自分自身の新たな能力を身につけようとするときに私が推奨する方法はその分野の雑誌を3年読み続けることです。
仕事をし続けるためには、絶えず新しい分野の力を自分のものにし続ける習慣を持ち続けることです。そのために私の場合は、次の目標とした分野の雑誌を、まだその分野を担当の業務としていないうちに読み続けることを習慣としました。
そうすることで、次のことが分かります。
・その分野の常識が何であるのかが分かる。
・その分野で何が新しい動きであるのかが分かる。
・その分野が、今まで自分が得意としてきた分野と共通性を持っているのかどうか。
・自分が能力をつけるための道具立てが、その分野でどういうものがあるのかを知ることができる。
・そのような道具立てが、無料もしくは低価格で提供されていることを知ることができます。
・無料・低価格の道具立ては、個人で必要な力をつけるために重要なポイントです。価格が高すぎる場合には、道具を会社に購入してもらうことは難しいし、購入に成功してもライセンスを維持しし続けることができなくなりやすいものです。
OpenCVのような無料のソフトウェアがあるだけではなく、その分野の商用開発ツールの無料版があったりすることを知ることができます。
その分野で成功するためのポイントは何であるのか、その分野の雑誌を3年読み続けるとわかります。
さらには、その分野について調べていくと、個人で有用な情報を発信している人のサイトにたどり着くことがあります。その人が、商用誌で記事を執筆しているのを見かけることがあります。
無料ソフトウェアの例
追記:
機械学習の場合には、ダウンロードするだけですぐに実行できる環境が用意されているので、とにかくダウンロードして実行してみるというのが、理解を早める上でてっとりばやいといううれしい状況にあります。
SlideShareで最近の研究動向などの記事を読むことで、ここに書いた方法よりも効果的に情報を収集することができます。
新たな分野を担当することになったときは、まずその分野の新しい書籍を買い込んで、その分野の常識を知ることは有意義です。