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第2章 データ仮想化環境の構築 (Denodo Express インストール手順)

Last updated at Posted at 2023-02-10

目次

1. はじめに
2. Denodo Expressとは
3. インストール準備
4. Denodoインストール
5. インストール後のログイン確認
6. おわりに
7. 記事作成について

参考URL

1 はじめに

本記事はデータ仮想化製品Denodoについて紹介する連載記事となっております。
予定されている記事については第1章 今後公開予定の記事についてをご参照ください。

前回の記事

2 Denodo Expressとは

前回の記事に記載している通り、Denodoとは別々の場所にある複数のデータソースやフォーマットが違うデータを、 1つの仮想的なデータソースに集約してデータを統合する、「データ仮想化」を実現する製品です。

個人や小規模のコミュニティでの利用、学習時の利用を想定した無償版のエディションがDenodo Expressです。今回はこちらの製品を使用してWindows上にデータ仮想化環境を構築していきます。なお、Denodo ExpressはLinux上に構築することも可能です。
Denodo Expressの制限事項としてはユーザ追加ができない、カスタムラッパーを追加できないなどがありますがCSVファイルソースを使用することやDBサーバにODBC接続してデータソースとするなど基本的な機能は制限されずに使用することが可能です。ただし、1章で記載したSolution ManagerについてはDenodo Expressでは使用できません。制限事項の詳細については以下のDenodoの公式ドキュメントを参照ください。
Denodo Expressの制限事項

3 インストール準備

下記サイトにアクセスし、無料ダウンロードをクリックします。

Denodo Expressダウンロードサイト

0-1.png


SIGN INをクリックし、Denodoのアカウントのユーザ名とパスワードを入力します。

※Denodoのアカウントを持っていない場合、下記画面で「REGISTER」をクリックし、アカウントを作成する。

0-2.png

「STEP 1. Denodo Express Installers」の「Windows 64 bits」をクリックし、インストーラーをダウンロードします。

1.png

「STEP 2. Denodo Express Licenses」の「DOWNLOAD」をクリックし、DenodoExpressのライセンスをダウンロードします。

2.png

4 Denodoインストール

作業前提:管理者アカウントでログインしていること。

エクスプローラー画面からダウンロードしたインストーラーを右クリックし、「プログラムから開く」をクリックし、「エクスプローラー」から開きます。

3.png

「install.exe」をダブルクリック。

ユーザーアカウント制御で「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら、「はい」をクリック。

4.png

この画面が表示されたら「Next」をクリック。

5.png

この画面に遷移します。

6.png

「I accept the terms of this license agreement.」にチェックを入れ、「Next」をクリック。

7.png

インストール方法をデフォルトかカスタムかを選択します。今回はDefault Installationでインストールをします。
Custom Installationを選択すると、Denodo Platformが使用するポート設定の変更などができます。
Installation pathは以下の画像のようにデフォルトで設定されます。Denodoをインストールするフォルダを変更したい場合は、「Browse...」をクリックし変更してください。

8.png

License file locationの「 Browse…」をクリックし、ダウンロードしたライセンスを選択します。
「Next」をクリック。

9.png

この画面に遷移します。

10.png

「Virtual DataPort」「ITPilot」「Scheduler」にチェックを入れ、Nextをクリック。

11.png

※「Virtual DataPort」「ITPilot」「Scheduler」のツリーを展開するとWeb Design StudioやData Catalogなど概要で説明させていただいたモジュールのインストールがされます。必要なモジュールだけインストールする際には選択してインストールすることも可能です。
今回ではすべてのモジュールをインストールします。
image.png
「Next」をクリック。

12.png

「Next」をクリック。
(「Acrobat Professional installation directory」と「Open Office installation directory」は空欄でOK)

13.png

「Next」をクリック。
(「License Manager host:」は空欄でOK)

14.png

「Next」をクリック。

15.png

「Pack installation progress」が「Configure」になるのを待つ。

16.png

「Pack installation progress」が「Configure」になり、しばらくするとDenodoのアップデート画面が表示されるので、「Ok」をクリック。

17.png

アップデートが始まるので完了するまで待つ。

18.png

Updateが完了すると「Pack installation progress」が「Finished」になるので、「Next」をクリック。

19.png

「Create shortcut on the desktop」にチェックを入れ、「Next」をクリック。

20.png

「Done」をクリック。

21.png

5 インストール後のログイン確認

デスクトップアイコン「Denodo Platform 8.0」をダブルクリック。

22.png

「Virtual DataPort Server」をクリック。

23.png

Denodo Platform Control Centerで、「Virtual DataPort Server」と「Data Catalog」の「Start」をクリック。

24.png

青文字になっている「Data Catalog」をクリック。

25.png

ブラウザが立ち上がり下の画面になったら、ユーザ、パスワード両方に「admin」と入力し、「Sign in」をクリック。

26.png

ログインできることを確認します。

27.png
「Data Catalog」にログインできることが確認できました。

続いて「Web Design Studio」を起動します。
「Web Design Studio」の「Start」をクリック。
25.png

Runningの表示が出た後、青文字になっている「Web Design Studio」をクリック。
28.PNG
ブラウザが立ち上がり画面遷移したらユーザ、パスワード両方に「admin」と入力し、「Sign in」をクリック。
29.PNG
ログインできることを確認します。
30.PNG
Data Catalog とDesign Studioの概要については第1章の5 Denoodo概要を参照ください。

6 おわりに

Denodo Expressでの構築は比較的簡単であるため、手軽にデータ仮想化を始めるのに向いています。
次回の記事ではビューの設定について説明させていただく予定です。
今回構築したDenodo Expressの環境を使用して

  • Design Studioの画面で仮想DBを作る
  • CSVファイルやExcelファイルのデータを用意して取り込み
  • ビュー同士のデータの連携をSQLを意識することなくGUIで操作してビューを作成する
    といった使用方法についてご紹介する予定です。
    今回構築したDenodoの「Design Studio」の上で操作していただいて、新しい概念の製品を試していただければ幸いです。

7 記事作成について

今回の記事は株式会社FBS(https://f-b-s.jp/)
多留勇介さん、川上修平さんのご協力のもと作成いたしました。
ありがとうございました。

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