この記事はLITALICO Engineers Advent Calendar 2024 カレンダー3 の 14日目の記事です
はじめに
前日の記事の続きとなります
良い感じのツールができたところで、見える化について考えていきます
見える化を行うことで、最適なライフワークバランスをどう作っていくのか
妻とより仲良くなるためにはどうしたら良いかを考えていきます
見える化するゾ
改めて、見える化について考えてみると、業務上では、見える化を行うことで客観的な判断を行うことができたり、課題に気づきやすく、また、対応しやすくなるなど、見える化の目的を考えて実践することが大事ですよね
このツールで必要な見える化に関して、目的から考えていきましょう
見える化の目的を考える
このツールを作る上での課題はなんだったかを考えると、最初の記事に書かせていただいた通り、
- 家事を予定通りこなすことができない
- ライフワークバランスが最適化できているか不明
の2つでした
前者に関しては、ツールを作ったことで解消したのではないかと思いつつ、後者に関しては、手付かずです
では、後者のために見える化するかでいうと、ちょっと勿体無い気がします
なぜならば、課題を解決した後のその先を掘り下げられていないからです
家事を予定通りこなすことができるようになったの先は何か、ライフワークバランスが最適化した後の先は何かを掘り下げていくと、個人的には、一緒に暮らす妻が快適に過ごせるようにしたいが目指すゴールだと思いました
- 家事を予定通りこなすことができる
- 家事の負担が片方によらないことで、安定的な生活ができる
- 安定したPDCAサイクルを回せることで、家事の改善をし、家事の質を向上させる
- 先々の予定を計画的に立てられるようになり、余暇の過ごし方を提案しやすくなる
- ライフワークバランスが最適化されている
- 仕事や家庭、または、他の何かを犠牲にすることなく、先々のライフプランを立てられる
- 将来に対するリスクを低減することができ、リスクに対する備えも最適化できる
→ 一緒に暮らす妻が快適に過ごせるようにしたい
目的からどういう見える化をすれば良いか考える
- PDCAサイクルを回す中で、確認のために見える化する
- 確認すべきは
- お互いの負担感
- ワーク、余暇とのバランスが適切か
- 家事の質の評価
- 想定している家事の時間は適切か
- 担当は適切か
- 家事の得意・不得意、好き・嫌い
- お互いの負担感
- 確認すべきは
この辺りは、PDCAサイクルを回す中で、そもそも、確認項目が適切かも振り返りすべきですが、一旦、上記で考えております
-
お互いの負担感の見える化
- 家事時間、業務時間、余暇時間を積み上げ棒グラフで、PDCAサイクルのターム毎に表示
- Germinが提供しているHealth APIから、バイオグラフの平均をPDCAサイクルのターム毎に表示
-
家事の質の評価
- PDCAサイクルのターム毎に、家事毎の評価を、定量、定性で相互評価
- 家事の得意・不得意、好き・嫌いをそれぞれ自己評価
- 相互評価、自己評価を受けて話し合い
- 担当、分担が適切か
- 解決策が他にあるか
- 家事代行の導入
- 目指す質の再設定
- 家事タスクの分割化、再定義
見える化の実装に関して
良いツールを組み込むことが簡単でしたら、そうしたかったのですが、
なかなか良いライブラリーが見つからなかったので、グラフ部分はpythonで実装、PDCAサイクルに関しては、課題管理ツールを別で用い、Matplotlibを使用して作成したグラフを手動で取り込んでCheckの際に確認する形です
この辺り、Github Actionsを用いて、自動化したかったのですが、残念ながら手が回らず。
ツール導入成果
- お互いの負荷状況は見えるようになった
- ただし、単純に時間で見るだけだと、その時間家事をすることで減っていくHPまでは比較できない
- それを補うために、GerminのHealth APIで取得できる値に期待していたが、家事以外の要員によっても変動するため、単純に数字だけを見るのは危険、あくまで参考程度として考えた方が良さそう
- ただし、単純に時間で見るだけだと、その時間家事をすることで減っていくHPまでは比較できない
- 運用のコストは当初想定よりかかった
- 家のことで、PDCAサイクルを回すのは、少し仰々しい
- PDCAではなくて、年次など、長いスパンの振り返りで確認するくらいで良いかも、この辺りも運用を話し合いかな
- 実験的な試みに付き合ってくれた妻には感謝、今後も継続するかは要相談かな
- 自分の担当家事をカレンダーに登録する、初期の構想は継続できそう
- 家のことで、PDCAサイクルを回すのは、少し仰々しい
- 改めて、話し合いをするきっかけになったのが一番の成果
- 家事1つとっても、価値観の違いはある
- 例えば、何を優先したいのか、私は食に関することにコストを使いたい人とわかり、妻は住、特に掃除にコストを使いたい人とわかった
- ここから気になる方がやれば良いだと、本来の趣旨から外れてしまうので、お互いの優先したいことを加味した上で、どういう家事分担にするか、話し合いを継続
- 例えば、何を優先したいのか、私は食に関することにコストを使いたい人とわかり、妻は住、特に掃除にコストを使いたい人とわかった
- 家事1つとっても、価値観の違いはある
終わりに
記事を読んでいただいてありがとうございました
当初は、成果が大きければ、業務でも使えるんじゃないかと思ってましたが、業務で活用するには、見える化と振り返りのツール化部分に関してブラッシュアップしていく必要があると感じました、サービス化したいっていう方いれば真剣に考えます
ただ、取り組みとしては、面白かったです
業務でシステム開発するのも楽しいですが、個人開発するのは、自由度が高くて、また、別の面白さがありますね
エンジニアとして、インプットとアウトプットのバランスが大事とはよく言われますが、インプットした内容に対し満遍なくアウトプットを行うためには、業務だけでは難しいケースもあり、個人開発も改めて重要だなと感じております