何を言っているのか?
と思われた方、、、すいません。これから説明するので是非最後まで読んでいただけますと幸いです。
2017年頃から言い続けていて、出版した書籍の「おわりに」に書くほどマジなのです。
結局どういうこと?
私の志はシステム障害対応に限らず
「緊急時に助け合う文化へ変える」
です。
この後、記載があるのですが、システム障害対応、救急医療等の緊急時に「もっと助け合えれば良い世界になる」と思っていて、そのためには「ノーベル平和賞を取る」ぐらいのインパクトが必要だと思ったためです。
少し長くなりますが、是非最後まで御覧ください。
大学・大学院時代
私は大学・大学院時代、地震防災の研究室に所属していました。宮城県沖で地震が発生したり、スマトラ沖の地震が起きたり、、、そんな時期でした。
そして、私が卒業する直前2011年3月11日に東日本大震災が起きました。
テレビで見る津波の光景は映画のようで、津波で流されてあたり一面本当に何もない世界を見て、衝撃を受けたのを覚えています。
その中で、私が感動したのはボランティアによる助け合いでした。
何もない地域に、全国からボランティアで人が集まる。私には理解できず、その光景に感動したことを覚えています。
社会人時代(入社~5年目)
私は某SIreに入社して、金融システムの開発・保守・運用を担当しました。
最初は寮に入っていましたが会社まで1時間30分ぐらいかかっていたので、1年目の12月ごろに会社の事務所の隣のアパート?マンション?に引っ越しました。
家が近いこともあり、私自身が望んだことではあり、システムで障害が発生すると駆けつけて対処をしていて、どんどんスキルが上がっていきました。
あるときニュースやtwitterで騒がれるほどの大障害が発生しました。
現場は大混乱で私も障害対応に当たったのですが、その時にお客様からかなり怒られた記憶があります。
確かに私たちがシステム障害が起こしたのが悪いのですが、
「エンドユーザーを向いて一緒に助け合いながら復旧をしたい」
と思いました。
ただ、私自身もまだまだ未熟で、世の中で大きなシステム障害が起きると「うちの会社か・・・?」とか「うちの会社が原因じゃなくてよかった・・・」と思ってしまっています。
エンドユーザーからしたらそんなの全く関係ないのに、
「私自身も世の中のシステム障害に対して助けられていないな」
「自然災害の時はあんなに助け合えたのに、なぜ助け合えないんだろう」
と思いました。
社会人時代(6年目~11年目)
そんな思いを胸に事業部内の保守運用の改善を進めるチームに異動をしました。
はじめは「助け合う」なんて崇高なことはできず、システムアラートをうまく管理できるようにしたり、お客様への連絡をスムーズにしたり、業務効率化をしたり、、、
保守運用に関することは一通りやって来たのかなと思っています。
その中でも特に、システム障害対応の改善のためのツールが社内の他事業部からの好評で、サービス化をして社内展開を始め、無事社内では広がってきて、2022年度中には社外販売をするために準備を進めています。
まだ道半ばですが、このサービス広がっていけば、「助け合う」ことができるようになる仕掛けをしていこうと思っています。
このサービスのビジョンが
「エンドユーザーがシステムインシデントで困らない世界へ変える」
です。
その手段として「緊急時に助け合う文化」が必要だと思っています。
これは最初はシステム障害を対象にしていますが、救急医療とか、火事の消防とか、緊急時の飛行機コックピットとかに広げていきたいなと思っています。
ノーベル平和賞?
そんなこんなで、じゃぁなんでノーベル平和賞なの?という話です。
技術が進むと人を殺めるという歴史が繰り返されており、
今後システムは人を殺める時代が来ると思っています。
先日トヨタ関連の工場がサイバー攻撃にあい、工場が止まりました。
もちろん工場が止まるのは大変でしたが、今後時代が進めば工場が止まるぐらいで済まなくなるだろうと思っています。
たとえば、近い将来自動運転が完全に達成すると言われており、そのシステムが攻撃されシステム障害が起きると、過去に類を見ない交通事故が起きて、多くの方が亡くなるのではないかと思っています。
サイバー攻撃とかシステム障害には1企業が世界と戦うのは厳しい時代がすぐそこまで来ています。
みんなで助け合ってシステム障害に立ち向かう
そんなことを目指してこのブログも書いています。
ただ、「緊急時に助け合う文化」を作るのはかなり難しいように思っています。自然災害のように「誰に責任があるかわからないもの」は助け合えるのですが、「誰かに責任がある」と明確になると急にみんな助け合えなくなって、それって文化で簡単には変わらないんだろうなぁって思っています。
そのために、私が2046年に「システム兵器防止キャンペーン」でノーベル平和賞を取り「緊急時は助け合う文化」を作ろう!とスピーチをして、世界を平和へ1歩近づけたいと考えています。
ここまで長文を読んでいただきありがとうございました!