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その会社に入社を決める前に調べておくべきこと


その会社は技術力があるかどうか?

あなたがどれほどの技術力をもっていたとしても、その会社がどれだけの技術力をもっているのかどうかは調べるべきです。

技術力がない会社の場合、技術をまっとうに判断することができなかったり、有能な技術者を有能と判断することさえできません。

あなたが、どれだけ有能でまっとうな開発ができる人であっても、上司がそれを理解できない人の場合だと、その力を発揮することはできません。

外部から技術を買っている場合でも

会社の中にしっかりしたその分野の技術者がいて、きちんと評価・ハンドリングができている場合と

よくわからないまま、ただ買っている場合とがありますから、

その会社が、その分野で技術を他所から買っているというだけでは、判断がつきにくいことがあります。


あなたの実力の一部は、同僚の力。

あなたがそこそこ有能で結果を出してきた技術者かもしれません。

結果をだせてきたのは、同僚に恵まれていたからという要因も忘れてはいけません。

そのような恵まれた状況から外れてしまうと、結果を出すのは途端に難しくなってしまうのです。

あなたの上司になる人や、同僚の人たちによっては、あなたの力が発揮できなくなるのです。


悲しいかな、まっとうな技術の開発のしかたを知らない人間は、ちょっとやそっとで変わりません。

年数を経れば、気づくというものでもありません。

気づかない人は、10年20年たっても気づきません。

間違った問題設定、間違った方向性、間違った判断基準に気づかないまま、失敗を繰り返します。


無自覚の人の持つ巨大な影響力

しかも、自分の判断ミスがどれほどの工数の遅れを引き起こしたのかについて自覚することはありません。

その間違った判断を押し付けられて、数カ月を無駄にしてしまった技術者は、怒りを覚えます。

その数カ月の遅れは、ただ単に、その一人の工数だけではなく、その事業に関わっている人すべての数カ月にコストとして発生するからです。

論理的に考えればわかることを、論理的に考えようとしない。


自分が変えていけるとは思うな。

「最新の考え方、最新の技術動向を知っていて、最新の技術を使いこなして開発することができる。だから私が変えていけるからだいじょうぶだ。」 なんてことはありません。 組織には慣性があります。また、たとえ相手が一人であったって、そう簡単にいくものではありません。

あなたがちょっと言って気づくなんてことはふつうありません。会社づとめが長い人ならなおさらです。

会社勤めをして20年以上の中で、物事に気づく人ならばとっくに気づいています。

開発にあたって何をして、何をしてはならないのか気づかないまま20年以上過ごしてきた人が、簡単に変わることはないのです。

だからこそ言います。


その技術分野にはどういう人がいて同僚や上司になるのかを確かめよう。

まっとうな考え方をしている技術者かどうか。

もし、そうじゃないときには、あなたがどれほど情熱をもって取り組んで、

工夫を積み重ねていっても

それが報われずに終ることがある。


どういう理由であなたを雇おうとしているのかを注意深く聞き出そう。

前任者がやめている場合には、そのやめた理由が大事だ。

前任の開発者が、あまりのひどさに呆れてやめてしまっている場合があるからだ。

そのような会社では、やめていった技術者のことを幹部が悪く言いまくったりしていることがある。

そのような場合には、その前任者が苦しんだであろう組織的な問題をあなたが引き継ぐことになるだろう。


技術的な誠実さを持っているかどうか。

技術的な誠実さを持っていないと判断できる例があれば、さっさとその会社を候補から除外することです。

技術的な誠実さを持ちあわせていない会社は、現実に立ち向かっていく力があるように思えないからです。


経営者が技術者をどのように語ってるかに注意しよう

去っていった技術者のことを悪く言っている場合は、マイナスポイントだ。

人はそれぞれの判断で去る時は去る。技術的な要因か、人的な要因か、いずれの要因であれ、残って欲しかったの人が去っていったとしても、それは受け止めなければならないことだ。


その企業文化は、あなたのライフスタイルとあうかどうか冷静に見極めよう。

信用するにたる人かどうか見定める力量を持っていて、信頼するに足る人に任せられる範囲を任せる力を持っているかどうか?

企業文化があなたの流儀と相容れないものの場合は、大概の場合苦労します。しかも報われることがありません。

体育系のノリの体質が、技術の開発で成功に結びつくとは私には思えません。

自分をだめにしたくなければ、そのような会社を選ばないことです。


もくろみが外れたときにでも、自分の生活を維持できるしたたかさを忘れるな。

自分にはどういう強みがあると主張できて、それをまわりに認めさせられるだけの結果を出し続けよう。


自分の命を大切にすること。


  • あなたが責任感が強ければ、無理なことは無理だと言わなくてはなりません。

  • 助けが必要なときに助けを求めることはあなたの義務です。

  • あなた一人で抱え込んでしまっているうちに、状況は悪化してしまいます。悪化していないように見えても、残された時間が減ってしまっているので、実際には悪化しています。

  • 生真面目なあなたは、必要以上に仕事を背負い込んでしまって、責任感に駆られるかもしれません。

  • でもあなたの命を大切にしてください。

  • 企業だってどんどん逃げているんです(事業撤退・事業売却)。ましてや、あなた一人が逃げてならない理由はないでしょう。


自分の生活を安定してやっていけるようにしておこう。


  • リボ払いなんてしている人いないよね。

  • 見栄のためにお金を浪費しないこと。

  • 怪我をしても病気になっても、無収入が半年続いても持ちこたえられる現金を持っておくこと。

  • 確定拠出年金は、自分の金であっても引き出せないので、「自分の金ではない」ようなものだということを忘れるな。



採用する企業の方へ

採用したいと思っている優秀な技術者は、優秀であるほど複数のオファーを持っています。

「俺達が採用してやるんだ」という傲慢な意識で接して何もいいことはありません。

候補者の方も、面接に出ているあなたの側をみて、一緒に働きたいと思える人物かどうか観察しているのだということを忘れないでください。

いっしょに働くであろう同僚がどんな感じなのか、不安を減らすことが大事です。

その会社の社長さんが気に入ってくれたからといって、それは応募者の不安を和らげるものではないのです。

志をもった技術者は、「給料が稼げればいい」という安易な価値観を持っていません。自分の力を思いっきり出していくのに値する仕事かどうかを気にしています。自分の力を受け入れてもらって、仕事が進めやすい組織なのかどうかを気にします。

そのようにして獲得したメンバーは、きっとあなたの会社の力になるはずです。



特許検索で出願者の組織名で、検索してみよう。

特許検索ポータルサイト

そこで、どのような特許を出願しているのか、あるいは出願していないのかによって

その会社を推測することができます。


各種口コミサイトを検索してみるのもある。

最近は、割といろんな会社について口コミが出ている。

長所について書いているのは当てにならないことも多いが、

短所については、あたっている場合が少なくなさそうだ。