(この記事は、「RaspberryPi の産業用途」の一部として書いたものから切り出したものです。)
Deep Learning が画像認識技術の分野を書き換えているが、CUDAだけが唯一の手段ではない。
ARM系のチップでもGPUを使う話がある。
Raspberry Pi の利用例 エッジで安価にディープラーニング活用、Ideinが1.8億円を調達
Ideinの強みは、汎用のRaspberry Pi上で高速にディープラーニングを使うソフトウェア環境を整えたこと。Ideinが使っているのはプロセッサもソフトウェアも汎用のものだ。Raspberry Piはスマホと似たプロセッサだし、ディープラーニングにはChainerやCaffeといったオープンソースのライブラリを使う。難しいのはRaspberry Pi搭載のGPUであるVideoCore IVを使うために、アセンブラ、コンパイラ、数値計算ライブラリなど一通りのツールチェーンを自分たちで作った部分という。これによって10倍から30倍の高速化となり、以下の動画にあるように、30ドル程度の汎用デバイスでGoogleNet(Googleが配布している画像認識の学習モデル)による認識時間が0.7秒という実用的な速度になっている、という。
VideoCore IV を使う話 Raspberry PiでGPGPU
Youtube Ideinによる画像認識のデモ
Idein 創業者で代表の中村晃一氏 は qiita の 中村 晃一 さん であるらしい。
東京大学 中村晃一氏(当時)による「パターン認識と機械学習入門勉強会 全23回」の動画が
Youtubeにあります。
[「パターン認識と機械学習入門勉強会 全23回」(]https://www.youtube.com/playlist?list=PLl1oX4Yc8CJaeKmvcKYwJMuLT8dcWzGVo)
5ドルのラズパイでAIが高速動作、IdeinがMWC2018で初展示
アイシン精機株式会社とIdein株式会社が資本業務提携