毎度インストール時に複数のVGやRAIDを構成する方法を忘れているので備忘録。
今回手順を残すにあたり、KVM仮想環境でディスクはシンプロビジョニングで用意、RHEL9.2のインストーラーで実施。
今回は以下の構成
256GB /dev/vda 起動ディスク、OS領域(rootvg)
2TB /dev/vdb データ領域(datavg)
2TB /dev/sda RAID1領域(raidvg)
2TB /dev/sdb RAID1領域(raidvg)
インストールで使用したいディスクを全て選択し「カスタム(C)」を選択、左上の「完了(D)」をクリック。
256GB /dev/vda 起動ディスク、OS領域(rootvg)
手動パーティション設定の画面となる。左下「+」マークをクリック。
先ずは気にせずOS領域に必要なマウントポイントを作っていく。
全てのパーティションが以下のディスク上に作成されるように、各パーティションを選択して「デバイス」を「変更」し、以下のディスクのみ選択されている状態にする。
256GB /dev/vda
LVM領域は「ボリュームグループ」の「変更」から、ディスクの選択が可能。vg名もここで設定する。
2TB /dev/vdb データ領域(datavg)
続いてdata領域に/dataを作成する。サイズは512GiB。同様に左下の「+」をクリックして追加し、その後「ボリュームグループ」のプルダウンから「新規ボリュームグループを作成する...」をクリックし、vdbを選択し、datavgとする。
まだ変更は反映されないため、右下の「設定を更新(U)」をクリックする。
2TB /dev/sdaと/dev/sdbでRAID1領域(raidvg)
最後にRAID1をsdaとsdbで構成し、/raidを作成する。サイズは1TiB。これまでと同様に左下の「+」をクリックして追加し、その後「ボリュームグループ」のプルダウンから「新規ボリュームグループを作成する...」をクリック。
sdaとsdbをCtrlを押しながらクリックして2つ選択した状態にし、vg名を入力。ウィンドウ下部の「RAIDレベル」から「RAID1」を選択し「保存」をクリックする。
変更の反映を忘れないように、右下の「設定を更新(U)」をクリックする。
変更内容を確認して、問題無ければ「変更を許可する(A)」をクリックして、インストールを先に進める。
RHEL5の時代に、「RAID1のミラーリングが完了してからリブートしてね」、と教えられたので、Ctrl+Alt+F2等でコンソールを切り替えて/proc/mdstatをwatchしてミラーリングが完了したことを見届けてからインストーラー画面に戻してリブートしてます。
きっと今も同じ??だと思ってますが、今は待たなくて良いとかあるようでしたら理由とともに教えて頂けると助かります。
実機はHDDなので、ミラーリング完了まで一晩放置したんですよね・・・
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