普段お世話になっているエージェントのイベントにも参加したので、その話。
2023/12/16 ランサーズof the イヤー10th Anniversary #loy10th
10x(10倍にする)というテーマ。
本日の勉強会
オープニングトーク
- Lancers LLM Lab
- フリーランスのチームを作って億単位の案件を請ける
- 個人が株式上場する
フリーランスの信用(クレジットや住宅ローンなど)を高めたい、という意向か。
ハイタレント社の時も同じテーマでのお話があったな。
表彰式
表彰者の傾向や受賞背景が聞きたい。
受賞要件とか公開されているんだろうか。
- ライター・講師(ランサーズコミュニティマネージャー): 10年
- ライター: 8年
- 翻訳家・作家・SEOスペシャリスト・英語学習コーチ・講師: 3回目の受賞
- ライター・デザイナー・漫画動画クリエイター: 10年
- Webディレクター・広告運用プランナー。本業から副業へ1年で転身: 7年
- ライター・コミュニティマネージャー・PM:
- 壇上で家族に具体的な言葉として感謝を示したのが非常に好印象!
働き方ラボ、というコミュニティに所属してみるのが良さそうだ。
以下、現地のみのセミナーレビュー
先輩ランサーの実体験に学ぶ
- ランサーの検索順位は?
- プロフィール充実させよう。
- 毎日ログインしよう
- メッセージは即レス(他の人で決まる)
- 案件の獲得について
- とりあえずライターから。
- 初めての案件は頼みにくい?
- 実績ベースの案件(ロゴデザインとか)
単価
- 評価を上げて、合わせて単価を設定
- 独自性
- コンサル(初回相談→本契約的に?)
高単価発注社はあるので、諦めずにやってみるか。
スキルパッケージとは?
- オープンポジションの相談。ジャンル分けを徹底。
- パッケージに実績をつける
- 先行者利益ありそう
質疑
ほとんど聞こえないので断片的に。
- 好き
- 得意
- やりたい事
を名刺に書け!(交換しっかり)
働き方ラボイベントあるよ
単価は「自分の納得感に合わせて」上げよう。案件数<高品質案件。
金持ってるクライアントを探す。
大収入はチーム(会社)でやってる事も。
→働き方ラボ?→自分で発注する。
できない案件は人を繋げ
会社員orフリー討論会
ワークライフバランス
フリーランスでも蓋を開けたら出社を強制されたりコアタイムが決まってたりするので、実質会社員では?と思う事はある。
サラリーマンでも家に帰れない事はザラ。責任の所在は会社に求める事ができる。
フリーだと仕事・キャリアの決めやすさがある。
経済的安定性とリスク
フリーランス目線だと付き合い方の問題と考える。
会社員だとスキルではなく時間を売る。
フリーランスは属するコミュニティが大事。食えるコミュニティを探そう→会社もコミュニティと考える事ができるので同じ。
会社員でも転職できるスキルを持っている事が大事
フリーランスを始める前に貯金をしておこう。半年やれば食えるよ(学生生活と並行可)
キャリア成長と専門スキル
フリーランスは能力があって昇進(単価交渉)ができる。
会社員は能力がなくても昇進できてしまうという(これをメリットと捉えるか、問題と捉えるか)がある。
会社員は仕事をしながら学べるという姿勢が評価されやすい。
→学んだ結果、評価に反映されていない場合は転職してしまえば良い(フリーランス)
→やりがいをどこに見出すか?魅力がなくなった時に在籍して移動or転職/独立の問題
会社員ってどうやって給料上げるの?
- 会社にコミット
- 評価制度の見直しがいる?
