はじめに
DJI Mobile SDK V4を使ってAndroidアプリを作ろうと思っても、SDKのバージョンは更新されているのに、公式のチュートリアルは更新されない。APIのドキュメントを見てもよくわからない。
そんな状態で研究を行ってきて得た様々な機能の実装方法について、ここに残していこうと思います。
Mobile SDKとは
Mobile SDKとはDJI社から提供されているSDKであり、今回まとめるV4は最新版ではありません。
最新版はV5となっており(2023年5月現在)、SDKのバージョンによって使用できるドローンの種類が違うため、注意が必要です。
V4が対応しているドローンの種類の一覧は以下から確認できます。
DJI Mobile SDK V4が対応している機種一覧
開発準備
DJI Mobile SDK V4を使ってアプリ開発を行うにあたり行わないといけないことがあります。
DJI Developerへの登録
DJIのドローン向けのアプリを開発するためには、DJIのアカウントを作成し、アプリ開発者として登録する必要があります。
DJI Developer
アプリの登録とApp Keyの発行
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DJI developerからログイン
DJI Developerへアクセスし、ログインする。
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アプリ情報を登録し、メール認証
App Type:Mobile SDKを使うアプリのため、Mobile SDKを選択。
App Name:作成するアプリの名前を入力。
Software Platform:Androidアプリの開発のため、Androidを選択。
Package Name:作成するアプリのパッケージ名を記入。AndroidManifestやbuild.gradleに書いてあります。
Category:作成するアプリのカテゴリーを選択。自分の場合は該当するものがなかったのでOtherにしています。
Description:作成するアプリの説明を入力。
上記を埋めてCREATEをクリックすると、登録してあるメールアドレスに認証メールが届きます。
そこから認証をすることで、画像のようにアプリが表示されます。
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登録情報の確認
登録したアプリをクリックすると、登録情報が確認できます。
その中でApp Keyをアプリ開発に使用します。
以上がアプリ開発を行う上での準備となります。
投稿記事一覧
順次Qiitaに記事を投稿していきます。
投稿次第更新し、リンクを載せていきます。
以下今後記事で解説予定の機能
* ドローンの位置情報取得機能
* Waypoint Mission(Google mapから地点を選択し、選択された順番に自動飛行する)
* Timeline Mission(自動飛行する機能、Waypoint Missionよりも複雑な自動飛行が可能)
2024年5月9日追記
SDK自体が古く対象機体も生産終了が多い&研究終了のため記事にはしません。
まとめ
DJIドローン向けにアプリ開発を行うために必要な準備と今回解説するSDKについて説明しました。
これから様々な機能について私が知っていることをまとめていこうと思います。