■ やること
UbuntuにYoctoの開発環境を入れます。
他の機器にYoctoを入れる予定ですが、そもそもYoctoについて知らないことが多いので、
QEMUを使って仮想的なYoctoを実行したいと思います。
■ 試した環境
2020/09/04
Intel® Core™ i5-4570 CPU @ 3.20GHz × 4
メモリ 32GB
Ubuntu 20.04.1 LTS (64bit)
■ 注意点
仮想環境上のUbuntuでは動かない場合があります。
実環境を推奨します。
■やり方
● 環境のインストール
sudo apt‑get install sed wget subversion git‑core coreutils \
unzip texi2html texinfo libsdl1.2‑dev docbook‑utils fop gawk \
python‑pysqlite2 diffstat make gcc build‑essential xsltproc \
g++ desktop‑file‑utils chrpath libgl1‑mesa‑dev libglu1‑mesa‑dev \
autoconf automake groff libtool xterm libxml‑parser‑perl
● pokyをクローン
git clone https://git.yoctoproject.org/git/poky
バージョンを指定する際は・・・・
git checkout -b yocto-3.1 yocto-3.1
● ビルド環境の初期化
source poky/oe-init-build-env
● Yoctoコアのコンパイル
bitbake core-image-minimal
CPU4コアを100%使用してコンパイルします。仮想環境でコンパイルするには厳しすぎると思われます。
コンパイルに2時間かかりました。
● QEMUで起動する
runqemu tmp/deploy/images/qemux86-64/
ターミナルが起動しました。
なるほど、これがYoctoですか。
● ログインしてみる
デフォルトが何か調べてみた。
User: root
Pass: なし
へぇ。
へぇ。
■ 他のコアをコンパイルしてみる。
bitbake core-image-sato
satoはGUI機能を含んだ最小構成(なのかな)なので、コンパイルしてみる。
runqemu tmp/deploy/images/qemux86-64/
コンパイルは・・・1時間・・・・え?
core-image-minimalより、core-image-satoのほうが早いの?なんで??
という事で、Ubuntu上でQEMU使ってYoctoが立ち上がりました。
チャンチャン!
■ まとめ
ひとまず、デフォルトの設定でYoctoをビルド出来、更にそれQEMUでを実行することが出来た。
コンパイル時間を把握することで、何かを修正もしくは変更を行う際に、
どれくらい待てばよいかわかる。
が、何故minimalが遅い(もしくはsotaが早い)のか不明。何が違うんだろう。
さて、とりあえず環境は整った。使い方を学んでいくか。ではでは。