティの略で、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を「仮想的に拡張する」というものです。

ここでは、
3DモデルのアニメーションをAR表示して、その後「VRボタン」でVR表示します。
ただし、「VRボタン」でVR表示は、スマホの機能になります。パソコンでは全画面表示となります。
AR表示するには、カメラのアクセスが必要となります。
(設定済み)
pic027-012.png

pic027-013.png

ここでは、スマホを縦の状態で使用してください。
sumaho2.png

起動するとカメラ許可のダイアログが表示されます。

カメラを許可します。

pic027-014.png

では、実際に見てみましょう。

WebARからVRで表示 https://noncookiearvr.netlify.com

QRコード
qrcode_noncookiearvr.png

↓↓実際に動かした動画はこちらになります。
https://twitter.com/nonnonkapibara/status/1181588409053106177

カメラの前に、「ジンジャーブレッドマン」が表示されます。
今回は、ARの認識画像(ARマーカー)は
使用していません。
スクリーンショット 2019-10-15 1.47.48.png

ここからは、スマホのみの動きとなります。
次にVR表示するには、「VRボタン」を押します。

pic027-016.png

スマホを横に傾けます。
pic027-006-2.png

スマホでVR表示しました。
スクリーンショット 2019-10-15 1.52.45.png

ARは、IOSでは「ARKit」Androidでは、「ARCore」などが使用でき、Unityにも「Vuforia」や「ARKit」「ARCore」を使用して実装する事ができます。

今回、紹介したWebARは、アプリケーションをインストールせずに、気軽に、ブラウザ起動によりARが使えて便利です。

360度全天球は、WebAR以外でも、Unityのゲームの中での背景として設定する事ができます。
360度全天球のステンドグラスをUnityのゲームの中での背景として設定しています。

pic027-018.png

https://twitter.com/nonnonkapibara/status/1171022411581423616

今回、360度全天球は、WebARでの紹介となりましたが、他にも、いろいろなシーンで使う事ができます。

勉強会発表用SliderShare
https://www.slideshare.net/fujitanoriko/360vrar-182060748

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