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Githubに画像を上げて自動的にwebpに変換するファイルホスティングサーバーを作る

Last updated at Posted at 2022-01-09

画像ファイルのアップロード先

ソースコード

使い方

リポジトリに画像ファイルを上げる
以上!

ymlでやっていること

  1. webpパッケージをインストール
    1. (今回はUbuntu:latestを使っているのでsudo apt install webp。Macならbrew install webp)
  2. リポジトリ内のファイルを全てチェックして、見つけたファイルをwebpに変換する
    1. この時、webpに変換できなかったファイルは無視する(cwebpコマンドの挙動)
  3. (詳細は後述)webp変換したらpush、変換していないなら何もしない

ソースコードは実際に運用しているスクリプトなので、チェックロジックをバシバシ入れていますが、やっている事は上記の通りです。
エッセンスを抽出するとcwebp "(from)" -o "(to)"の部分。

2022/01/11 追記。もっと簡単で直感的な方法

ymlはコマンドの集まりではなく、一つのshellファイルとみなして考えたほうがよさそうです。
Github Actionsの仕様を考えていましたが、保守性や教育コストを考えるとこちらの方がシンプルでした。

.yml
(中略)
# 説明のため、echoにしたが実際は処理がいっぱい
- name: sample
  run: echo 0  >file2webp.log

# webp変換した場合(結果が0以外)のみ処理する
- name: Commit files
  run: |
    if [ $(tail -n 1 file2webp.log) -ne 0 ]
    then
      rm file2webp.log  # 先にログファイルを消さないと、ログファイルもpushしてしまう
      git config --global user.email "${{ secrets.EMAIL }}"
      git config --global user.name "${{ secrets.USER ​}}"
      ​git add -A
      ​git commit -m "[Update]converted webp by Github Actions"
      ​git pull
      ​git push
      ​echo "[COMPLETE] convert to webp."
    ​else
      ​echo "[SKIP] No convert."
    ​fi

これなら、GithubActionsを知らなくてもif文で処理できます。
GithubActionsで変数を持たせると制御が分かりにくいので、今回のようにファイルに書き出して捨てた方が直感的でした。

(非推奨)webp変換判定をGithubActionに渡す

まず、これがとんでもなく難しかったです。
まずshellの実行結果を受け取る必要がありますが、

  • shellファイルは戻り値を持たない(実行結果は受け取れる)  → 0で正常終了、0以外で異常終了。ただし255件を超えると予期せぬ挙動が起こる可能性がある
  • 出力を実行結果にする方法がある → 他の出力が欲しいので使えない

という、強烈な問題があります。

次に、shellの結果を受け取れたとしても、Github Actionsで条件判定する方法とはまた別の話なので、これらを解決する方法が必要になりました。

shellの結果を受け取る

急遽、shellスクリプト側に件数を出力する処理を追加しました。
GithubActionsのログに表示をさせたいのと、255件を超える数値を条件処理に使いたいのでどちらも満たせるのがteeコマンドです。
シンプルに0であればfalse、0以外であればtrueにして渡す方法もありましたが、shell側に責任を持たせるのは違うので、せめて意味のあるものとしてwebp変換した数を出力させるぐらいはやらせる事にしました。
shell側ができる精一杯の譲歩です。

Github Actionsで条件処理

ほぼこちらを参考にしました。
デバッグの方法を書いてもらっていたのがとても助かりました。

debug.yml
- name: output step context
  run: echo $CONTEXT
  env:
    CONTEXT: ${{ toJSON(steps.check_something) }}

この時の条件処理で欲しいのは「webp変換をしたファイルがあるのかどうか」だけなので、teeで作ったファイルをtail -n 1で取得すれば件数だけ取れるので、あとはtrue(success)=0 / false(failure)=0以外で取得すれば良いです。
従って、

convert_webp.yml
steps:
# (中略)
  # webpに変換したファイル数を取得(残念ながら仕様のため変換0でtrue / 変換したら1以上になりfalse)
  # 0/1〜を出力しているのはcurlしたスクリプトの最終出力で件数を表示している
  - name: result check
    id: result
    run: tail -n 1 file2webp.log
    continue-on-error: true
# (中略)
# webp変換した場合のみ処理する
  - name: Commit files
    if: steps.check_something.outcome == 'failure'
    run: ...

上記の方法で取得できます。
後は生成したファイルのrawを取ったり、ダウンロードをすれば良いです。1

リポジトリの軽量化について

ここまでにリポジトリに画像を上げたらwebpに変換してくれる上、ファイルホスティングもしてくれるWebサーバーが手軽に作れます。
もし元ファイルが不要なら、

git pull
git filter-branch --tree-filter "rm -fr ${元ファイルのpath}" HEAD
git reflog expire --expire=now --all
git gc --aggressive --prune=now
git push -f

を実施すると、元ファイルも履歴から削除できて多少軽量化できます。

注釈

  1. 【作成したwebpファイルをダウンロードする】WEBP変換ツールとかがあるので、こちらを使った方が楽です。

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