はじめに
下図の通り、OCIではBlock Volumeのバックアップを同一リージョンだけでなく、
他のリージョンにもリモートコピーする機能があります
今回はこちらの動作を確認します
バックアップポリシー作成
まずはバックアップポリシーをカスタムで作成します
"バックアップポリシーの作成"をクリック
クロスリージョンコピー有効化のチェックボックスがあるのでチェック
"バックアップポリシーの作成"をクリック
注意事項が出てきます
クロスリージョンの相手は予め決まっているようですね
Londonの場合、Frankfurtです
"作成"をクリック
作成後、こちらのページになります
スケジュールを加えます
"スケジュールの追加"をクリック
時間の選択肢は下記の通り
下記値で作成(追加)
下図の通りできました
boot volumeへバックアップポリシーを適用
今回は、既存のインスタンス(boot volume)に対してバックアップポリシ―を適用します
以下がboot volumeの画面です
"編集"をクリック
バックアップポリシ―の中に、先ほど作成したポリシーが表示されます
選択します
注意事項が表示されます
適用すると、London->Frankfurtへのクロスリージョンコピーが有効となり、
両リージョンのストレージ料金、ネットワーク料金がかかります、とのこと
"CONFIRM"して"変更の保存"をクリック
設定完了です
バックアップが出来るまで数日寝かせます
・・・
・・
・
動作確認
二日ほど経ちました
バックアップが出来上がっているか見てみましょう
おお、出来上がってる
ソース・タイプも"スケジュール済"となっていますし、
作成日としても間違いなさそうですね
(ちなみに図中の"test"は手動で作成したもので、関係はありません)
バックアップの詳細はこんな感じ
果たして、別リージョンにもコピーされているのでしょうか
リージョンをFrankfurtに切り替えて、ブート・ボリューム・バックアップを見てみましょう
コピーされてますね
"test"はクロスリージョンコピーしてないので在りません
補足、OCIの裏側
- boot volumeはOCIアーキテクトとしてはblock volumeで作られています。その為、boot volumeの特徴/機能はblock volumeとほぼ同一です
- block volume/boot volumeのバックアップはOCIアーキテクトとしてはobject storageに保管されます。但し、OCIの通常のobject storageのコンソールページを見てもバックアップはありません。何故ならば、仕組みこそobject storageを使用しているものの、通常サービスのobject storageとは別物扱いとなるからです。
ありがとうございました