- 最悪、転職
フリーランスだと交渉しやすいか。
所感
座れた。
全員働き方ラボの人間。まるで人権(格ゲー用語)だな、と思った。
スラッシュワーカーってなんぞ?PMやってる、まではわかった。
サラリーマンチームがSE職ばかり。えっらい偏ってるの気になる…。
フリーランスも会社員もそんなに変わらなくて、どういう働き方をしたいかだと思う。
多くの場合、フリーランスが不安定という先入観から会社員を選んでいる印象が強い。
ChatGPTでキャッチコピー→ChatGPT「と」キャッチコピー
プロンプトエンジニアリングの話。
翻訳者が入ってるの面白い。
AIでできる事、できない事
- ×自分ができないこと
- ○自分ができるけど面倒なこと
タイトル「キャッチコピー」で考えてみる
- ★自分の提供価値を理解する(順不同)
- ターゲットを理解する
- ターゲットが期待する価値を理解する
- 期待価値と提供価値の一致を示す文言(最後)
図(クリティカルパス)にするとわかりやすい
★が面倒臭い作業として、これを投げる。
実例
- その魅力、掘り下げます
- ”ノーカット”のプロモーション
- 文化のパズルを埋める英語パートナ。
以下、手順だがポイントは「ChatGPTが吐いた言葉を適切に受け止める」「ChatGPTが出すクオリティを上げるより、ポイントを抽出する」という最終的に自分でやるという姿勢が大事。
1. 実際の手順
クライアントの要望が比較的明確なケース。
- ChatGPT:プロフィールのキャッチコピーを考えて→出力が雑。
- ChatGPT:出力から良い場所を抜き出して掘り下げてもらう
- クライアント:出力例からいいものを「理由をつけて」選んでもらう。
- ヒアリングすると「既にある魅力をより引き出す」ことの評価が高いように感じた→「その魅力、掘り下げます」に到達
ChatGPTの恩恵を感じたのは「キャッチコピーの例を出してもらって、方向性を設定しやすくなった。
2. 実際の手順
クライアントの拘りは強いが、言語化できないケース。
- ChatGPT:ディレクションをしたい人が発案したキャッチコピーの問題点を出してもらう→やること色々
- ChatGPT:過去の経験から言語化できないものを書き出したい→断片的に使えるものが出てきた
- クライアント:選んでもらう際にストーリー・物語・見過ごされた価値を主張したい
- 提案:一切を切らない、一本のストーリーをどう表現するか→タイトル
3. 実際の手順
クライアント自身が求めるキャッチコピーを理解していないケース。
- プロンプター:翻訳やカスタマーサービスの英語業務というターゲットからキャッチコピーを聞き出させる。名刺に使いたい
- ChatGPT:項目ごとに質問が飛んでくる。クオリティは期待できないが、ウッカリミスに気付ける。
- ChatGPT:質問に回答し、キャッチコピー例を生成:もうちょい掘り下げたい品質
- クライアント:生成例を見せ「英語をアウトソーシング」「瞬発力」を重視している(傾向をヒアリングして取ってくる)
- ChatGPT:まだ足りず。良いと思ったものをインプットに、もう一回出力させる
- ChatGPT:候補は出たが、今までの内容を自己採点させる。また、その点数をつけた理由も明示する
- クライアント:気に入ったフレーズを抽出し、ポジション(類義語)の表記を調整
ChatGPTが担えるのはプロセスである
このスライドは前でたやつ。が、「ChatGPT」自体も作らないとダメだねっていう話に帰結。
ライティングでChatGPTを使うポイント
SEOライティングからコピーライティング(キャッチコピー)へ。
ペルソナの解像度を上げるためにヒアリング(ChatGPT)。ChatGPTが立てたペルソナに向けてライティング。
やること(0→1)をChatGPTにやらせるのも効果が高い。
自分でできるけど面倒臭い作業をやらせる。(品質が低いことを前提に、とりあえず何かあればいい状態の価値が高い)
なんなら、翻訳だけならDeepLの方がマシなぐらい(イベント当日段階)。ChatGPT(汎用生成AI)よりは専門モデルを持ってる方が品質が高い。
質疑:実際のケースとトラブル
クライアントが言いたい事と期待の共通言語を探す。
ただし、クライアントは提案内容を跳ねる事があるので、跳ねた理由も掘り下げていく。
何度かやって折衷案(筆者の聴講した印象)を見つけていく。
所感
これはプレゼンの妙もあるな。
ChatGPTの成果物は決して品質は高くない、ということを啓蒙してもらうだけでも非常に有意義。
アイキャッチで差をつけるスキルパッケージ(講師:グラフィックデザイナー)
得意なスキルを出品するECのようなサービス。
要件定義・単価交渉を短縮できるのがポイント!
