この記事はLITALICO Engineers Advent Calendar 2023 カレンダー2 の 8日目の記事です
アドベントカレンダーの何が良いのか
- 所属組織からすると対外的なアピールになるのでいいぞ
- 所属組織外の人からすると、勉強になったり、組織の雰囲気を掴めていいぞ
- アドベントカレンダーを書いてる人にとってもいいぞ
- この記事ではこの書いている人にとっていいぞを掘り下げます
情報を整理する力を養えること
情報を整理する力とは何か
エンジニアに求められるものは様々ですが、その中の一つに情報を整理する力があります
情報を整理する力とは、例えば、インプットであれば情報の中のノイズを取り除いで自分の中に落とし込むことだったり、アウトプットであれば周りの人に対して自分の持っている情報を的確に伝えるために必要になってくる力のことで、エンジニアにとって、非常に重要な力となります
情報を整理する力が何故エンジニアにとって重要か
インプットの情報を整理する力に関しては、効率的に情報を吸収するために重要となります。エンジニアをやっていると、常に新しい情報に接する機会があり、それらの新しい情報を効率的に吸収していかないといけません。
アウトプットの情報を整理する力に関しては、多くの場合、チーム開発をしているはずで、チーム開発のためには自分の持っている情報を的確に伝える必要があります。ここがうまくいかないと認識齟齬を起こしてしまい、チーム開発の効率が悪くなってしまいます。また、エンジニア以外の方とコミュニケーションする上でも、それぞれの方に対して的確に情報を伝えていく必要がありますよね。
情報を整理する力を養うにはどうすれば良いか
インプットにしろ、アウトプットにしろ、全体像を捉えたり、情報を構造化する癖をつけることで、情報を整理する力を養うことは可能です。普段の業務の中で意識的に取り組まれている方もいるかと思いますが、個人的にはアドベントカレンダーを書くということは情報を整理する力を養うのに最適だと考えています。
何故ならば、普段接している方以外に向けて情報のやり取りを行う必要があるからです。普段接している方と情報のやり取りをする場合、意識していても、情報の構造化が甘かったり、全体像を捉えきれていない場合があります。これは、それらをしっかりしなくても、お互いに共通理解を得ている部分があったり、自身の状況を理解いただいているため、情報のやり取りが成立するためです。
それに対し、アドベントカレンダーを書くという形であれば、参考情報にしろ、自身が書く記事にしろ、普段接していない方との情報のやり取りを意識せざるをえず、より情報を整理することに注力するはずです。結果、アドベントカレンダーを書けば書くほど、その方の情報を整理する力は養われることになります。これは、LTへのスピーカーとしての参加でも同じことが言えますね。LTもいいぞ。
自ら課題を選定し、解決策を検討する経験ができること
社会人として良い成果を出すということ
私も社会人になってから気づいたのですが、社会人として良い成果を出すのは、学校の成績で良い成果を出すのとは全く別の要素があります。それは、学校の成績の場合は、課題を学校の先生が設定して、その設定された課題に対し良い解決策を提示できるかを見ているに対し、社会人としてでは、課題の設定から自身で行う必要があるということです。自ら設定した課題に対して、自身がどういった解決策を提示可能であるのか、また、その課題を解決した際に、どれくらいの成果があるのかを考えるのは初めてではなかなか上手くいかず、社会人として良い成果を出すのはかなり大変です。
それぞれの組織や役割にもよりますが、普段の業務の中で、課題の設定をする機会は割と限定されていると思いませんか。特に課題の設定に慣れていない新人やメンバーの方ほど、その機会が少なくのではないでしょうか。社会の中で自身が実現したいことを、自らの力で実現するためにも、課題を選定し、解決策を検討する必要は多いです。ただ、多くの場合、その経験を積むための役割を任せてもらうためには、そういった課題解決の実績を示していく必要があり、少ないチャンスをものにしていく必要があるかと思います。
アドベントカレンダーを書くということは
その方の置かれている状況に寄らず、自ら課題を選定し、解決策を検討する経験を積むためにはどうしたら良いか。そう、私たちにはアドベントカレンダーがあるではないですか。アドベントカレンダーの記事に書くネタを見つけることは、自ら課題を選定することと同じです。広く世の中に発信し評価されるネタを考えるのは、世の中にある課題のうち、どういったものであれば、自身が解決策としての記事を書けるのか、これは正しく前述の課題を選定し解決策を提案、良い成果を出すと同じ思考ですよね。
また、組織にも寄ると思いますが、多くの場合、アドベントカレンダーというのは制約が少ないのではないでしょうか。実際に、私が所属しているLITALICOのアドベントカレンダーも制約が少ないため実に多種多様な記事が書かれています。実際の業務の中では様々な制約があることで、余計に課題を見つけ解決策を提案し良い成果を出すという一連のステップが難しくなることが多いです。それに対し、アドベントカレンダーを書くという制約が少ない状況であれば、より成功体験を掴みやすいと言えます。
アドベントカレンダーはお祭り感もあって、普段の業務と比較すると、失敗のリスクは低いというのも魅力的です。リスクなく、誰でも経験を積むチャンスを掴みやすいわけですから、どんどんアドベントカレンダーを書いて、社会人として良い成果を出すための経験を積んでいきましょう。
最後に
アドベントカレンダーはいいぞ
いっぱいアドベントカレンダーを書くことが可能なLITALICOもいいぞ