対象者
- 転職を考えている方
- 転職の可能性がある方
- フリーランスになりたい方
話さないこと
- 転職を推奨する
- 転職を引き止める
- 転職の是非
転職の考え方は人それぞれ。
今の会社から転職するということ
まず、転職する場合は
- 次の案件が決まってから
- 大幅な報酬アップ
- 超短期的なスキルアップ方針切り替え
- 長期休暇が欲しい
- 無職含む非エンジニア路線
- クレジットカード契約
- 社保の場合、延長/脱退手続き(脱退の場合は国保になる)
- 失業保険(手当)関連の知識
を考えておこう。
残念ながら筆者に知見がないため、非エンジニア路線については詳しく書けないため本稿では扱わないが、項目自体は一部フリーランスエンジニアも含むため、会社員→フリーランスという意味で書ける部分は書いていく。
まずはメリット部分について言及していくが、リスクがある事も認識したい。
大幅な報酬アップ
エンジニア業界あるあるだが、転職した方が給与が上がる事がある。
(※ソースは他業種の転職者からの又聞き情報)他業種だと勤続年数の評価の割合が大きいため、転職自体がリスクである風潮が強いようだ。
が、エンジニア職の場合はシンプルに技術や経験、業種により知名度(SNSフォロワーや有力企業や団体との人脈)でのスカウトがあるので、個人活動だからといって決して侮る事はできない。
転職は失敗する可能性もある。
たとえば急な内定取り消し、または内定辞退を余儀なくされるケース。
また、転職したからといって必ずしも報酬があがるわけでもなく、下がる可能性もある事は認識しておきたい。
超短期的なスキルアップ方針切り替え
自分でその時にやりたい案件に挑戦しやすい
最近、スキルアップ方針について上長と相談する事ができる機会が多くなってきたようだ。
特にSES企業に多い傾向に感じる。
が、企業に依存すると案件ごとになってしまうため、自身で案件を勝ち取ってのスキルアップができるとより早い成長機会を構築する事ができる。
やりたい案件とあなたのスキルセット次第では案件獲得が難しい可能性がある
安定感は企業の営業担当が持ってきた案件の方が良い可能性もあるため、案件を自分で獲得するか社内の営業担当に依頼するかの違いになるだろう。
単純にスキルアップ方針の切り替えが目的である場合、転職するより先に相談してみて、ダメそうなら選択肢に上げてみよう。
長期休暇が欲しい
ほぼ確定で休みを取得できる
次期案件の期間を、たとえば来年4月にしておくなどというケースを想定すると、執筆時点で退職する想定にすると3月まで自由時間が作れる、と考える事ができる。
特に炎上案件を渡り歩く方などは休暇を満足に得られない(土日祝が消えるのは当然として、GWもSWもお盆や年末年始すらない事もある)傾向があり、まとまった休みが欲しくなるのも当然だろう。
特に昨今はライフワークバランスを重視するため、長連勤には長休暇が取得できるべきであるが、実態として案件ごとの稼働になるとなかなかうまく解決できないのが実情であろうか。
休暇中の収支バランスはしっかり管理しよう。また、給与や報酬は企業ごとに支払サイトが異なる事も留意しよう
これは厳密に言うと転職というよりは退職のメリットになるのだが、この問題を一気に解決できるメソッドであることは確かである。
特にやらかしがちなのは支払サイトが違うことで、例えば翌月末翌々月末払いという極端に支払日が遅い会社もあれば、末締め翌数営業日払いという迅速な会社もある。
また、会社によっては報酬の支払いを渋ったり減額されるリスクも考慮すべきである。
その他、注意・留意事項
多くのケースに共通する事項として3ケースを取り上げた。
クレジットカードと保険、失業手当であるが、ケースバイケースでその他重要事項などがあるかもしれない。
若手だとこのタイミングでLINEブロックや着信拒否をする事もあるらしいが、大体の場合連絡は掛かってこないはずだ。
よほど重要事項でもない限り連絡しないのだが、もし連絡があったとしても退職日を過ぎた場合は業務命令については対応する必要はないため安心してほしい。
ただし、社保の保険証などはきちんと返却する事を忘れないようにしよう。