ノンデザイナーでもできます。
ペルソナ
店舗のイラストを見て考えてみよう。
- メニュー
- 価格帯
- 店員さん
先入観(イメージ)で回答。その先入観がいわゆる玄関と言える
作り方
- フレーム:統一感(レイアウトのバランスも含め)
- キーワード:見やすさ
- オリジナル:個性
言うは易し。
基本形の手順
全てのパッケージに統一感を持たせて同じ人が出品しているアピールができる。
- 全てのイラストに外枠(フレーム)を入れる。フレームの色あいも考えよう。
- 全てのイラストに何をするパッケージなのか、キーワードを強調。また、箇条書きをアイコンっぽく。
- 全てのイラストに顔の近くにコメント、遊び心、メッセージを入れていきたい。ただしシンプルレイアウトを維持。
足跡機能を使うため、クリックコンバージョンを取る(物理接客だと「どうぞ」と促す)ように誘導する。
発展系(マンネリ解消)
案件種類ごとにフレームの種類や色を変える。
特にフレームの種類はいろいろなデザインを考えたい(CanvaとかAdobe Express→note見だし画像テンプレート)
→これこそChatGPT4を使いたいよね。
※フレームを変えたら、ここに合わせてキーワードとか箇条書き項目のデザイン、また以降の作業も変更しよう。
【成果物レビュー】作ったパッケージからペルソナを考えてみよう
ペルソナ欄と同じ視点でもう一度見てみる。
Before/Afterで見え方がだいぶ変わったはず。
また、色から受ける印象がある。A-Bテストもしてみよう。
スキルパッケージの使い方
アイキャッチで情報を出そう。3枚まで置ける。
- 料金表
- 納品までの流れ
- レビュー
→SNSマッチングとかで使えそうなテクニック!
自分で作らず、買うのもおすすめ
- 製品が手に入る
- 繋がりができる
- 提案スキルを学べる
協業の可能性を買う、と考えると非常に安い買い物になるはず。
所感
やっぱり働き方ラボの人。ほんとに人権なのでは?と思う。
あるいは、このイベントは全部働き方ラボからか。
要は実績や実務経験をグラフィカルにするってこと?
確かに効果は高そうだ。デザイナーのセミナーだったが、これはエンジニア的にアプローチしてみたい。
問題は素材か。
いらすとや的アプローチでユーザーが広がるのはありそう。
AIイラストレーターも仕事にできるのね。塗りの人かな、フルAIじゃなさそうなのは好印象。
全体所感
リモートワークに力を入れている、という事で広告がITに偏ってるなぁ、と改めて思う。
現状、IT業界以外のフリーランス案件は少なそうだ。
サブセミナーブースがきっつい、テーブル欲しい。
座れたからなんとかやってるけど、メモ取る時間ないだろうな。
運営スタッフになるメリット大きそう。
ランサーズコミュニティ(働き方ラボ)から感じたのは、それぞれが長所を活かせるように仕事を回しあっているという動きだ。
キャッシュフローゲームも一人で勝つより全員で勝つ方がトータルで良くなる傾向が高い、というのを地でやっているように感じた。
収入をうまく回せるぐらいになれば、結果的に自分の仕事の質も高められるので、特にポートフォリオから繋がるのは非常に効果が高い。