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Arxiv論文の自動収集ツール作ってみた

Last updated at Posted at 2023-06-04

はじめに

以前論文検索アプリケーションの開発と解説記事を作成したのですが、そこでArxiv APIそのものがとても有用であることに気付きました。そこでArxiv APIを用いた、論文自動収集アプリケーション(CUI)の開発について簡単にまとめます。

github:https://github.com/nomnomnonono/Arxiv-Downloader

方針

  • Arxiv APIを用いることで論文情報を簡単に取得できるが、Arxivには数え切れない量の論文が投稿されているため、その全てを取得しようとするのは非効率
    • そこで検索クエリを工夫して、論文タイトルに含まれるキーワードやカテゴリを指定することで、自身が欲しい論文に絞って収集することを考える
  • 前回収集時の時刻を保存しておくことで、次回実行時に前回実行時からの差分のみを取得する
  • configファイルで検索クエリ等の各種設定を用意することで、論文カテゴリ(Segmentation, GAN, etc.)ごとの収集を別で実行できる

実装

後で書きます。

使い方

まずconfigファイルの例を以下に記載します。

base_dir: data  # データ保存先のベースとなるディレクトリ名
before: '20230525215921'  # 前回収集時刻
download_pdf: false  # pdfの保存をするか否か(とても時間がかかる)
max_results: 1000  # 最大取得件数(基本的にはかなり大きくする)
query: 'ti: fairness AND (cat:cs.LG OR cat:cs.AI OR cat:cs.CV)'  # 検索クエリ
tag: fairness  # configファイルを識別する一意なタグ

実行結果は以下のようなディレクトリ構造で保存されます。

base_dir
  ├ {tag}.csv
  └ tag
     ├ a.pdf
     ├ b.pdf
     ...

プログラム実行後にはconfigファイルのbefore (前回収集時刻) が自動で更新されるようになっています。

ユーザが実際に任意に変更するquery (検索クエリ) について簡単に説明します。(詳細な情報はこちらをご覧ください)
例のconfigファイルでは、タイトルにfairnesssが含まれている

ti: fairness

かつ
Arxivで定義されているカテゴリがcs.LG, cs.AI, cd.CVのいずれか

cat:cs.LG OR cat:cs.AI OR cat:cs.CV

であるような論文を取得するように設定しています。

他にも著者や投稿日時等を用いて検索を行えるので、自身にあった使い方をしていただければと思います。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございます!
簡単なアプリケーションのため解説も丁寧ではないのですが、是非ご活用していただければと思います:bow:

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